在日クルド人たちはどのように生きているのか?8/7(日)「東京クルド」上映会開催!トークショーにクルド人大学生が登壇

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NPO法人メタノイア(所在地:東京都足立区、代表理事:山田拓路、以下:メタノイア)は、「隔ての壁を越え、多様性を力として、すべての人が幸せを追求できる社会へ」をビジョンに、外国ルーツの子どもたちの日本語教室等を運営しています。現在、更に多くの子どもたちに日本語教育を長く丁寧に届けていくために、クラウドファンディングに挑戦中の中、8/7(日)に映画「東京クルド」上映会を開催します。トークショーにはクルド人の大学生が登壇します。

  • これまで難民として一人も認定されなかったクルド人

「難民」。

最近、この言葉を見聞きする機会が増えているのではないでしょうか。
しかし、以前から日本には多くの難民申請をしている方々がいます。2021年には、1万件を超える難民申請が出入国在留管理庁(入管庁)により処理されました。ただし、認定されたのはその内わずか0.7%(74人)(注)。先進国の中でも極めて少ない数でした。
 

申請が認められない者は、不法滞在者と見なされ、入管庁の施設で収容されますが、そこでの待遇が問題視されるなど、日本の制度や差別の狭間で取り残されている人が多くいます。

さらに、中には幼い子どもや日本で生まれ育った青年も多く存在します。親が収容されて親子離ればなれになり、言語の壁が分厚く学校の勉強についていけない、働く権利がない。そんな幼い子どもや若者達は日々、不安や恐怖と隣り合わせで生きています。

日本の難民申請者のなかで多いのがトルコ国籍です。トルコ国内では、「国家を持たない世界最大の民族」と呼ばれるクルド人が迫害を受け、他国へ逃げる人が多く、日本にも約2,000人が住むと言われています。しかし、これまで日本政府はクルド人を1人も難民として認定したことがありません

そんな在日クルド人たちはどのように生きているのでしょうか。

ある二人のクルド人青年を追った「東京クルド」という映画があります。この映画を通して、今この日本で起こっている事実にぜひ目を向けていただきたいと思います。
 

  • 映画「東京クルド」上映会 +クルド人大学生トークショー について

〈日時〉2022年 8月 7日(日) 14:00-17:00  (開場13:30)
〈場所〉東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園スコットホール(東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩5分)
〈料金〉無料
〈当日スケジュール〉
13:30 開場
14:00 主催団体ごあいさつ
14:05 映画『東京クルド』上演
15:50 上演終了・休憩
16:00 トークショー(クルド人大学生)
16:30 質疑応答・告知
17:00 終了
 

  • 東京クルドあらすじ

2021年5月、入管の収容者に対する非人道的な行為や環境を問題視する世論の高まりを背景に、入管法改正案は事実上、廃案となった。しかし「難民条約」を批准しながら難民認定率が1%にも満たないという日本の現状に変わりはない。

故郷での迫害を逃れ、小学生のころに日本へやってきたオザン(18歳)とラマザン(19歳)は、難民申請を続けるトルコ国籍のクルド人。入管の収容を一旦解除される「仮放免許可書」を持つものの、身分は“不法滞在者”だ。いつ収容されるか分からない不安を常に感じながら夢を抱き、将来を思い描く。

しかし、住民票もなく、自由に移動することも、働くこともできない。また社会の無理解によって教育の機会からも遠ざけられている。

在留資格を求める声に、ある入管職員が嘲笑混じりに吐き捨てた。「帰ればいいんだよ。他の国行ってよ」。
5年以上の取材を経て描かれる二人の若者の青春と「日常」。そこから浮かび上がるのは、救いを求め懸命に生きようとする人びとに対するこの国の差別的な仕打ちだ。

かれらの希望を奪っているのは誰か? 救えるのは誰か? 問われているのは、スクリーンを見つめる私たちだ。

 

『東京クルド』公式ウェブサイト:https://tokyokurds.jp/

 

  • 日本語教育を届けたい!クラウドファンディングに挑戦中!

今回のクラウドファンディングでは、小さく始めたメタノイアの日本語教室へ新たに30人の難民移民ルーツの子ども若者を受け入れ、長く丁寧に日本語教育を届けていく支援を届けるための資金を募ります。

クラウドファンディング概要
・期間:2022年8月2日(火)~2022年9月30日(金)
・目標金額:300万円
①クルド難民の日本語教室運営費(日本語教師謝金、教室賃借料、教材費、保険料など)
②ウクライナ難民の対面/オンライン個別レッスンにかかる費用(日本語教師謝金、Zoomアカウント使用料、教材費など)
③広く移民等のルーツをもつ子どもの既存教室の受入れ枠拡大費用(追加発生する日本語教師謝金、教室賃借料、教材費など)
④管理費(事務諸経費、課題啓発広報費など)
 

クラウドファンディング詳細・支援はこちらから:https://readyfor.jp/projects/metanoia2022

 

  • NPO法人メタノイアについて

NPO法人メタノイアは、「世界につながる子どもと社会をつなぐ」をミッションに掲げ、外国ルーツの子どもの教育を専門に行うNPO/NGOとして、これまで東京都足立区での日本語教室の運営、埼玉県川口市でのクルド人向けの日本語教室の運営等を行ってきました。

私たちがこの社会で共に生きている難民・移民の子どもたちが、それぞれの多様な可能性を最大限発揮できる環境を、1日でも早く整えたいと願って活動を広げています。そして、活動をさらに広げていくために、今回クラウドファンディングを実施いたします。

 【メタノイアの活動】
現在、以下の教室に合計約95人の難民・移民ルーツの子どもと家族が学びに来ています。
●川口芝クルド日本語教室(クルド難民の子ども若者/埼玉県川口市)
●ウクライナ日本語教室(ウクライナ難民の子ども若者/オンライン)
●あだち子どもの日本語教室 3ヶ所(移民ルーツの幼児〜中学生/東京都足立区)
●あだちプレスクール(難民移民ルーツ幼児の保育・就学準備教室/東京都足立区)
●母語教室〈英語〉(フィリピンにルーツをもつ小中学生/東京都大田区)
●岐阜おとなの日本語教室2ヶ所(日系フィリピン人コミュニティの10代〜成人の日本語教室)

【団体概要】
団体名:NPO法人メタノイア
所在地:〒121-0815 東京都足立区島根2-21-19リトルハイム203
代表: 山田拓路
設立: 2021年
HP:https://metanoia.or.jp/

<メディアの皆様へ>
本イベント(映画「東京クルド」上映会 + クルド人大学生トークショー)のご取材を受け付けております。トークショーに登壇するクルド人大学生にも取材を行うことができます(ただし、本人に身の危険が及ぶリスクに鑑み弁護士からの許可が得られないため、顔写真や名前の公開は不可です)。ご希望の方はお気軽にフォームよりお申し込み下さい。後日、広報スタッフよりご連絡いたします。

▼取材お申し込みはこちら
https://metanoia.or.jp/request/

 

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