高知城がゴールドにライトアップ。早稲田大学らとともに世界小児がん啓発月間に参加

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早稲田大学ビジネススクール(早稲田大学経営管理研究科、以後WBS)は、高知県健康対策課(高知県高知市、がん企画担当、以後高知県)、株式会社城西館(高知県高知市、代表:藤本正孝、以後城西館)、特定非営利活動法人日本小児がん研究グループ(名古屋市中区、理事長:足立壮一、以後JCCG)特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン(東京都文京区、理事長:岩瀬哲、以後CNJ)と共同で小児がん啓発キャンペーンを行います。9月の「世界小児がん啓発月間」に際し、9月24日は高知城が日没から22時までゴールドカラーにライトアップされます。

        ピンクリボン活動時の高知城。今回ゴールドカラーにライトアップされます。

「世界小児がん啓発月間」とは、小児がんの患者さんとその家族、小児がん経験者の強い思いによって始まった、小児がんの世界的な啓発キャンペーン(Global Gold September Campaign)で、毎年9月に各国政府や国際機関を含む小児がんの支援者が、世界各地の名所をゴールドにライトアップしたり、ゴールドのリボンを掲げるなどで支援を表明し、様々なチャリティーイベントも開催されています。
小児がんについて少しでも多くの方に知っていただき、治療中の子どもたちやサバイバーたちへの支援の輪を社会に広めていきたい、という考えのもとWBSの「企業経営と社会変革ゼミ」(鶴谷武親客員教授)は昨年からCNJと共同で小児がん啓発の活動を推進してきました。
高知県で観光旅館を運営する城西館はこれまで、乳がんの啓発活動(ピンクリボン活動)として高知城をピンク色にライトアップするなどの活動を行ってきました。今回WBSゼミ生の呼びかけに賛同し、これまでの経験から高知城のゴールドカラーライトアップが発案されました。このアイディアに高知県が賛同する形で高知城ライトアップによる小児がん啓発キャンペーンが行われます。大学、企業、自治体、NPOが“協働”して小児がん啓発キャンペーンを行います。

【高知城ゴールドカラーライトアップキャンペーン概要】

■期 間
9/24(土)の日没~22時
■実施場所
高知城(高知県高知市丸ノ内1丁目2−1)
https://kochipark.jp/kochijyo/

■小児がんとは
15歳未満の子どもが罹るがんの総称です。日本では年間約2,500人が「小児がん」と診断されていますが、小児がんの治療法が進み、8割が治るようになりました。しかし、成長の途中で強い治療を受ける子どもたちは、治療後に後遺症を抱えつつ社会で生活をしていくことになります。そのような彼等へ社会の理解と支援は十分ではありません。そのため、社会の理解とともに長期的な支援が必要とされています。

■認定NPO法人キャンサーネットジャパン
1991年に発足し、がん患者が本人の意思に基づき治療に臨むことができるように、科学的根拠に基づく情報発信を行うことをミッションとしています。2001年にNPO法人化、2007年1月に専用事務局を開設し、現在は東京と大阪を拠点に全国で活動しています。2016年8月認定NPO法人となり、現在の主な活動は、各種がんについての啓発イベント、全国のがん診療連携拠点病院等に設置されている「もっと知ってほしいシリーズ冊子」の制作、養成講座や認定試験など教育事業等も実施しています。これらの活動を通して、がんと向き合う人々が自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指しています。希少がんも含め、あらゆるがんに関する最新医療情報発信のため、2014年より毎年開催しているジャパンキャンサーフォーラムは、がん患者・家族のみならず一般市民を対象とした最大級のがん啓発イベントです。

■日本小児がん研究グループ
子どものがんを治そうと、専門医など 小児がんにかかわる医療従事者が結集したグループです。子どもたちのために、病院や地域の枠を越え、オールジャパンで 治療の研究・開発に取り組んでいます。小児がんの子どもたちを治療する全国の病院ほぼすべて(約200施設)が JCCGに参加しています。 JCCG HP http://jccg.jp/

 

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