オミクロン株の亜系統「BA.5系統」と「BA2.12.1系統」の確認について

この記事は約2分で読めます。

東京iCDCでは、都内での変異株の発生状況を把握するため、「新型コロナウイルスのゲノム解析に関する検討チーム」を立ち上げ、東京都健康安全研究センター(以下、「健安研」という。)等において、都内における遺伝子変異の有無のスクリーニングを実施するとともに、ゲノム解析を行っています。
この度、健安研等においてゲノム解析を行った結果、都内で初めて、オミクロン株の亜系統である「BA.5系統」1例、「BA.2.12.1系統」1例が確認されたため、下記のとおり、お知らせいたします。

● 健安研において「BA.5系統」と「BA.2.12.1系統」に対応した新たな変異株PCR検査を開始

【「BA.5系統」「BA.2.12.1系統」に対応した検査方法】
・これまで、「BA.5系統」や「BA.2.12.1系統」は、ゲノム解析を実施しないと発生状況が確認できませんでした。
・健安研における変異株PCR検査では、現在の感染の主体である「BA.2系統」にはない変異である「L452R」の有無を確認するとともに、膜タンパク質の「D3N」の変異を確認します。
「L452R」の変異がある場合は、「BA.4系統」または「BA.5系統」の疑いがあります。その場合、「D3N」の変異の有無を確認し、「D3N」の変異があれば、「BA.5系統」疑いであり、変異がなければ「BA.4系統」疑いとなります。

・また、「L452R」ではないが、「L452」の変異がある場合は、「L452Q」である可能性がありま 
 す。その場合、「BA.2.12.1系統」の疑いがあります。

・「L452R」の検査と合わせ、「D3N」の検査をすることで、都内におけるオミクロン株(「BA.5系 
 統」や「BA.2.12.1系統」を含む)の発生状況をいち早く把握します。

タイトルとURLをコピーしました