日本ユネスコ協会連盟では、世界の人びとに教育を届ける「ユネスコ世界寺子屋運動」を支える「書きそんじハガキ・キャンペーン2022」の強化期間を2021年12月1日~2022年5月31日と定め、ハガキや切手などの回収を呼びかけました。その結果、ハガキ、未使用切手、金券など合計で、1873件・約3600万円相当のご寄付が集まりました。個人の皆さまをはじめ、企業、団体、学校の皆さまにたくさんのご協力をいただきました。温かなご支援をいただき、誠にありがとうございました。
▼書きそんじハガキ・キャンペーン2022について https://www.unesco.or.jp/terakoya/kakisonji/
■身近なものでできる国際協力
ハガキ1枚のご寄付はネパールで鉛筆7本に相当し、11枚のご寄付でカンボジアの子どもが1人ひと月の教育を受けられる額となります。ご寄付は、経済的事情などにより、学校に通えない子どもや大人たちの学びの場「寺子屋(CLC=コミュニティラーニングセンター)」の建設と運営、コロナ禍で学習が遅れた生徒たちへの学習支援や、教員の研修などに役立たせていただきます。
日本ユネスコ協会連盟では、書きそんじハガキや未使用切手・金券類のご寄付を、キャンペーン強化期間以外にも一年を通して受け付けております。今後とも継続した支援を行ってまいりますので、ご協力・ご支援のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。
書きそんじハガキ、未使用切手などのお送り先
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-2-1-12F 日本ユネスコ協会連盟 CP係
■「ユネスコ世界寺子屋運動」とは
世界には、貧困や紛争、差別の問題などで、教育を受けられない人たちが多く取り残されています。学校に通えない子どもが約1億2100万人、読み書きができない大人が約7億7300万人といわれています。日本ユネスコ協会連盟は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、発展途上国に学びの場をつくり、識字教育を中心とした活動を行っています。
▼ユネスコ世界寺子屋運動について https://www.unesco.or.jp/activities/terakoya/
■全国から温かなお手紙をいただいております
ハガキなどをお送りいただいた皆さまの思いのこもったお便りを、ご紹介します。
■カンボジア、ネパールでの寺子屋運動
カンボジアでは昨年度、20軒目の寺子屋ができました。アンコール遺跡群のある市街地から車で約2時間の「トラム・ササー寺子屋」。開会式には多くの地元住民が集まりました。寄贈図書が整理されると、さっそく近所の子どもたちが集まって読みはじめていました。
ネパールでも小学校クラスが再開されました。内容は国語(ネパール語)、算数、英語など5教科。給食もあり、経済的に厳しい家庭の子どもたちが通い続けられるようになっています。女子教育の重要性や早婚の問題についての研修も行われています。
■公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟について
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟は、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)憲章の理念にもとづき、国際平和と人類共通の福祉の実現を目指し、ボランティアで活動する全国274のユネスコ協会とともに、SDGs目標4「教育」を中心に国内外での教育の普及や、国内外の自然や文化を保護保全する世界遺産活動など、さまざまな活動を推進しています。
名称:公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟
会長:佐藤 美樹
理事長:鈴木 佑司
設立年月日:1948年5月1日
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1朝日生命恵比寿ビル12階
TEL:03-5424-1121
FAX:03-5424-1126
E-mail:nfuaj_web@unesco.or.jp
URL: https://www.unesco.or.jp/