めっき業界日本初 現代の名工を2名輩出 めっきによる“未来づくり”

この記事は約3分で読めます。
株式会社九州電化の代表取締役社長、吉村浩司が、令和4年度「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞しました。
めっき業界では、2012年に弊社の中野寛文が九州めっき工業界初の現代の名工を受賞しておりましたが、今回の吉村の受賞により1社から2名の名工を輩出することとなり、業界初の快挙を達成しております。
 

 

株式会社九州電化(本社:福岡県福岡市東区)の代表取締役社長、吉村浩司が、令和4年度「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞しました。
現代の名工の表彰制度は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を厚生労働大臣が毎年一回表彰する制度です。
めっき業界では、2012年に弊社の中野寛文が九州めっき工業界初の現代の名工を受賞しておりましたが、今回の吉村の受賞により1社から2名の名工を輩出することとなり、業界初の快挙をダブル(九州めっき工業界初と2名輩出)で達成しております。

 

 

主な功績

  1. 重粒子線ガン治療装置の普及:装置のコアとなる線形加速器へのめっき技術を開発することで、装置の低価格化及び小型化に貢献
  2. 液化水素運搬船(ふろんてぃあ)の水素運搬用タンク柱材用めっき技術を開発
  3. 国内・国外の高炉をめっき技術により長寿命化

以上があり、日本の工業会・医療界の未来に貢献すると共に、第6回ものものづくり日本大賞では九州経済局長賞を受賞しています。
また、技能検定員として国内のめっき技能士の育成(1級めっき技能士を13名、2級めっき技能士を243名育成)に努め、全国鍍金工業組合連合会主催の全国めっき技術コンクールでは、社内から全国一位入賞者を5名輩出するなど、技能者の地位及び技術水準の向上に貢献してきました。

受賞の言葉
「できない理由や言い訳より、やる方法を考えよう」がモットーです。通常業務後に、仲間と夜を徹して技術開発に取り組んだこともありました。
 重粒子線がん治療装置では、従来銅を使っていた部分について、鉄に銅めっきを施すことで同じ機能性を持たせることに成功し、低コスト化、小型化につなげることができました。
少量でも仕事を請け負い、扱う素材は1ミリ以下から大きいものは6メートルを超えます。世界的メーカーから地元の中小企業まで顧客は様々で、『ここでならやってくれる』と持ち込まれる仕事も多いです。
 2019年に社長職に就きサポートする立場となりましたが、今でも時間を見つけては工場に顔を出しています。もの作りの楽しさを一人でも多く理解してもらいたく、これからも生涯現役で頑張っていきます。

【お問い合わせ】
株式会社九州電化
TEL:092-611-3461
担当者:山田 亮
Email:ryo-yamada@k-denka.co.jp
 

タイトルとURLをコピーしました