【世界を変える28のコアサービスを策定・発表】第22弾 複数ベンチャーと連携し課題解決のための事業を創る「ディープテック形成サービス」

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株式会社リバネスは、創業以来「科学技術の発展と地球貢献を実現する」を理念として掲げ、「サイエンスをわかりやすく伝える」をコアコンピタンスに教育・人材・研究・創業に関わるさまざまな課題の解決を事業として進めてまいりました。

 この度、リバネスの全プロジェクトを推進する7つの開発事業部が展開する事業を元に、世界を変える28のコアサービスを策定しましたので、順次公表いたします。

第22弾である「ディープテック形成サービス」は、異なる強みを持つ研究開発型ベンチャー企業との連携により課題解決に向けた新しい事業を創るために必要な、技術探索、ベンチャー紹介、連携仮説構築、交渉等の支援を、事業会社向けに行います。

複雑な課題を、技術の組み合わせで解決するディープテック形成サービス
 脱炭素や海ゴミ削減、生物多様性の増進、健康社会の実現、様々な産業セクターの軽労化や自動化など、様々なスケールで課題解決が求められる場面が数多くあります。ただそれらの課題の多くは複雑で難しいものだからこそ未解決のまま残されており、単一技術、単一サービスのみで解決可能なものではありません。これらを解決に導くためには、先端技術から枯れた技術までを実装可能な形で組み合わせ、統合していくことが必要となります。

 リバネスでは課題の解決を通じて地球貢献を実現するために、複雑な課題に対して抽象的なアプローチをつくるのではなく、「個別の未解決課題(=ディープイシュー)」を具体的に捉えて、その解決のために科学技術の集合体(=ディープテック)を創ることが必要だと考えています。

 そこでディープテック形成サービスは、リバネスが蓄積してきた国内・海外合わせて3000を超える研究開発型ベンチャーの課題観をもとに、彼ら自身の技術やパートナー企業のアセット、研究者の専門知識等を組み合わせて実装することで、課題解決のための新しい事業を創出します。

<サービスの基本設計>

  1. 課題解決の方向性設計

    • 個別の未解決課題(ディープイシュー)の中からビジョン、コアコンピタンスとの関わりがあるものを抽出し、解決に向けたパートナー企業の関わり方を整理
  2. 研究開発型ベンチャーとの連携構築

    • 近しいビジョンや、課題に対する解決に繋がりうる技術を持つ複数のベンチャー企業や研究者と議論し、連携可能性を模索
    • 連携を前提とした事業仮説を設計
    • 事業の可能性を検証するためのPoC、マイルストーンを設計
    • 短期、中期、長期の連携に関する具体的な議論を行い、共同開発契約の交渉を行う
  3. PoCのプロジェクトマネジメント

    • ゴールや検証項目の設計、評価手法の立案等の支援
    • パートナー企業、ベンチャー企業、研究者等の間の議論のファシリテーション
  4. サービス・製品化の支援

    • 必要に応じて製品の量産開発やサービス化実装を支援

本サービスを実施するにあたってのリバネスの強み
 リバネスでは国内および東南アジア6カ国で研究開発型ベンチャー企業の発掘と事業創出まで幅広い取り組みを行っており、その中で様々な業種の事業会社、研究機関、ベンチャー企業、政府・自治体等とのネットワークを構築してきました。また国内外においてリバネス研究費等を通じて産業界との接点をつくり、自らの研究を社会の価値に還元しようという意志を持つ数多くの若手研究者との繋がりを作り続けています。これらの活動を通じて関係性を構築してきた研究開発型ベンチャーは国内外あわせて3000を超え、様々な専門性を持つ若手研究者も3000名以上をネットワークしています。

 また、リバネスのスタッフは全員が博士号・修士号を持つ研究者で構成されており、ベンチャー、研究者と技術に関する深いコミュニケーションを取りながら信頼関係を構築しています。

 本サービスではこれらのリバネスの特徴を活かし、課題解決に向けたビジョンの共有というレベルから個別技術の組み合わせに至るまで、包括的な連携体制を構築します。

本サービスの対象
 本サービスは、世の中の課題の解決に繋がる新たな事業を生み出していこうと考える事業会社企業等を対象に提供しています。

<これまでの事例>
「これ以上、海にごみを出さない」経済システムを構築するプロジェクト・イッカク
https://ikkaku.lne.st/

 プロジェクト・イッカクでは、増え続ける海ごみという課題に対し、持続可能な「ビジネスシステムの実装」を⽬指しました。海ごみの削減に資するビジネス構築に資する要素技術を持ったベンチャー企業、研究者、中小企業、大企業を募り、ワークショップを通じて組み合わせによる事業開発テーマを持つチームを形成。3年間の伴走の後、8つのサービスを開発しました。

創業開発事業部とは
 株式会社リバネスの創業開発事業部は、「新しい業を創る仕組みを開発し、深く浸透させる」をミッションとして、様々な機関が創業を実現するための仕組みづくりに注力しています。

 そのひとつとして、科学技術を基盤とした事業を起こすアントレプレナーを増やし、課題解決に繋がる事業を生み出していくための取り組みとしてテックプランターを開催しています。またこのプラットフォームから生まれたベンチャーの技術や事業を他のベンチャー、研究者、事業会社と組み合わせ、ディープイシューの解決に向かうプロジェクトを創出しています。
創業開発事業部:https://lne.st/about/division/fd/

お問い合わせ
株式会社リバネス 創業開発事業部(担当:西山・小玉)
03-5227-4198
info@Lne.st

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