前田工繊、2023年6月期 第1四半期決算を発表

この記事は約4分で読めます。
土木・建築資材及び各種不織布を製造・販売する前田工繊株式会社(本社:東京都港区、社長:前田尚宏)は、2022年11月10日(木)に、2023年度第1四半期(2022/7/1~2022/9/30)の決算を発表いたしました。
  • 2023年度第1四半期 決算

当第1四半期連結累計期間の売上高は12,317百万円となりました。利益面におきましては、営業利益は2,099百万円、経常利益は2,192百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,516百万円となりました。 

≪ソーシャルインフラ事業≫
当社の公共工事事業においては、盛土補強材の販売が伸び悩んだものの、景観資材、海洋土木品、斜面環境製品等の販売が堅調に推移しました。利益面については、原材料価格が高止まりするものの、販売価格への転嫁が進んだことで、粗利率が改善しました。不織布関連の製品は、スパンボンド(連続長繊維不織布)の産業資材・自動車資材向け販売が伸び悩んだほか、マスク等の医療・衛生資材の受注が落ち込んだ結果、売上・利益とも厳しい結果となりました。
獣害対策製品、園芸用ハウス、農業資材を取り扱う子会社の未来のアグリ株式会社においては、園芸用ハウスの受注が伸び悩んだものの、獣害畜産関係の受注が伸長したことにより、売上・利益とも好調に推移しました。また、天幕や帆布生地製品を取り扱う子会社の未来テクノ株式会社では、防衛省向け製品の受注が低迷したものの、一部大型案件の受注や海洋土木製品の販売拡大が奏功したことから、売上・利益とも堅調に推移しました。海外子会社であるMAEDA KOSEN VIETNAM CO., LTD.においては、原材料価格の高騰が利益を押し下げる要因となりましたが、売上は、取扱製品の拡充により、計画に対して順調に推移しました。同社では、第5工場の稼働による生産拡充を活かして、当社グループ製品のASEAN地域における販路拡大に努めております。
当事業の売上高は8,049百万円、営業利益は1,843百万円となりました。

≪インダストリーインフラ事業≫
インダストリーインフラ事業では、精密機器製造用ワイピングクロス、衣料・各種産業資材用の丸編製品を製造・加工・販売する子会社の未来コーセン株式会社において、精密機器の一部生産調整によりワイピングクロスの売上が伸び悩んだものの、加工糸や丸編製品の受注が好調であったことから、売上・利益とも底堅く推移しました。
アルミ鍛造ホイールを製造・販売する子会社のBBSジャパン株式会社においては、国内自動車メーカーの減産による影響が続くものの、アフター市場向け製品が好調に推移したほか、同社のドイツ子会社BBS Motorsport GmbHにおける業績の下支えや、製造原価の削減効果もあったことから、売上・利益とも順調に回復しました。
当事業の売上高は4,268百万円、営業利益は525百万円となりました。

※当社は、第50期連結会計年度より決算期を9月20日から6月30日に変更しております。これにより、当第1四半期(2022年7月1日から2022年9月30日まで)と比較対象となる前第1四半期(2021年9月21日から2021年12月20日まで)の期間が異なるため、経営成績等に関しましては、前第1四半期連結累計期間との比較については記載しておりません。 

★詳細につきましては、本日発表の2023年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)をご覧ください。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7821/yuho_pdf/S100PIDR/00.pdf

タイトルとURLをコピーしました