「2023年卒 就活川柳・短歌/採用川柳・短歌」の入選作品発表!

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ProFuture株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:寺澤 康介)は、新卒就活生向けクチコミサイト「就活会議」(就活会議株式会社)と共催による、就活生を対象とした「2023年卒 就活川柳・短歌」と採用担当者を対象とした「2023年卒 採用川柳・短歌」の入選作が決定いたしましたので、発表いたします。

「2023年卒 就活川柳・短歌/採用川柳・短歌」オフィシャルページ
https://hr-souken.jp/senryu2023/

新型コロナウイルス、オンライン説明会、オンライン面接、通年採用、インターンシップ、早期選考会、AI採用、ジョブ型採用、逆求人、リファラル採用、お祈りメールなど、さまざまなキーワードが飛び交った2023年春入社に向けた就職・採用戦線。
これまでの活動を振り返って、就活生、採用担当者のそれぞれの目線で印象深いエピソードを川柳・短歌に込めて詠んでもらいました。社会情勢を絡めたユニークな作品が数多く寄せられ、厳選なる審査の結果、それぞれの入選作品が以下のように決定いたしました。
 
【概要】

「2023年卒 就活川柳・短歌」
主催  :HR総研(ProFuture株式会社)、「就活会議」(就活会議株式会社)
募集期間:2022年6月21日~7月7日
応募資格:2023年卒の「就活会議」会員
応募数 :145作品
入選作品:13作品

「2023年卒 採用川柳・短歌」
主催  :HR総研(ProFuture株式会社)、「就活会議」(就活会議株式会社)
募集期間:2022年6月29日~7月7日
応募資格:2023年卒採用を実施した企業の採用担当者
応募数 :92作品
入選作品:13作品

「2023年卒 就活川柳・短歌」の部

■最優秀賞(1作品)

「面接の フィードバックは 家族から」(大阪府 スーススーさん)

<審査員寸評・解説>
自宅でのオンライン面接が当たり前になった今、「家族から率直なアドバイスがもらえる」や「普段の自分と面接でアピールする自分のギャップを指摘される」という、自宅でのオンライン面接ならではの「家族からのフィードバック」に苦笑する、作者の心情を見事に表した作品である。
これからは、自宅でのオンライン面接において「壁に耳あり、障子に目あり」という言葉の重みが増していくのかもしれない。

■優秀賞(2作品)

「恐ろしや 仏頂面の 面接官 よくよく見れば 画面フリーズ」(東京都  ひよこぶたさん)

<審査員寸評・解説>
面接で多くの人が不安を感じる沈黙と、オンライン特有の回線問題が組み合わさった、現代ならではの就活での不安を凝縮した作品である。仏頂面のままの面接官はさぞ怖かったことだろう。
自分の目で見た情報と現実が違うことは恐怖であるが、本物を見分ける力が重要なのかもしれない。Z世代は本物志向といわれるが、果たして画面フリーズを見分ける目はあるのだろうか。

「内定後 カップルみたいな 会話する 別れたいのに 別れてくれない」(兵庫県 さんちゃんさん)

<審査員寸評・解説>
学生と採用担当者、双方の困った感情、表情を男女関係に例えて表現した、ストレートでありながら非常に共感性の高い秀逸な作品である。
採用担当者の思いとしては「相思相愛だと思っていたのに誤解があるなら解きたい、内定承諾して戻ってきてほしい」と引き止めに必死なのだろうが、得てして別れを決めた人の心は既に前を向いているもの、という学生の立場も理解してあげたい。

■佳作(10作品)

「地方から 夜行バス乗り 6時間 面接時間は わずか10分」(宮城県 お暇頂戴いたしますさん)

「御社です! 未来はきっと 弊社です!」(茨城県 けねすけさん)

「玉手箱 解いた疲労で 歳をとる」(埼玉県 霧崎鋭さん)

「ご健闘 祈られ続け 不健康」(広島県 かぶるくんさん)

「面接中 『ご飯どうする?』 『面接中!』」(埼玉県 山田太郎さん)

「御社から 弊社に変わる 達成感」(三重県 きこさん)

「難しい 質問来たら 回線が 悪いと言って 時間を稼ぐ」(新潟県 wasabiさん)

「Web面接 目線はパンダの ぬいぐるみ」(埼玉県 オンラインアルゴリズムさん)

