公民連携による「共創」や「オープンイノベーション」の推進に向けて、横浜市庁舎で開催された「よこはま共創博覧会2022」では、企業、学校、NPO、地域団体など100を超える団体が展示やワークショップ等を行いました。DNPグループは、自由で多様性に富んだ出版文化の醸成・継続に向けて、出版コンテンツの価値の最大化および、誰もが望む時に本を楽しめる環境や本を読む動機・機会の創出に注力しています。今回、こうした取り組みで培ったノウハウを活用して、生活者との共創により、人と本が出会い、つながる新たなきっかけを創出することを目指して、以下のワークショップを実施しました。
■丸善CHIグループの強みを活かした「情報編集を使った読書術体験 本の帯作成ワークショップ」
丸善CHIホールディングスグループの株式会社編集工学研究所が開発した「目次読書法」を用いて、参加者が本の「帯」をつくるワークショップを開催しました。「帯」は、書店等で目につくように、魅力などを記載して本の表紙の下部に巻く細い紙です。今回、情報の見方や関係の見つけ方に着目し、発想力や思考力の向上につなげる「目次読書法」を利用し、参加者は自分で選んだ1冊の新書の目次からキーワードを見つけ、短時間で内容をつかんでキャッチコピーと要約を書いて、本の「帯」を作成しました。このワークショップで作成した「帯」が実際に巻かれた本は、丸善ジュンク堂書店が運営する横浜市庁舎2階の「丸善 HAMARU ラクシス フロント店」で展示・販売しています。
■DNPのセミナー&ワークショップ「出会うべき本と、出会える世界へ」
DNPは、“人と本との出会いは、人生を変えるきっかけにもなる大切なもの”だと考え、「出会うべき本と、出会える世界」の実現を目指して、出版流通改革に取り組んでいます。今回実施したセミナーでは、読書需要の推移や現在の動向について説明したほか、「出会うべき本と、出会える世界」のコンセプト動画とともに、オンデマンド製造で少部数・短納期を実現して欠品を防ぐといった本の製造・流通・販売の改革の取り組みを紹介しました。またワークショップも実施し、本との出会い方について参加者同士がグループを組んで話し合いました。なお、このセミナー&ワークショップには、NPO法人 読書の時間の田口幹人氏にご協力いただきました。
■「出会うべき本と、出会える世界へ。」イメージムービー
*一般社団法人オールニッポン・レノベーション → https://www.all-nippon.org/
*よこはま共創博覧会2022 → https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kyoso/kyosofront/yokohamakyousouhakur.html