御一行は、硫酸ニッケル精錬からパッケージングまでの工程を見学し、当社のバリューチェーンの最終段階である、ニッケル製品が世界の電池市場へと出荷される様子を視察されました。BHPからは、同施設がオーストラリア初の硫酸ニッケルプラントであることを説明させていただきました。
弊社は、EVバッテリーサプライチェーンにおける企業など、日本の様々な顧客にニッケルを提供し、持続可能なニッケル製品の生産を目指すべく、バッテリーのサプライチェーンの透明化や低炭素化への取り組みについて、日本のパートナーたちとともに積極的に協力を進めています。
BHPと日本は長期的な協力関係にあり、BHPは半世紀以上にわたって日本に安定的な資源の供給を行ってまいりました。BHPは1965年に東京に最初の日本オフィスを開設し、1968年に石炭、1969年に鉄鉱石を初めて日本向けに出荷しました。
現在、BHPは日本の顧客向けに鉄鉱石、石炭、銅、ニッケル、ウランを供給しているだけでなく、操業中の鉱山事業やサステナビリティへの取り組み等の多くのプロジェクトにおいて日本企業とのパートナーシップを築いています。
日本の顧客やパートナーとともにBHPは、製鉄、海運、電気自動車、バッテリーなどの業界において脱炭素社会の実現に向けた前向きな取り組みを行っています。
BHP日本法人代表取締役社長 ガントス・有希氏コメント:
この度光栄にも、アンソニー・アルバニージー・オーストラリア連邦首相と岸田文雄内閣総理大臣にクウィナナ・ニッケル製錬所を視察訪問いただきました。
また、マーク・マクガワン西オーストラリア州首相、マドレーン・キング連邦資源大臣、山上信吾駐オーストラリア日本国大使にもご参加いただきました。
BHPは、日本のパートナー企業とともに、50年以上にわたり西オーストラリア州の高品質な鉄鉱石を日本に供給しています。
また、BHPは日本の大手顧客に高品質のニッケル製品を供給し、電気自動車用バッテリー市場に持続的かつ効果的に貢献しています。
日本のパートナーとの歴史と相互尊重にもとづいて、私たちは貿易関係を超えた連携を実現しています。
BHPは、日本、オーストラリア、また西オーストラリア州政府より、われわれの、重要鉱物の持続的な生産やネット・ゼロ達成に資する新技術開発への取り組みにご関心をいただいていることを嬉しく思います。
BHPが日本のお客様と築いた半世紀以上にもわたる信頼関係は日豪両国間の関係性を映し出すものです。
今回のような首脳訪問は、われわれの強固な連携を示すものであり、将来にわたって私たちが掲げる共通の目標達成のためにも重要であり続けるでしょう。