高橋みなみ氏が第120回 日本消化器病学会 九州支部例会に出演「肝炎医療コーディネーターの存在が、市民の大きな力になっています。」

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 「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。
 この度12月3日(土)に、熊本市で開催された「第120回 日本消化器病学会 九州支部例会」に「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターを務める高橋みなみ氏が出演しました。

【イベントレポート】
■肝炎ウイルスに感染しても、早期の発見で治療も容易に

 イベント冒頭では、熊本大学病院肝疾患センター センター長の田中靖人先生から、肝炎についての詳しい説明をしていただきました。田中先生は、「肝炎という病気は、知らない内に感染していることが多く、そのまま感染を放置した状態が10~20年と続くことで段々と肝臓が硬くなり、肝硬変という病気に重症化してしまいます。そこから更に、10~20年放置した状態が経過すると肝がんを併発する可能性もある、とても怖い病気であることを認識いただきたいです。」と、肝炎についての説明をされました。

 田中先生の話を聞いた高橋氏は、「肝臓は”沈黙の臓器”とも言われていて、肝炎になっても体が痛くなったり、熱が出るといった症状がほとんどないと言われています。ですから、知らない間に病状が進行してしまい、肝がんなどの命に関わる病気になってしまうということを、皆さんにご理解いただきたいと思います。」と、来場者に呼びかけました。
 続けて、「肝炎の治療方法は、年々進歩していますが、肝炎が重症化して肝硬変や肝がんといった状態になると、治療が難しくなってしまうので、皆さんには、まだ”肝炎”の状態のときに検査で早期発見して、早い段階で治療に取り掛かって欲しいです。」と、訴えました。

■肝炎医療コーディネーターからの発信が、アクションの契機に
 高橋氏は、「知って、肝炎プロジェクト」のスペシャルサポーターとしての活動を行う中で、まだまだ乗り越えなければならない課題が残ると言います。「イベントでの呼びかけを通じて、肝炎について関心を持ってくださる方が少しずつ増えてきている実感はあるのですが、”肝炎にかかっても気付きにくい”という特性から、自分は大丈夫だろうと認識してしまい、検査に足を運んでいただけない方が多くいらっしゃることも事実です。なので、肝炎医療コーディネーターの皆さんが、市民の身近な存在として、検査を呼びかけてくださったり、相談にのってくださっていることは、本当にありがたいなと思います。」と感謝の意を述べました。

 肝炎医療コーディネーターとは、身近な地域や職域、病院等で、肝炎に関する知識や情報を提供して、肝炎への理解を広め、相談に対する助言や相談窓口の案内、受検や受診の勧奨、制度の説明などを行う方々です。九州エリアでは、肝炎医療コーディネーターとして約5000人もの方々が活動してくださっています。

 高橋氏は、「肝炎医療コーディネーターとして、日々市民の皆さんと向き合っている言葉には、非常に大きな力があると思いますので、是非これからも、市民の皆さんに一番近い立場として、肝炎ウイルス検査の呼びかけをお願いしたいと思います。」と、コーディネーターの皆様に向けて激励の言葉を投げかけました。

■検査のハードルを下げることが、肝炎対策のカギに
 イベントには、熊本市長である大西一史氏にもご登壇いただき、”熊本市における肝炎対策”をテーマとしてトークが繰り広げられました。熊本市には、肝炎ウイルス検査を受けることができる医療機関が約350施設あり、①熊本市に住民票があり、②過去に肝炎ウイルス検査を受検したことがなければ、無料で検査を受けられるといった体制が組まれていることのご紹介がありました。

 検査施設の拡充を図る一方で、年々肝炎ウイルス検査の受検者数が減っていることに、課題があると大西市長は述べます。大西市長は、「検査会場の間口を広げても、検査場所を調べて・予約して・検査にいくことにつながらない方が一定数いらっしゃることも考えられます。そういう方にも、検査を受けようと思ってもらえるようなきっかけ作りが大事だと感じていますので、「知って、肝炎プロジェクト」とも連携しながら、効果的な啓発ができるように取り組んでいきたいです。」と、コメントされました。

■開催概要
■催事名  :第120回 日本消化器病学会 九州支部例会
       (セッション名:オール九州で考えよう!
                      肝炎ウイルス克服におけるメディカルスタッフの役割と課題)
                    「知って、肝炎プロジェクト」特別トークイベント
■日時    :2022年12月3日(土)13:35〜13:55
■開催場所    :熊本城ホール2F シビックホール
■出席者   :「知って、肝炎プロジェクト」 スペシャルサポーター 高橋 みなみ氏
                      熊本県肝疾患診療連携拠点病院 肝疾患センター センター長 田中 靖人氏
                      熊本市 市長 大西 一史氏
■共催    :熊本県肝疾患診療連携拠点病院(熊本大学病院)
                      熊本市
                      一般社団法人熊本消化器医療推進機構
 

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