築地本願寺の5つ目の分院「佃島分院」がリニューアル!

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 築地本願寺(東京都中央区築地3-15-1、宗務長:安永雄玄)では、都内5番目となる「佃島分院」の運用を9月1日より開始します。
 この地には1934(昭和9)年より「佃島説教所」があり、このたびその跡地に地上 9 階・地下 1 階の「築地本願寺佃ビル」を竣工しました。「佃島分院」は2階に本堂と事務所を構えます。1 階には「築地本願寺カフェTsumugi はなれ 月島店」や「赤ちゃんフラット」(授乳室)が設けられ、3階から9階については、介護付有料老人ホーム「ドーミー月島駅前」が入ります。
 この月島・佃島エリアは、昔ながらの古い街並みや長年居住している住民もいる一方で、高層マンション建設によって新たな住民も増え、改めて地域全体での新しい街づくりが求められています。
 その中で、佃島分院は豊洲・有明地域への都市開教事業の拠点となるとともに、同地域の社会福祉事業の一助ともなるべく活動してまいります。
  • ご挨拶 

 このたび8月1日に築地本願寺の5番目の分院「佃島分院」が入る「築地本願寺佃ビル」が竣工となりました。

 『築地』は江戸時代に本願寺を建立するために、海上を埋め立て土を築(つ)いて基礎を固めたのが、その地名の由来となっています。その折、中心となったのが大阪摂津の佃出身の浄土真宗の門徒でした。以来、浄土真宗の信仰の篤い方々が多く住む昔ながらの人情にあふれた土地ですが、佃島・月島エリアは近年、高層マンションも建設されて住民も多数増え、新たなコミュニティ形成が必要となっています。佃島分院の建て替えを考える上で、ぜひ佃島分院がその活動拠点の一つになりたいと考えました。

 この新たな分院の一つ目の特徴は「生きている間の絆づくり」です。人が亡くなってからだけのご縁ではなく、長い人生の節目節目や日々の暮らしの中でこそ、お寺は関りをもつべきだと思います。介護施設に僧侶がご訪問し入居者のお話を伺う、介護するご家族のお気持ちにも寄り添う、そういった活動を行うことで人々の「心のよりどころ」として認められるのであり、都市部でもそんなお寺の在り方が求められています。

 もう一つの特徴は、「葬儀、お墓だけに頼らないお寺の事業モデル」の実践です。「葬式仏教」と揶揄されて久しい中、お寺が葬儀などのお布施だけに頼るのではなく、自ら事業を行うことで運営できれば、余計な心配をせずに信仰の拠点として活動することができます。そのため佃島分院では不動産事業を行うこととし、テナントとしてカフェと介護付有料老人ホームに入居していただきました。

 

 今回の佃島分院のケースは、築地本願寺全体として保有する資産を高度活用し、積極的に運営していくことで永続的な宗教活動を可能とすることを目的とした初めての事例となります。

 これからの私たちの取り組みには注目が集まるかと思います。新しい成功事例として証明されて、今後のお寺の一つの形態として拡がっていくことを期待しています。

 築地本願寺はこれからも「開かれたお寺」として、皆さまに寄り添える活動を継続してまいります。                                                  
              築地本願寺 宗務長 安永雄玄

  • 佃島分院概要

築地本願寺佃ビル外観築地本願寺佃ビル外観

 ・佃島分院 (本堂・2階)
 「佃島分院」は、前身の「佃島説教所」跡地に竣工された「築地本願寺佃ビル」の2階に本堂・事務所を構える都内5番目の分院です。
※分院の開設は2020(令和2)年4月

 「築地本願寺佃ビル」の建築資材には一部、旧佃島説教所本堂の部材を使用し、新築ながら伝統を感じることのできる造りとなっています。また建物1 階には飲食店や「赤ちゃんフラット」(授乳室)、バリアフリートイレなどを設けて、より地域貢献に資する建物建設を推進します。建物内の高齢者福祉施設利用者や近隣地域住民に対して、僧侶が傾聴活動を行うことで、「佃島分院」は都市開教における新たな伝道教化のモデルとなることをめざします。

