ワーキンググループ発足、および担当理事就任のお知らせ

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スタートアップが数多く産まれ、成長し、最終的には経済発展に貢献できるような環境・生態系(エコシステム)を実現することを目標として設立された一般社団法人スタートアップエコシステム協会( 所在地:東京都渋谷区 、略称: SEAJ)は、8月30日付けで朝倉祐介氏、唐澤俊輔氏、鈴木萌子氏が新たに理事に就任したことをお知らせします。

一般社団法人スタートアップエコシステム協会は2022年3月に設立し、スタートアップを支援する組織やスタートアップエコシステムの重要なプレイヤーが中心となり、日本のスタートアップ支援に関わる情報集約を行い、国内外に情報発信をする体制を整えるとともに支援者同士の連携を促進し、スタートアップが適時に適切な支援を受ける環境を整えることを目的としています。加えて、民間主導かつ中立的な立場で、行政機関へスタートアップエコシステムに関する情報提供や政策提言を行い、起業家を育成する教育機関の支援を行うことでスタートアップの創出や成長が行われる環境を中長期的に構築していきます。また、海外のスタートアップやスタートアップ関連機関にとっての日本の窓口の役割を担うことで、スタートアップエコシステムの情報を発信し、日本への進出を支援し、日本のスタートアップエコシステムのグローバル化を目指します。

URL: https://startupecosystem.org/

今回3つのワーキンググループを発足し、それぞれのテーマに基づいての情報提供、政策提言の策定、およびイベント等の活動を実施して参ります。それぞれのワーキンググループの取りまとめ役として、3名の方に理事に就任いただきました。

[ Financing | ファイナンス ]
資金調達をはじめとして、スタートアップが事業成長をしていくために、ファイナンスは極めて重要な要素です。また、ファイナンシングの多様化や、IPOだけではないエグジットの選択肢の拡大など、スタートアップが考えるべき事項は多種多様です。
グローバルにインパクトのあるスタートアップが日本で増加し、エコシステムがさらに活性化するために、広い観点でスタートアップを取り巻くファイナンスについて考えていきます。

理事:朝倉 祐介氏 (シニフィアン株式会社 共同代表)

競馬騎手養成学校、競走馬の育成業務を経て東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー入社を経て、大学在学中に設立したネイキッドテクノロジー代表に就任。ミクシィ社への売却に伴い同社に入社後、代表取締役社長兼CEOに就任。業績の回復を機に退任後、スタンフォード大学客員研究員等を経て、シニフィアンを創業。同社ではグロースキャピタル「THE FUND」の運営など、IPO後の継続成長を目指すスタートアップに対するリスクマネー・経営知見の提供に従事。主な著書に『論語と算盤と私』『ファイナンス思考』『ゼロからわかるファイナンス思考』。
株式会社セプテーニ・ホールディングス社外取締役。Tokyo Founders Fundパートナー。

[ People/Organization | 人・組織 ]
スタートアップが事業成長していく際に、組織はとても重要な要素です。一方で、事業の急成長に対応した組織づくりのノウハウはほとんど共有されていなかったり、経験豊富なプロが少ないのが現実。また、採用に苦労するスタートアップも多く、スタートアップで働く人が増える人材の流動化が今後より重要になってきます。
7月に実施した緊急調査でも、ファイナンスに続いて多かったのが組織や人事に関する不安です。スタートアップが事業成長に集中できる組織づくり・人事の仕組みづくりを支援できるよう、情報の集約と共有、またイベントなどを実施していきます。

理事:唐澤 俊輔氏(Almoha LLC 共同創業者COO / デジタル庁 人事・組織開発)

大学卒業後、2005年に日本マクドナルドに入社し、28歳にして史上最年少で部長に抜擢。経営再建中には社長室長やマーケティング部長として、全社の V字回復を果たす。2017年よりメルカリに身を移し、執行役員 VP of People&Culture 兼 社長室長として、人事・組織の責任者を務める。2019年からは、SHOWROOMにて最高執行責任者(COO)として、事業と組織の成長を牽引。
2020年にAlmoha LLCを共同創業し現職。COOとして組織開発やカルチャー醸成のコンサルティングおよび、組織開発のためのサービスやシステムの開発に取り組む。併せて、デジタル庁にて人事・組織開発を担当。
グロービス経営大学院 客員准教授。
『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』著者。

[ Global/Diversity | グローバル・ダイバーシティ ]
“多様な”組織ほど競争力が高く、事業成長を実現しているということは、世界中の様々な調査でも証明されています。スタートアップを取り巻く環境を見ると、起業家の女性比率の低さはもちろん、投資家や経営層にもまだまだ少ないのが現状です。また多様さの大きな観点では、男女比率だけではなく、グローバルや年齢の多様さなどにも取り組む必要があります。本ワーキンググループでは、ダイバーシティとグローバルの観点で、スタートアップエコシステムにさらなる変化と進化をもたらす”多様”について考えていきます。

理事:鈴木 萌子氏(一般社団法人Startup Lady共同設立者&取締 / 株式会社テイラーイノベーションズ 代表取締役)

高校時代ロンドンに住み、アメリカの大学を2010年に卒業。海外市場開拓コンサル会社で働いたのち、株式会社テイラーイノベーションズを設立。海外進出支援事業と、IoT事業を行い、自社商品のライブ配信機器も製造。その傍ら、グローバル女性起業家のコミュニティである一般社団法人Startup Lady協会を設立。現在文化も背景も違う6名の理事、20名の関係者、52カ国、1500名の会員を抱えるコミュニティに成長させた。

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今後、ワーキンググループごとのイベントやネットワーキングなどを実施して参ります。
ワーキンググループへのご参加、また協会へのご参画にご興味がある方は、こちらからお問合せください。
https://startupecosystem.org/membership

 

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