公共工事の低炭素化を進めます 〜低炭素(中温化)アスファルト混合物が全国初の承認〜

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 東京都では、2030年までに都内の温室効果ガス排出量を2020年比で半減させることを目標としています。
これまで、建設局土木技術支援・人材育成センターでは、 CO2 排出量の抑制が見込める低炭素(中温化)アスファルト混合物について技術的な検証を行ってきました。

 令和4年6月2日、アスファルト混合物事前審査制度※に基づくアスファルト混合物事前審査委員会において、全国で初めて、本技術が新規取扱い混合物として承認され、従来の混合物と同様に使用することが可能になりました。

 製造温度を通常より30℃低減した低炭素(中温化)アスファルト混合物を東京都発注の工事で使用した場合で試算すると、年間CO2排出量が約3,470トン削減されることになります。

 今後、建設局の道路補修工事において本技術を先行的に導入し、順次対象工事を拡大していきます。

※国交省(地方整備局)で設置されている第三者委員会にて運用している制度で、アスファルト製造工場から出荷するアスファルト混合物を、事前に本委員会が認定することにより、工事ごとに行っていた基準試験や試験練りなどを省略できる制度

 

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