【今後の予定】
8月30日(火):遷仏法要(せんぶつほうよう)
       旧佃島説教所本堂のご本尊を新本堂にお遷りいただくご法要
9月1日(木):竣工式

2階本堂内観イメージ2階本堂内観イメージ

・築地本願寺と佃島門徒
 築地本願寺と佃島のご縁は古く、1657年の明暦の大火で浅草御坊が焼失後、幕府から八丁堀の海上に百間四方の替地を与えられたことに始まります。『新修築地別院史』によりますと「浅草御坊(当時の築地本願寺の名称)の替地の埋立工事は、佃島の門徒の協力によって進められたそうです。
 この佃島の門徒とは、摂津国(大阪)西成郡佃から江戸に移住してきた漁民であり、幕府から隅田川河口の100間四方の干潟を与えられ、ここを佃島と命名しました。正保元年(1644年)に土地の造成が終わり、30余りの漁師世帯が住み始めました。彼らが本願寺門徒であったところから、浅草御坊の再建地を埋め立てることに大変な尽力をいただきました。
 

・基本情報 アクセス
名称:浄土真宗本願寺派 築地本願寺佃島分院
住所:〒104-0052 東京都中央区月島1-2-9 
          築地本願寺佃ビル2F
TEL :03-4582-2187 / FAX 03-3541-1424
公式HP:https://tsukudajima.jp/
アクセス
・公共交通機:東京メトロ有楽町線
       月島駅から7番出口徒歩1分
・お車の場合:駐車場はございませんので、お近くのコインパーキングをご利用ください
①佃大橋/都道473号 に入り、左車線を使用して 都道473号 方面のランプに進む一つ目の信号を右折
②晴海通り/都道304号に向かい、勝どき駅前(交差点) を左折して清澄通り/都道463号 に入る
 (東京都道463号/月島 の表示)

  • 各施設について

・1階 築地本願寺カフェ Tsumugi はなれ

店舗完成イメージ店舗完成イメージ

 1階には築地本願寺インフォメーションセンターにも店舗を構える「和カフェTsumugi」(運営:株式会社プロントコーポレーション)が入ります。

 築地本願寺の「カフェ Tsumugi」は“18品の朝ごはん”が人気ですが、「築地本願寺カフェ Tsumugi はなれ」でも限定メニューが登場いたします。お持ち帰り専用メニューも多数ご用意し、地元の方にも愛されるお店作りを目指します。

 このカフェがビル利用者や地域住民の交流、憩いの場となることはもちろんのこと、遠方の方もこのカフェにお越しいただき、佃島分院とも新たなご縁を結んでいただければ幸いです。

・3階~9階 介護付有料老人ホーム「ドーミー月島駅前」

 3階~9階には介護付有料老人ホーム「ドーミー月島駅前」(運営:株式会社共立メンテナンス)が入ります。「ドーミー月島駅前」は何と言っても食事が魅力。主菜や小鉢を「選ぶ楽しみ」があり、地産地消・ご当地メニューなども自社直営厨房で調理してご提供いたします。介護スタッフが24時間対応、看護師やリハビリスタッフを日中配置。そのほか、居室での異常を知らせるAI見守りセンサーを導入。皆様の安全で快適なご生活をサポートいたします。
 入居条件は概ね65歳以上、入居時自立・要支援・要介護であること​​​。​​​詳しいお問い合わせは、運営会社共立メンテナンスが対応いたします。

居室イメージ居室イメージ

提供される食事一例提供される食事一例

≪お問い合わせ先≫
0120-151-084 (受付時間9時から17時半まで 土日祝日定休日)
もしくは『ドーミー月島駅前』(https://www.dormy-senior.com/series/tsukishima/)で検索して下さい。

  • 浄土真宗本願寺派 築地本願寺について

 築地本願寺は、京都の本願寺(西本願寺)を本山とする浄土真宗本願寺派の寺院です。現在の本堂は1934年に落成。オリエンタルな雰囲気をもつ外観と、浄土真宗寺院の伝統的な造りの内観、さらにパイプオルガンやシャンデリア、ステンドグラスもあるユニークな礼拝施設です。本堂や正門などは2014年に国の重要文化財に指定されました。
  “開かれたお寺”のスローガンのもと、誰もが入りやすく、親しめる場所を目指して、境内にカフェ・ショップなどが入ったインフォメーションセンターもあります。
 新型コロナウイルス感染症拡大以降は、オンラインで法要をお受けしたり、YouTubeチャンネルに法話をのせるなど、非対面でも教えにふれられる機会を多数設けていますので、ぜひHPをご覧ください。

 

 
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