【平和祈念展示資料館】10月15日(土)、一般向けに、過去の戦争から学ぶべきことや戦争の先に何があるのかを考えるシンポジウム「戦争の先にあるもの 過去から現在・未来へ」を開催!

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第二次世界大戦における兵士、戦後強制抑留(いわゆるシベリア抑留)、海外からの引揚げに関する資料を展示する平和祈念展示資料館(所在地:東京都新宿区西新宿、館長:増田 弘)は、歴史研究者・専門家を招いて“過去の戦争から学ぶべきこと”や“戦争の先に何があるのか”を考える、一般向けのシンポジウム「戦争の先にあるもの 過去から現在・未来へ」を開催します。日時は2022年10月15日(土)13時30分~16時30分、会場は新宿区西新宿・新宿住友スカイルームRoom5+6。定員は130名、参加料は無料です。
参加希望者は、資料館公式HPの「申込みフォーム」、「Eメール」、「葉書」のいずれかの方法で申し込んでください。

平和祈念展示資料館シンポジウム チラシ(表面)平和祈念展示資料館シンポジウム チラシ(表面)

本年は、日中戦争勃発から85年、日中国交正常化から50年の節目の年にあたります。また、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、世界情勢は目まぐるしい変化の中にあります。
当資料館が、歴史研究者・専門家の学術的研究を広く公開するシンポジウムを開催するのは、初めての試みであり、現在・未来を知るために歴史から何を学ぶのか、広く一般の方に考えていただくことが、本シンポジウムの狙いです。

本シンポジウムは2部構成。日中戦争から国交正常化までの日中関係に焦点をあてた第1部「基調講演」では、防衛大学名誉教授・戸部良一(とべ・りょういち)氏が、日本側から見た日中戦争の新しい事実や解釈などを解説します。また、福岡大学人文学部教授・大澤武司(おおさわ・たけし)氏は、中国側の観点から、引揚げや残留孤児などの戦後処理における諸問題を取り上げます。
第2部「パネルディスカッション」は、パネリストに日本近現代史・東アジア国際関係史が専門の国文学研究資料館准教授・加藤聖文(かとう・きよふみ)氏と、日ソ関係史の専門家として、多摩大学経営情報学部准教授・小林昭菜(こばやし・あきな)氏を迎え、立正大学名誉教授で日本政治外交史を専門とする、当資料館 館長・増田 弘(ますだ・ひろし)がモデレーターとして参加。3名の研究者が「戦争は何をもたらすのか?」をテーマに、現在のウクライナ侵攻と、過去のソ連軍による旧満州等への侵攻問題との共通性・類似性などを探ります。

《シンポジウムの参加申込みについて》
本シンポジウムの参加希望者は、資料館公式HPの「申込みフォーム」、「Eメール」、「葉書」のいずれかの方法で申し込んでください。
同伴者は1名まで参加が可能です。申込締め切りは2022年9月22日(木)。
応募者多数の場合、抽選で参加者を決定します。
参加者には、開催2週間前までに、シンポジウム事務局から「参加証」を全員に郵送します。開催当日、会場入り口で「参加証」を提示してください。
●必要事項(申込みフォーム・Eメール・葉書 共通)
 (1)郵便番号・住所、(2)参加者の氏名・年齢、(3)電話番号、
 (4)同伴者(1名まで)の氏名・年齢(一人で参加の場合は記載不要)、
 (5)車椅子利用の有無
●申込先・宛先
申込みフォームの場合
 資料館公式HP(https://www.heiwakinen.go.jp)のシンポジウムのページから、
 申込みフォームに必要事項を入力し、送信してください。
Eメールの場合
 シンポジウム申込み専用アドレス(sympo2022@heiwakinen-event.jp)宛て、
 メール本文に必要事項を入力し、送信してください。
葉書の場合
 葉書に必要事項を明記し、シンポジウム事務局宛てに郵送してください。
 <宛先>
 〒164-0011 東京都中野区中央2-37-6 第7新栄ビル2階
 平和祈念展示資料館 シンポジウム事務局宛て
●申込締め切り
 2022年9月22日(木)。
 「申込みフォーム」と「Eメール」については9月22日(木)23時59分まで。
 葉書は9月22日(木)必着。
●抽選結果
 抽選結果は、シンポジウム開催の2週間前までにお知らせします。
 当選した方全員に葉書で「参加証」を郵送します。
 落選した方には、申込みフォームまたはEメールで申し込んだ場合は「Eメール」で、
 葉書の場合は「郵送」で「落選通知」を郵送します。
●備考
 ・参加申込みに当たり知りえた個人情報は、当資料館が責任をもって管理し、
  シンポジウムの連絡以外の目的には利用しません。
 ・本シンポジウムは、国・東京都が公表する新型コロナウイルス感染症対策の
  ガイドラインおよび会場利用規定を遵守して開催します。
  参加者は、入場前の検温、会場内でのマスク着用などにご協力ください。

