豪州 マッセルブルック石炭鉱山採掘跡地で揚水型水力発電事業の事業化検証を開始

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出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤 俊一、以下「当社」)は、権益を所有する豪州のマッセルブルック石炭鉱山の採掘跡地を利用した揚水発電プロジェクトの事業化へ向けた詳細検証(以下「事業化検証」)を9月から開始します。今回の事業化検証は、当社と豪州大手電力会社AGLエナジー社との共同設立会社であるMuswellbrook Pumped Hydro Pty Ltd(マッセルブルック ポンプド ハイドロ社 本社:豪州シドニー)を通じて行い、ニューサウスウェールズ州政府より補助金(最大豪ドル9.45百万(日本円換算約9.2億円))の受領も決定しています。
マッセルブルック石炭鉱山は1907年に開山した100年以上の歴史をもつ鉱山で、当社は1989年に権益を取得しました。本年で終掘となりますが、当社は長年培ってきた豪州での事業基盤を活用し、同鉱山の採掘跡地をさまざまな再生可能エネルギーの拠点として活用する検討を進めています。そのひとつとして、同鉱山の採掘跡地と隣接する丘陵地(ベルズマウンテン)の地形に着目した揚水型水力発電の事業化に向け、2019年8月から基礎検証を実施してきました。基礎検証の結果、起案のコンセプトでの建設が技術的に可能であることが確認できたため、事業化へ向けた地質調査・グリッド接続・建設コストの算定などの詳細な事業化検証へ移行します。

豪州は風況・日照等気候条件が良好で国土が広く、再生可能エネルギーの可能性に富むことで注目されています。豪州政府は脱炭素化に向けたエネルギー転換を推進しており、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーの導入を促進しています。このような再生可能エネルギーは発電時間帯と電力需要時間帯に差があり、導入拡大には電力系統の安定化に課題があるため、揚水発電による大規模なエネルギー貯蔵は電力系統安定化に寄与し、再生可能エネルギー・トランジションへの橋渡しとなります。

当社は約40年にわたり石炭鉱山の操業で培ってきた事業基盤を活用しながら、今後も豪州のエネルギー転換に積極的に対応していくとともに、低炭素・脱炭素事業の創出に取り組みます。

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