−産後うつのDTxを開発−

この記事は約7分で読めます。
メディア企業が挑む!バイタルとメンタルの統合型医療機器の開発について、株式会社ソーシャルサービスと株式会社メディロムが包括業務契約を締結
株式会社ソーシャルサービス(本社:東京都千代田区、代表取締役 白形 知津江:以下「当社」)は、産後うつDTxの開発を目的として、活動量計MOTHER Braceletの販売元である株式会社メディロム(本社:東京都港区、代表取締役:江口 康二 米国Nasdaq上場 NASADQ:MRM)と包括業務契約を締結しました。
今後は、株式会社メディロムが開発した充電不要の活動量計MOTHER Braceletを用いて、産後女性のバイタルサインを取得し、今まで表に出にくかった「うつ」状態を定量化することで、本人の定性スコア(当社開発チェックシート)とともに、早期発見に有用な補助診断システムを構築していきます。これにより、重大な事故が起きてから気づかれることの多かった産後うつによる様々な事象に対して、社会的孤立を防ぎ、子育て社会が形成できることを目指します。
 

 

当社が開発する産後うつDTxは2段階で行います。初期開発では、MOTHER Braceletにより取得された自律神経の状態と活動量、そして睡眠の質と量から「うつ」状態を定義します。しかし、肉体的ストレスが一様に精神的ストレスに置換されるわけではなく、そこには人間の個性が存在します。その個性を定性スコアにてクラス分類を行い、生体データと合わせて分析することで、より精度高く、うつ診断の補助を行うことを目的とします。
 第二次開発では、うつ状態に対応する介入プログラムの提供を行います。米国においてはWebot HealthTMが、既にFDAの認証をとり産後うつの治療として使用されています。  
このプログラムは認知行動療法に即したものですが、より視覚的に、よりカジュアルなコミュニケーションによって女性に寄り添う介入プログラムを提供しています。当社では妊産婦に向けたメディア企業としての実績を活かしたプログラムを提供し、AIによる個人に合わせたプログラム選定を可能にすることを目指します。

1.MOTHER Braceletを活用した24時間無充電の生体データ取得
MOTHER Braceletは軽量で装着感にストレスがなく、また乳児に触れても傷をつける可能性が少ないことが特徴であります。充電不要の活動量計として24時間継続したデータ取得に優位性があると考えています。「MOTHER」は、人間を包みこむ母のような存在というコンセプトであり、親和性の高い活動量計であると考えています。

2.うつ判定のアンケート調査
うつ診断は、通常、医師の問診等により行われています。しかし、乳児を抱える産婦が、メンタルクリニックを受診することは難しく、産後うつは産婦の10~30%が経験されるといわれています。2022年の出生数が約77万人とされていますので、相当数のうつ状態が潜んでいると考えられます。ブレスレット型活動量計や、簡単に回答ができるモバイルのチェックシートを用いて、機械学習によりクラス分類された生体データとともにアラート配信を行います。

3.早めの産後うつへの気づき
産後うつは、周囲の介入によってその発生を未然に抑制したり、重症化を防ぐことができます。本人のみが気づくのではなく、本人の了承のもとで、夫(父親)をはじめとした親族に対しても気づきを配信します。これを共有することで、ストレスを抱える産婦の存在を明らかにして、周囲の介入を促すことを目的としています。幼少時の子育ては、ままならない乳幼児と対峙し続ける時間となり、時に大きなストレスを伴いますが、社会的孤立を防ぎ、周囲が見守ることにより、幸せな時間に変えることができます。私たちは、そんな共生社会を目指した医療機器の開発を行います。

■産後うつのサービスロジック

■MOTHER Bracelet™とは
 

「MOTHER Bracelet」は、株式会社メディロムが開発した、世界初*となる24時間365日充電不要の活動量計です。米国シリコンバレー発の最先端技術を搭載することで体温と外気の温度差で電力を生み出します。充電不要のため、充電時のダウンタイム(データが取得できない時間)が発生しません。歩数・睡眠量・消費カロリー・心拍数・体表温 = ヘルスケアの基本となる5つのデータがこれ1つで記録可能です。
※*WPO、PATENTSCOPE、科学技術センター、J-GLOBAL、J-PlatPatなどにより、ゼーベック効果を利用した充電不要の活動量計に該当する知的財産を確認(2021年7月3日 ESP総研調べ)

