日本に住む難民の子どもの将来に光を!難民の子どもに返済不要の奨学金を給付する「白い鳥ひと粒基金」が奨学生の公募を開始!

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国内の難民を取り巻く問題が深刻化する中、公益財団法人パブリックリソース財団(所在地:東京都中央区、代表理事:久住 剛)は、個人からのご寄付を基にオリジナル基金®「白い鳥ひと粒基金」を創設しました。本基金は、難民として生き抜くことを決意し、一筋の希望の光をもって日本に渡ってきた未来ある若者が、その将来を切り開くために日本で高等教育を受ける機会を提供するため、上限200万円の奨学金を提供するもので、本日9月5日より応募者の公募を開始いたしました。
▼基金特設サイト:https://www.public.or.jp/project/f0170

 

  • ■「白い鳥ひと粒基金」創設の社会課題背景

・昨年クーデターがあったミャンマーやタリバンによる全土掌握によってさらに混迷を極めるアフガニスタン、ロシアによるウクライナ侵攻等、世界的に人道支援を必要とする人々は増加しており、日本が受け入れる難民の数も増加
・2021年に日本政府から難民として認定されたのはわずか74人、認定率は0.7%に留まっている
・日本に逃れてきた難民は、難民として認められるまで、長期に渡るケースも多くあり、認定されるかどうかもわからず、先の見えない不安な日々の中、母国からの支援も望めず、厳しい状況下に置かれている
・日本に逃れてきた難民の子ども達は、言葉や慣習も異なる日本での生活を送りながら、日本の学校に通えても、学業の継続は、経済的にも精神的にも困難を極めている
 

  • ■「白い鳥ひと粒基金」の目的

本基金は、日本政府に対して難民申請中の児童に、日本の専門学校や大学等の高等教育を受けるための奨学金を給付することを目的としています。
 

  • ■「白い鳥ひと粒基金」に込められた寄付者の想い

本基金は、白鳥幸子さんが40歳の時に急逝されたご主人の嘉裕さんが残された資金を原資として、ご主人の志を尊重し、そして幸子さんご自身の生きた証として、次の世代の未来と希望を育てていくために、ひと粒ひと粒の種を蒔いていきたいという想いから設立されたオリジナル®基金です。
 

  • ■公募概要

・支援対象:
難民、又は国際保護を必要としている者であり、日本政府に対して保護を求めている者(他、複数要件あり、募集要項を参照ください)
・支援内容:
進学先の入学金・授業料の一部として、奨学生1名あたり卒業までに上限200万円の奨学金(返済不要)
・支援人数:2名
・公募期間:2022年9月5日(月)~ 2022年10月31日(月)
※公募内容の詳細は、特設サイトおよび募集要項をご覧ください
▼基金特設サイト:https://www.public.or.jp/project/f0170
 

  • <参考情報>

公益財団法人パブリックリソース財団(https://www.public.or.jp/
2000年に非営利のシンクタンク、NPO法人パブリックリソースセンターとして発足し、NPO など非営利事業体のマネジメント強化、SRI(社会的責任投資)にかかる企業の社会性評価やCSRの推進支援、そしてオンライン寄付をはじめとする寄付推進事業などを展開。2013年1月、これらの成果と蓄積を踏まえ、「誰かの力になりたい」という人びとの志を寄付で実現するために、個人や企業の資金力を社会的事業への投資につなぐ寄付推進の専門組織「公益財団法人パブリックリソース財団」として新たにスタート。「意志ある寄付で社会を変える」ことをミッションに、テーマ基金、オリジナル基金®、遺贈など様々な寄付の方法を提供し、人生を豊かにする寄付、未来を切り拓く寄付の仕組みづくりに取り組む。2020年度以降は新型コロナ感染症に対応するため、様々な分野や人を支援する基金を複数創設し、支援を続けている。

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