マレーシア政府系の社会保障機構(SOCSO)が、東南アジア最大の医療複合施設「国立神経ロボット・サイバニクスセンター」の建設を発表

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6月11日にマレーシアPerak州Ipohにて、CYBERDYNE株式会社(以下、「当社」)の事業提携パートナーであるマレーシア政府系の従業員社会保証機構 (Social Security Organization以下、※「SOCSO」)が、東南アジア最大の医療複合施設「国立神経ロボット・サイバニクスセンター(National Neuro-Robotic and Cybernics Centre)」の起工式を開催し、センターの概要を発表しましたので、お知らせいたします。

国立神経ロボット・サイバニクスセンターの概要

今回の起工式で建設が発表された国立神経ロボット・サイバニクスセンターは、マレーシア北部のPerak州Ipohの新しいエリアとして整備されているBandar Meru Rayaに建設されます。新センターは37ヘクタール(東京ドーム約8個分に相当)になる見込みで、同時に700名ほどの患者が一定期間包括的な治療を受けることが可能となり、SOCSOが運営する東南アジア最大の医療複合施設となります。竣工は2024年の年末頃の予定です。

国立神経ロボット・サイバニクスセンター 完成イメージ国立神経ロボット・サイバニクスセンター 完成イメージ

マレーシア人的資源大臣等の当社訪問
この度の起工式に先立ち、本プロジェクトを主導するマレーシア人的資源省Datuk Seri M. Saravanan大臣とSOCSOのTan Sri Datuk Dr. Hj. Mohamed Haniffa Bin Hj Abdullah議長、マレーシア人的資源開発基金のDatuk Jamil Bin Salleh議長などが、2022年5月に当社を訪問し、国立神経ロボット・サイバニクスセンターの概要並びに今後のサイバニクス治療の拡大について協議しました。

当社視察時の様子 (2022年5月)当社視察時の様子 (2022年5月)

マレーシアにおけるサイバニクス治療拡大
マレーシアではSOCSOが提供する公的従業員社会保障制度により、SOCSO被保険者に対するHALによるサイバニクス治療が拡大を続けており、同国内の10施設で92台のHALが稼働しています(2022年5月末時点)。

当社は引き続きマレーシア政府やSOCSOなどとの密接な連携を通じて、医療用HALをはじめとする各種サイバニクス技術の社会実装を進めることで、社会や職場への復帰にも貢献するエコシステムを構築し、全ての人が健康で豊かな暮らしを享受できる健康長寿社会を目指してまいります。

左: 起工式開会の様子        右:センター名称の発表左: 起工式開会の様子        右:センター名称の発表

 

左: 起工式の様子            右:マレーシア人的資源省Dato Seri Saravanan大臣のスピーチ左: 起工式の様子          右:マレーシア人的資源省Dato Seri Saravanan大臣のスピーチ

※SOCSO(従業員社会保障機構):

SOCSOには、障害年金、遺族年金、医療保障、労働災害保障の4つの機能があり、マレーシア人および外国人労働者は強制加入となっています。通勤中や業務従事中に起きた疾病や傷害に対し、医療補償、障害補償、葬儀給付、養育費、介護給付などが支給されます。

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