NEDO Supply Chain Data Challengeは、衛星データを活用して、自社サプライチェーンの中で供給停止リスクのある企業・工場の早期特定、他拠点の把握などを遠隔で行うことを目的とした様々なアイデアを募るコンテストです。2022年3月18日からアイデア募集を開始し、6月1日に1次審査通過者を発表、12月12日に行われた最終選考会では、1次審査を通過した20件でピッチコンテストを行いました。
Space BDが提案したアイデアは、災害発生前にリスクを予測できるかが被害を抑えるために重要とした上で、過去の災害記録と衛星で観測した気象・地形データの組み合わせにより災害シミュレーションを行い、災害シミュレーションの学習をさせたAIと気象予測を組み合わせることで災害をリアルタイムに予測するといったものです。将来的には、当社が総務省様から委託を受けている「テラヘルツ波を用いた月面の広域な水エネルギー 資源探査」(※)の衛星開発におけるインテグレーションの技術ノウハウを活かした民主導の気象衛星を開発することで、精度高く・高頻度に気象データを取得できる仕組みを構築するという提案を行いました。
Space BD は、「日本発で世界を代表する産業と会社をつくる」ミッションの実現のため、宇宙を活用し、様々なお客様のニーズにお応えできるよう引き続き取り組んでまいります。
※:https://space-bd.com/news/2021/20211215.php
- Space BD事業開発 藤村 将成のコメント
この度は、NEDO Supply Chain Data Challengeのアイディア部門にて1位を頂くことができ、誠に光栄に思います。
宇宙分野のサプライチェーンにおいて下流に位置する衛星データ分野の発展は、衛星の開発や打上げを含むサプライチェーン全体の活性化に大きく貢献します。日本の宇宙産業を世界を代表する産業にするべく、本イベントを起点にお客様のニーズに立脚した衛星データ利活用を推進していきます。また、民需が未成熟な衛星データ市場を育てるには、競争ではなく、お互いの強みを活かし合い、パイを分かち合う共創が必要となります。皆さまと一緒に力を合わせて課題に立脚した衛星データビジネスを創造していきたいと思っております。
- Space BD 株式会社について
Space BDは、日本の宇宙ビジネスを、世界を代表する産業に発展させることを目指す「宇宙商社®」です。2017年の創業以来、宇宙への豊富な輸送手段の提供とともに国際宇宙ステーション(ISS)を初めとする宇宙空間の利活用において、ビジネスプランの検討からエンジニアリング部門による技術的な運用支援までをワンストップで提供しています。技術力に立脚した営業力・事業開発力を礎に、多様なキャリアバックグラウンドを持ったメンバーが、宇宙を活用した官民の事業化支援・事業変革、教育分野などに事業を展開しています。
2022年8月現在、衛星取扱い約50件を含め100件以上の実績を重ねています。
社 名:Space BD株式会社
本 社:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 日本橋三井タワー7階
代 表 者 :代表取締役社長 永崎将利
設 立:2017年9月1日
事業内容:宇宙における各種サービス事業・教育事業
U R L:https://space-bd.com/