■株式会社メディロムについて

 

メディロムは健康管理サービスを目的とした「Re.Ra.Ku®︎」を中心に、全国313店舗(2022年10月末現在)のリラクゼーションスタジオを展開しています。2015年よりヘルステックビジネスに参入し、ヘルスケアアプリ「Lav®︎」を利用した「特定保健指導」や体質改善プログラムを実施しています。2020年にはデバイス事業に参入し、充電不要で稼働する活動量計「MOTHER Bracelet™」を開発。応援購入サイト「Makuake」では5,610万円という記録的な調達を行うなど、ユーザーからの期待を集めています。
URL : https://medirom.co.jp/

◼️会社概要
社名    : 株式会社メディロム(英文名 MEDIROM Healthcare Technologies Inc.)
上場市場  : NASDAQ (米国証券コード):MRM (Nasdaq CM)
本社所在地 : 東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場16F
代表    : 代表取締役 江口 康二
設立    : 2000年7月
資本金   : 25億5927万円(準備金含む、J G A A P基準)
事業内容  : スタジオ運営事業/フランチャイズ事業/ヘルステック事業/デバイス事業

◼️株式会社ソーシャルサービスについて

 

当社は、「人生を変える、メディアをつくる」という理念のもと、中高年シニアや、妊産婦、小学生に向けたメディアを発行しております。妊産婦向けメディアとしては、2013年より、公益財団法人 日母おぎゃー献金基金(本社:東京都新宿区/以下「おぎゃー献金基金」※1)の公式情報誌「あなたと」「あなたとぷらす」を企画編集し、障がい児の施設訪問を通して、施設状況、活動の様子や課題等を伺い、関係者を交えた意見交換を行ってまいりました。
URL : https://sc-sv.com/companysummary

◼️会社概要
社名    : 株式会社ソーシャルサービス
本社所在地 : 東京都千代田区霞が関3-6-5 霞が関三丁目ビル
代表    : 代表取締役 白形 知津江

 

設立    : 2007年2月
資本金   : 4879万円
事業内容  : マガジンの発行/広告・コミュニケーション事業/学校教育支援事業/シニアマーケティング事業/メディカルメディア事業
 

妊婦向けマガジン「あなたと」は、全国の産院で配布され、産前・産後のケアや、赤ちゃんへの向き合い方、教育資金の知識等、産科医の監修による妊産婦への有益情報を提供しています。
おぎゃー献金基金公式情報誌 編集・発行『あなたと』編集部/監修:公益財団法人 日母おぎゃー献金基金/特別協力:株式会社かんぽ生命保険

 

 

新米パパママ向けマガジン「あなたとぷらす」は、全国の産院で配布され、「新しい命をみんなで見まもる」ことをテーマに、周産期特有のメンタルヘルスケアや、育児の悩み解決、上手な出産報告の方法等、周産期育児の有益情報を提供しています。
おぎゃー献金基金公式情報誌 編集・発行『あなたとぷらす』編集部/監修:公益財団法人 日母おぎゃー献金基金/特別協力:日本郵便株式会社

(※1)おぎゃー献金基金について
おぎゃー献金基金は、心身障がいの予防と療育に寄与し、児童福祉の増進を図ることを目的として、心身障がい児施設への助成、医療施設や関係機関への研究に対する助成を行うために必要な事業を行っています。

▼本件に関するお問合せ先

株式会社ソーシャルサービス 
担当:白形知津江、山本匡、清水留美子、
TEL:03-6268-85772 FAX:03-6268-8578 Email: contact@sc-sv.com
東京都千代田区霞が関三丁目6-5 霞が関三丁目ビル

株式会社メディロム 
担当:広報 八巻
TEL:03-6721-7434 Email: press@medirom.co.jp
東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場16階
 

タイトルとURLをコピーしました