宇宙データでモノづくり!NASA主導の世界イベントが豊橋市で開催

この記事は約4分で読めます。
衛星データを使ったアートや惑星探査のためのバッテリー開発などをしてみませんか?
NASA主導のもと、各国の宇宙機関が協力する世界最大級のワークショップイベントが今年も中部地域では唯一、愛知県豊橋市で開催されます。
10月1日(土)、2日(日)の両日にわたりオンライン上で行われるので、全国どこからでも参加可能!身近になりつつある宇宙の世界へぜひ、足を踏み入れてはいかがでしょう。

 

ワークショップイベント「NASA Space Apps Challenge(ナサ スペースアップスチャレンジ)」は、NASA(米国航空宇宙局)などが公開している宇宙や地球環境、衛星関連のデータを使ったハッカソンです。

2012年から毎年、世界のさまざまな都市で行われており、150以上の国と地域の人たちがNASAのオープンデータを使用して、地球や宇宙で我々が直面する課題に対する解決策の構築に取り組んできました。

今年は、愛知県豊橋市をはじめ、和歌山県串本町や群馬県前橋市、宮城県丸森町、北海道札幌市、山口県山口市の全国6会場(9月16日現在)で行われます。

豊橋市は、「NASA Space Apps Challenge Toyohashi」として、第3セクターの株式会社サイエンス・クリエイトが主催します。
参加費は無料です。宇宙やものづくり、ハッカソン、プログラミングなどに興味がある人なら誰でも参加できます。

過去4回行われ、「人工衛星から得られたデータから河川氾濫被害施設を推定する」「ロケットの打ち上げ回数を減らし、コストの削減を目指し、折り紙技術を用いた宇宙船の構造を考える」「愛知県産野菜を乾燥させた『ドライサラダ』で宇宙飛行士の健康をサポート」などのアイデアが出ました。

今年はNASAから自由課題のほか、「最強の宇宙生物を作ろう」「AIは科学の遺産を守れるのか」「金星を探検するバッテリーを作ろう」「最新の望遠鏡の能力を周知するゲームを作ろう」「月の地震マップを作ろう」など20以上のテーマが用意されています。

当日は、参加者同士でチームを組み、オンライン会議アプリ「Zoom」を活用しながらソフトウェアを含めた「モノ」を作り、最後は成果発表を各チームで行っていきます。

プログラミングができない、宇宙の知識がないといった人でも、例えば発表資料を作ったり、データを収集したりして、参加者それぞれができることを持ち寄り、テーマに向き合っていくのがこのイベントの醍醐味。もちろん、子どもも参加できます。

宇宙にまつわる話題を耳にする機会が増える昨今。
世界の宇宙産業の市場規模は2040年には現在の3倍となる100兆円を超えると言われています。

工業が盛んな豊橋市には、宇宙ビジネスに特化したシェアオフィスや、宇宙ビジネス相談デスク「宙(ソラ)サポ」があり、実は宇宙ビジネスを始めるための環境整備が進むまちなのです。現在、「宇宙×農業」をテーマとするベンチャー企業などが市内で活動しています。

今回のイベントは、「宇宙ビジネス面白そうかも」と思っている人が一歩踏み出すきっかけになるかもしれません。
企業の宇宙技術活用の支援に取り組むサイエンス・クリエイトの勝間亮さんは「宇宙というと難しくとらえられがちですが、宇宙船地球号の言葉もあるように、わたしたちの暮らす街の今や未来を考えるきっかけにしてもらいたいと思います」と話しています。
 

 

▶︎▶︎・・イベント概要
【開催日時】
2022年10月1日(土) 10:00~17:00
2022年10月2日(日) 10:00~19:00
【定員】30名(先着順)
【参加費】無料
【申込方法】
(1) googleフォームから申し込み
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSejnVut5ejNRFHUaTLSJxz-vKsyEmqoIVWujOs_4QlXYfHQRg/viewform

参加申込はこちら参加申込はこちら

(2) NASA International Space Apps Challenge!サイトから申し込み
(サインインを実施の上、豊橋会場を選択してください)
https://2022.spaceappschallenge.org/auth/signup/

【問い合わせ先・主催】
株式会社サイエンス・クリエイト
連絡先:0532-44-1111
【後援】
豊橋市・東三河スタートアップ推進協議会
 

タイトルとURLをコピーしました