今年度は、佐伯加寿美さん(埼玉県)のレポート「何歳になってもドアは叩け」が、「第6回 日本女性学習財団 未来大賞」に決定しました!
「日本女性学習財団 未来大賞」は、「出発・再出発」をテーマに、男女共同参画、多様な人々が生きやすい社会の実現に向けて、次への一歩を踏みだしたい/踏みだした人(支援する人・グループを含む)の思いやその過程をまとめたレポートを募集するものです。第6回の今年度は、全国から19篇の応募がありました。
厳正な選考の結果、佐伯加寿美さん(埼玉県)のレポート「何歳になってもドアは叩け」が大賞に選ばれました。
■「第6回 日本女性学習財団 未来大賞」全体講評
https://www.jawe2011.jp/nii_awards/data/2022_overall_review.pdf
受賞レポート全文は、当財団が発行している、月刊『We learn』2023年3月号(3月1日発行)に掲載します。
月刊『We learn』詳細ページ: https://www.jawe2011.jp/welearn
また、「第6回 日本女性学習財団 未来大賞」贈呈式を、2023年1月27日(金)10:30ー12:00にオンライン(Zoom)にて行います。取材をご検討くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
*取材をご希望の際は、メール( jawe@nifty.com )にてご一報ください。
◆「第6回 日本女性学習財団 未来大賞」受賞レポート
「何歳になってもドアは叩け」佐伯加寿美さん(埼玉県)
〔要旨〕
スポーツ大会の会場に託児施設の設置を提案したところ、「三つ子の魂百まで、小さい子を預けることに反対」や「子どもが大きくなるまで我慢」という女性理事の反対を受けて、男女共同参画を学ぶ。ところが講師の一言で、自分が「いい母・いい妻」の呪縛にかかっていることに初めて気づき呪縛から解かれることができる。これが転機となり専業主婦から新しい職との出合い、離婚、転職。そして2018年5月に成立した政治分野における男女共同参画推進法に背中をおされて、議員に立候補する。男性的な選挙の仕方、選挙活動中のハラスメント等女性が出馬しにくい環境がある。女性議員の必要性、多様な方の政治参画、仕事がしやすい環境の整備は重要な課題だ。還暦での再出発。私はこれからも市民一人ひとりの声を拾い、声を届け、そして「助けて」が言える社会を築いていきたい。そして何歳になっても門を叩き、次なるドアを開けていきたい。