<講演内容 抜粋>
- 転職前提、主語は「自分」。Z世代のキャリア観
冒頭、ワンキャリア小林氏からは口コミから見る24卒学生の就活観についてお話しいただきました。
Z世代の就活を考えるに当たって重要なポイントは「キャリア観の変化」、「SNSからの情報収集」の2つ。特に「キャリア感の変化」について、同社の調査によると、全体の半数以上の学生が転職を前提に就活をしており、企業や組織を頼りにするのではなく、個人のキャリアを重視しているのが特徴だといいます。(株式会社ワンキャリア 2022年2月「就活生のホンネ調査」より)
2024年卒業予定(2024年新卒入社予定)の学生に『企業選びで重視すること』を聞いた調査では、「自分のなりたい職」が最も多く、続いて「企業の雰囲気が良い」や「企業の安定性」といった企業に関する項目が続きました。一方で、2025年卒業予定の学生では、「給与が高い」が最多となり、続いて「自分のなりたい職」や「自分の成長が期待できる」というように、個人のキャリアをより重視する傾向が見られたと解説いただきました。
- インサイトを掴むのが難しいZ世代、データ活用で効果的な打ち手を。
揚羽の下田からは、2024年卒業予定の学生に対し実施したインタビュー調査の結果をご紹介しました。企業から内定をもらった後のフォローに関しては、同期になりうる他の内定者との交流や、人事やメンターからのフォローが安心感につながるという声が多数ありました。
また、某コンサルティング企業でのZ世代への定量調査と採用ブランディングの事例も解説。学生が某社に抱くブランドイメージを調査したところ、「仕事の魅力」である「大きな裁量権がある」「前例のないことに取り組める」「飽きの来ない奥深さがある」という項目が低い結果に。某社では伝えていたはずの魅力が、学生には伝わっていないことが調査からわかり、学生が「ルーティンワークが多い企業」や「新しい取り組みが少ない」と感じていると仮説を立て、打ち手を検討したことを紹介しました。
インサイトを掴むのが難しいZ世代ですが、上記のような調査データを活用することで仮説の精度を上げる事ができ、結果として効果的な打ち手につながるといえます。また、採用のオンライン化が進んだ今、内定者に向けて現場社員がメンターとして定期的に面談を実施したり、内定者同士が協力して何かを制作するような交流イベントを設けたり、丁寧にフォローを行うことも重要です。
揚羽の提供する企業の採用ブランディング効果測定サービス「BiZMiL SURVEY(ビズミルサーベイ)」(https://www.ageha.tv/bizmil-survey/)では、学生の本音を探り、人事と学生のギャップを可視化することが可能です。毎年、独自に学生への企業ブランドイメージ調査も行っておりますので、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
〈アーカイブ配信のご案内〉
お申込いただいた方限定で本セミナーの録画映像をご視聴いただけます。以下よりお申込くださいませ。
https://go.ageha.tv/l/843513/2022-12-27/pmgkq1
■ 会社概要
商号:株式会社揚羽
代表者:代表取締役社長 湊剛宏
所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀2丁目12-7 ユニデンビル3F
設立:2001年8月
事業内容:ブランディング支援全般
支援領域:コーポレートブランディング
パーパスブランディング
サステナブルブランディング
採用ブランディング
インナーブランディング
アウターブランディング
製品・サービスブランディング 等
ブランディングにおけるコンサルテーション、クリエイティブ、ソリューションまで一気通貫できるパートナーとしてご支援をしてまいります
資本金:1,000万円
URL:https://www.ageha.tv/