インドネシアに派遣される日本語パートナーズが松山市役所を表敬訪問

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 外務省所管の独⽴⾏政法⼈ 国際交流基⾦(以下、国際交流基⾦)は、東南アジアを中心とするアジアの中学校や高校等で現地の⽇本語教師と学習者のパートナーとして、⽇本語教育を⽀援する⽇本語パートナーズ派遣事業を2014年から実施。

松山市・松原副市長(左)と、日本語パートナーズ・大川さん(右)松山市・松原副市長(左)と、日本語パートナーズ・大川さん(右)

 今回、愛媛県松山市在住で、9月27日(火)よりインドネシアに派遣予定の大川由生子さんが松山市・松原剛史副市長を表敬、「大学在学中でのインドネシアの方との交流のなかで人のおおらかさ、宗教の違いを感じ、いつかはインドネシアを訪問したいと思うようになった。帰国後は、自分が育ったこの松山市での国際交流に貢献したい。」と日本語パートナーズとしての抱負を語った。表敬訪問には独立行政法人国際交流基金・佐藤透上級審議役も立ち合い、事業概要とインドネシアにおける日本語教育状況などについて説明した。松原副市長からは「海外での生活で戸惑うこともあるかもしれないが、現地での活躍はもちろん、帰国後は松山市の国際交流、多文化共生に力を発揮していただきたい。」と激励の言葉を贈った。

 松山市には、現在3,711名人の外国人が居住(住民基本台帳登録人数)し、公表されている平成17年(2005年)以降で最多となっている。

◆日本語パートナーズとは
 2013年に⽇本政府が表明した、東南アジアを中⼼としたアジアとの⽂化交流を進める「⽂化のWA(和・環・輪)プロジェクト〜知り合うアジア〜」の⼀環として、国際交流基金は⽇本語パートナーズ派遣事業を2014年に開始。

 ⽇本語教育を⾏うアジアの中学校や高校等に、現地⽇本語教師・学習者をサポートする日本語のネイティブスピーカーとして⽇本語パートナーズを派遣している。アシスタントして現地⽇本語教師を⽀援するとともに、教室内外での⽂化交流を通して、⽇本語と⽇本⽂化の魅⼒を伝えることを⽬的としている。また⽇本語パートナーズ⾃⾝も、現地での活動や⼈々との交流を通して、派遣先国・地域の⽂化や⾔語に対する理解を深め、アジアの架け橋となることが期待されている。2022年3⽉末日時点で約2,500名の⽇本語パートナーズが派遣され、帰国後も様々な分野で活躍している。現在は、インドネシア、カンボジア、タイ、ベトナム、マレーシア、ラオスに派遣中。
 

〇2022年度募集(2023年派遣)の派遣国・地域
インドネシア、カンボジア、タイ、台湾、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ラオス
〇応募要件
・満20歳から満69歳で、⽇本国籍を有する⽅
・⽇常英会話ができる⽅
・合宿形式で約4週間実施される派遣前研修に全日参加できる方
※派遣先により条件が異なりますので、各募集回の募集要項をご確認ください。
※派遣前研修は、状況により実施形式や期間が変更となる可能性があります。

 

◆2022年第3回募集は10月12日(水)より開始
 来年2023年8月以降に、ベトナム、インドネシア、台湾、フィリピンへ派遣予定の2022年第3回募集が10月12日(水)~11月29日(火)に行われる。

オンライン公開質問会

開催日時:11月8日(火)19:00開始予定~20:30終了予定

配信プラットフォーム:YouTubeライブ
内容:日本語パートナーズ経験者と派遣中の日本語パートナーズによる質疑応答(予定)
参加方法:https://np.asiawa.jpf.go.jp/ 
  ※10月12日(水)の募集開始後、応募登録ページにて仮登録し、質問会に申込をされた方に視聴用URLをお送りします。
参加費:無料
登壇予定者:ベトナム、インドネシア、台湾、フィリピンで活動中の日本語パートナーズまたは経験者
申込〆切:11月8日(火)12:00まで

派遣経験者に加え、今回は派遣中の⽇本語パートナーズが現地より参加予定のため、現地の「今」や、リアルな活動内容を直接聞くことができる貴重な機会のため、興味をお持ちの方はぜひご視聴ください。
 

◆日本語パートナーズ
https://asiawa.jpf.go.jp/partners/

◆募集情報|募集一覧
https://asiawa.jpf.go.jp/partners/apply/

※株式会社ポニーキャニオンは、昨年度に引き続き、日本語パートナーズ派遣事業の募集広報のプロデュース・運営、情報発信の業務を国際交流基金から受託している。

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