ベルギー王国アストリッド王女殿下率いるベルギー経済ミッションが来日

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12月5日(月)から9日(金)まで、ベルギー王国アストリッド王女殿下が、ベルギー国王陛下の名代としてベルギー経済ミッションを率いて来日します。総勢575名が参加する本ミッションは、ベルギーの対日経済ミッションとしては最大規模であり、今まで開催されてきたミッションの中でも過去2番目の大きさです。東京をスタート地点として、名古屋、大阪、京都の各地で様々な経済交流が行われます。多数の参加者と複数の都市で予定されている多様なプログラムは、ベルギーと日本の両国における新たな経済協力の機会として、ベルギーの企業や大学、学術・研究機関が大きな関心を寄せていることを表しています。

公式代表団および参加者について
アストリッド王女殿下には、アジャ・ラビブ 外務・欧州・対外貿易・連邦文化機関大臣、ヤン・ヤンボン フランダース政府首相 、パスカル・スメット ブリュッセル首都圏政府 都市文化遺産・欧州国際関係・対外貿易担当大臣を含む閣僚代表団が同行します。さらに、マチュー・ミシェル 連邦政府デジタル担当大臣も参加を予定しています。
公式代表団に加え、本ミッションには、再生可能エネルギー、ライフサイエンス、環境共生型建築、ロジスティクス、自動車産業、ゲームアート、食品産業など、ベルギーの主要な経済分野で活動する企業210社および大学や公的機関の代表者も参加します。さまざまなイベント、会議、B2B会議、ネットワーキングイベントを通じて、ベルギーと日本の経済交流を促進し、永続させるための新たなビジネスパートナーを見つける機会を提供します。

組織について
本ミッションは、連邦政府外務省(FPS Foreign Affairs, Foreign Trade and Development Cooperation)、ベルギー対外貿易庁(Foreign Trade Agency)、および貿易関係と投資を管轄する3つの地域政府機関 (ベルギー・フランダース地域政府貿易投資局、ブリュッセル首都圏政府貿易投資局、ベルギー王国ワロン地域政府貿易・外国投資振興庁 )が共同で開催しています。

ベルギーと日本の歴史的な経済関係と将来への共通の課題について
日本とベルギーは、1866年に修好通商航海条約を締結して以来、緊密な経済関係を築いてきました。日本は常にベルギーへの主要な投資国であり続け、今日では237社の日本企業がベルギーに進出しています。一方で、日本市場には約80社のベルギー企業が進出しており、研究開発や革新的な技術に重点を置いています。また、ベルギーと日本は重要な貿易相手国です。EU内では、ベルギーは日本からの輸入額で第3位(2021年93億ユーロ)、輸出額では第2位(2021年76億ユーロ)であり、最近では新型コロナウイルスワクチンの輸出が増加しています。両国は気候変動、デジタル化、公衆衛生などの共通の課題に取り組み、未来に向けてしっかりと歩んでいます。

パートナーシップのさらなる強化が期待される経済分野について
本ミッションは、ライフサイエンス、半導体・ICT、自動車産業、フィンテック、環境共生型建設、市場アクセス、クリーンテックおよび再生可能エネルギーなど、未来を形成するベルギーの主要分野に重点を置いています。 EUにおけるベルギーと同様に、日本政府は2050年カーボンニュートラル実現を目標として、グリーンとデジタルの双方への移行を宣言しています。このことは、新技術とクリーン技術に明確に焦点を当てた両国の新たな協力関係強化の基盤となるものです。
いくつかのB2BおよびB2Gのイベントに加え、貿易関係や投資の促進を管轄する地域政府により、特定分野に焦点を当てた多数のイベントが開催されます。また連邦政府外務省(FPS)は、同志社大学(京都市)にてビジネスにおける男女平等に関する若者の期待をテーマに「ビジネスと人権」に関するセミナーを開催します。

政治分野での交流について
経済ミッション中、アストリッド王女殿下は岸田文雄首相、大村秀章愛知県知事との会談を予定しているほか、アジャ・ラビブ外務大臣は、林芳正外務大臣と会談を行う予定です。

経済ミッションの全プログラムと詳細情報については、下記リンクをご覧ください: https://www.belgianeconomicmission.be.

SNSで#BEmissionJPNをフォローして経済ミッションの様子をご覧ください。
 

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