【川西市】無病息災を願い、「黒川大根炊き」が黒川で初開催

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 12月11日、日本一の里山と言われている川西市北部の黒川地区にある徳林寺で、参拝者に大根を振る舞う初の「黒川大根炊き」が行われた。大根炊きは寺院などで大根を煮たものを参拝者に振る舞い、仏前に備える行事である。

 この日、黒川地区で伝統の炭焼きを守り続けている生産者と集落の徳林寺檀家の人々の協力もあり、「参拝者の無病息災を願い、無事に新しい年を迎えてもらいたい」との思いから、黒川で収穫された大根約40本(300切れ)が無料で振る舞われた。
 また、境内では、黒川地区の住民による栗ご飯やお餅、原木椎茸などの販売も行われた。
 同地区に住む島崎いず美さんは伊丹市在住の橘美佐子さんと共に訪れ、「寒い今の季節にぴったりで体が温まる。出汁で染みていて、おいしい大根を食べてみんなで健康に過ごせたら」などと話した。

※徳林寺
「日本一の里山」と言われている川西市黒川にたたずむ曹洞宗の寺院。450年前(安土桃山時代)に梅庵榮春大和尚によって開山。悠久の時代には、「徳を授けるお寺」として栄えた。

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