【シンポジウム 開催概要】
●催事正式名称
 平和祈念展示資料館シンポジウム「戦争の先にあるもの 過去から現在・未来へ」
 ※歴史研究者・専門家による学術的シンポジウムは初開催
●日時
 2022(令和4)年10月15日(土) 13:30~16:30 (開場13:00)
●会場
 新宿住友スカイルーム Room5+6
●会場所在地  
 〒163-0233東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル47階
●アクセス
 ・都営大江戸線 「都庁前」駅 A6出口から徒歩 約1分
 ・東京メトロ丸の内線 「西新宿」駅から徒歩 約5分
 ・JR、小田急線、京王線 「新宿」駅西口から徒歩 約10分
●定員
 130名
●参加料
 無料
●参加申込方法
 申込みフォーム、Eメール、葉書のいずれかの方法で、9月22日(木)までに申し込む
●プログラム
 【第1部】 13:30~15:00
  基調講演「日本と中国は どう向き合ってきたか?」
  ・「再考日中戦争」
   戸部良一(防衛大学校・国際日本文化研究センター 名誉教授)
  ・「戦後日中関係再考-忘れられた戦後処理」
   大澤武司(福岡大学 教授)
 <休憩> 15:00~15:15
 【第2部】 15:15~16:30
  パネルディスカッション「戦争は何をもたらすのか?」
  パネリスト
   加藤聖文(国文学研究資料館 准教授)
   小林昭菜(多摩大学 准教授)
  モデレーター
   増田 弘(立正大学 名誉教授・平和祈念展示資料館 館長)
●主催
 平和祈念展示資料館(総務省委託)
●配信予定
 シンポジウムの様子は、後日、公式YouTubeチャンネルで配信予定
 (配信日未定)
●備考
 今後の新型コロナウイルス感染症の流行状況などにより、内容を変更または
 中止する場合があります。
●資料館公式HP
 https://www.heiwakinen.go.jp
 ※トップページにシンポジウム案内へのリンクがあります。
●一般の方からのお問い合わせ先
 平和祈念展示資料館
 TEL:03-5323-8709、FAX:03-5323-5714

《登壇者プロフィール》 ※敬称略
●戸部良一(とべ・りょういち)

防衛大学校 名誉教授、国際日本文化研究センター 名誉教授。
専門は日本近現代史。
著書に「戦争のなかの日本」(日本経済新聞出版)、「ピース・フィラー 支那事変和平工作の群像」(論創社)、「昭和の指導者」(中央公論新社)、「自壊の病理」(日本経済新聞出版)、「日本陸軍と中国」(講談社)、「失敗の本質」(共著、ダイヤモンド社)など。

●大澤武司(おおさわ・たけし)

福岡大学人文学部 教授。
専門は中国近現代史・日中関係史。
著書に「毛沢東の対日戦犯裁判」(中央公論新社)、「日中関係史1972‐2012  1政治」(共著、東京大学出版会)など。
他にも「戦後日中交流年誌」全17巻、「外務省戦後執務報告アジア局編」全18巻、「戦後中国引揚者聴取資料-外交史料館所蔵『中共事情』」全23巻など、多くの監修・解説を手がける。

●加藤聖文(かとう・きよふみ)

人間文化研究機構 国文学研究資料館/総合研究大学院大学 准教授。
専門は日本近現代史・東アジア国際関係史・アーカイブズ(歴史記録)学。
著書に「海外引揚の研究」(岩波書店)※「第43回角川源義賞」受賞、「満鉄全史」(講談社)、「満蒙開拓団」(岩波書店)、「国民国家と戦争」(KADOKAWA)、「『大日本帝国』崩壊」(中央公論新社)など。

●小林昭菜(こばやし・あきな)

多摩大学経営情報学部 准教授。
専門は日ソ関係史、現代ロシア。
ロシア科学アカデミー東洋学研究所研究員、米ピッツバーグ大学世界史センター派遣研究員を経て現職。
著書に「シベリア抑留米ソ関係の中での変容」(岩波書店)、「国際関係史から世界史へ」(共著、ミネルヴァ書房)、「ロシアの歴史を知るための50章」(共著、明石書店)など。

●増田 弘(ますだ・ひろし)

立正大学 名誉教授、平和祈念展示資料館 館長。
専門は日本政治外交史。
著書に「石橋湛山:思想は人間活動の根本・動力なり」(ミネルヴァ書房)、「南方からの帰還 日本軍兵士の抑留と復員」(慶應義塾大学出版会)、「マッカーサー フィリピン統治から日本占領へ」(中央公論新社)、「大日本帝国の崩壊と引揚・復員」(編著、慶應義塾大学出版会)など。

 
※参考:「平和祈念展示資料館」 施設概要
施設名
 平和祈念展示資料館
英文表記   
 Memorial Museum for Soldiers, Detainees in Siberia, and Postwar Repatriates

開館日
 平成12(2000)年11月30日
施設内容
 兵士、戦後強制抑留者、海外からの引揚者に関する資料を展示
所在地
 〒163-0233 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33階
 TEL:03-5323-8709  FAX:03-5323-8714
アクセス
・都営大江戸線 「都庁前」駅 A6出口から徒歩 約1分
・東京メトロ丸の内線 「西新宿」駅から徒歩 約5分
・JR、小田急線、京王線 「新宿」駅西口から徒歩 約10分

開館時間 
 9:30~17:30(最終入館17:00)
休館日
 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始、
 新宿住友ビル全館休館日
入館料
 無料
展示面積
 約46平方メートル
施設構成
 常設展示室
 (兵士コーナー、戦後強制抑留コーナー、海外からの引揚げコーナー)
 企画展示コーナー、体験コーナー、情報メディアコーナー、
 図書閲覧コーナー、ビデオシアター
所蔵資料数
 所蔵資料数:約23,000点、所蔵図書数:約14,000点
 常設展示資料数:約400点(グラフィックやジオラマ含む)、
 開架図書数:約2,000点
館 長
 立正大学名誉教授・増田 弘(ますだ・ひろし)
入館者数
 約93万9,000人(2000年11月30日~2022年8月31日現在)
資料館公式HP
 https://www.heiwakinen.go.jp
公式YouTubeチャンネル
 https://www.youtube.com/channel/UCLrCfHRIshZcXbaKq3xuBTw
 

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