「圧迫面接 するならこちらは メルカリで 御社の商品 ぜんぶ売ります」(東京都 あいこさん)

「2023年卒 採用川柳・短歌」の部

■最優秀賞(2作品)

「候補者の SNSを 確認し 元パリピかと 我緊張し」(東京都 総務GLさん)

<審査員寸評・解説>
採用担当者がSNSも事前チェックする時代において、応募者が「パリピ(パーティー・ピープル:集まって楽しく騒ぎまくり、ときに周りに迷惑をかける若者)」だった事実を発見してしまうことで、人となりを想像し、つい身構えてしまう心情を見事に表現した作品である。
「パリピ」という言葉によってカルチャーフィットするのか不安になる気持ちが非常によく表現されており、この後の面接の結果が大変気になる。

「AIを 扱う人材 採るために 書類審査 するのはAI」(愛知県 ひつまぶしでひまつぶしさん)

<審査員寸評・解説>
AIの導入が浸透し始めた中でも、「採用領域」でのAIの導入はとくに進んでおり、面接やエントリーシートの合否など、AIを扱う人材をAI自身が判定するという循環が始まっている。ある意味滑稽な様子を風刺的に表した作品である。
AIと人間の立場が入れ替わっていく前兆が感じられ、「AIがAIに都合の良い人間を採用し始めたらどうなるのだろう」と、受け手の想像が大いに膨らむ点も見事である。

■優秀賞(1作品)

「夢は何? 聞いてる社員の 目が魚」(東京都 わっちさん)

<審査員寸評・解説>
新卒の応募者に夢を聞く社員自身は夢など見失っており、死んだ魚の目をしていたという、人間が持つ矛盾やなんともいえぬ哀愁が感じられる作品である。
この採用担当者の入社当時の夢は何だったのだろうか、いつ夢破れてしまったのか、はたまた夢など持っていなかったのかと、想像が尽きない。社会人として生き続ける現実の厳しさをも感じさせる、秀逸な一句である。

■佳作(10作品)

「学生と アクリル板より 厚い壁」(東京都 きゅうぴいちゃんさん)

「自分より 当社をよく知る 学生たち」(大阪府 ナーポリさん)

「テンプレの 辞退メールで 祈られる」(新潟県 うさたろうさん)

「コロナ禍で ガクチカ言えない 23卒」(東京都 こぬきさん)

「自己紹介 画面で顔見ず Word見る」(東京都 きゅーちーさん)

「対面は マスクで表情 伺えず だからZOOM なのにマスクかよ」(東京都 ちんやさん)

「家のそば 月並給与 貰いたい そんな会社は 俺が行く」(東京都 トリピーさん)

「もう終盤 形成困難 母集団」(東京都 かけるんさん)

「個室無く トイレに籠る ウェブ面接」(群馬県 よしよしよっしーさん)

「人事にも 保障はないのか 緊急事態(辞退)」(東京都 もう聞かなくなったゆとり世代さん)
 

作者の思いも加味した、佳作の寸評は、下記の「2023年卒 就活川柳・短歌/採用川柳・短歌」オフィシャルページをご参照ください。
https://hr-souken.jp/senryu2023/

本プレスリリースは以下URLよりダウンロードできます。
https://prtimes.jp/a/?f=d41222-20220802-a6ec81c74b53d6c186dc5aebbd07f54a.pdf
 
※川柳・短歌、雅号は、原則、応募者の表記のまま掲載していますが、固有名詞表記など一部につきましては事務局にて加筆をしております。
※作品の著作権は、すべてHR総研(ProFuture株式会社)に帰属しています。無断での転載、使用はご遠慮ください。
 

■会社概要
企業名 : ProFuture株式会社
代表者 : 代表取締役社長CEO 寺澤 康介
所在地 : 〒100-0014東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル5階
設立   : 2007年7月
事業内容:人事ポータルサイト『HRプロ』、経営層向け情報サイト『経営プロ』、
                  CMS・MA一体型ツール『Switch Plus』、職種特化型アンケートメディア
                 『PRO-Q』の運営、人事担当者・経営者向けイベント『HRサミット』の開催
                 などメディア事業、イベント事業、ソリューション事業、人事関連の研究
URL   : https://profuture.co.jp/

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