NEDO・CPコンクリート試験施工第1弾の見学会開催!

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脱炭素社会へ向けた国策研究開発事業・NEDOグリーンイノベーション基金事業に採択されたCPコンクリートコンソーシアムは、早くも試験施工に着手することとなり、広く見学者を募ります。CPコンクリートは残コン、解体コンクリート塊、スラッジといった廃棄されるものを利用し、さらに養生期間も利用して、引渡までに速やかに且つ最大量のCO2を固定化させる技術開発プロジェクトです。

今年からはじまった10年間の研究開発プロジェクトで、右上図にある「炭酸化粒状化骨材」の性能見極めの一環として、あくまでプレ・プロトタイプながら試験施工を実施致します。スペースをご提供頂いたのは、内山アドバンスの社長が理事を務める東京都豊島区・草苑学園で、日頃は学生・園児の集うスペースをお借りして、まさにこの子供たちの将来の為に最重要課題として取り組むべきであろう脱炭素社会の実現に向けて、初期試験施工を身近に感じて頂きたいです。

試験施工では、下記の施工断面図の緑色部「再生生コン」の生コンクリートは、(株) 安藤ハザマ・筑波研究所にて現時点でCO2を最大固定化させた骨材から製造し、舗装施行します。また、その隣の黒色部「表層・低炭素アスファルト混合物」は今回のグリーンイノベーション基金事業プロジェクトのスコープ外なのですが、東京都が自治体として初めて認可した低炭素型のアスファルトで舗装するという、脱炭素舗装技術に向けた最初の一歩の試験施工となるでしょう。

 

施工後は園児の皆さまの邪魔にならないように、CO2の固定量等のモニタリングを継続していく予定です。いま我々が出来ること、やるべきこと、次の世代に繰り越さないことを念頭に、我々のプロジェクトの記念すべき第一歩としたいと考えています。皆様とも是非この空間を共に出来ればと考えていますので、ご希望の方は下記までご連絡下さい。

 

【本件に関するお問合せ先】
一般社団法人 生コン・残コンソリューション技術研究会
担当:土井雅裕
電話:090-8515-8008
メールアドレス:m-doi@rrcs-association.or.jp

 

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