AirPangaeaが西大和学園中学校・高等学校に国際交流プラットフォームを提供、インドネシアへの海外探究プログラムのための事前オンライン交流を実施

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この度、日本と東南アジアを繋いで国際協働学習プログラムを提供する株式会社AirPangaea (本社:東京都渋谷区、代表取締役:明石 剛、以下「当社」) は、西大和学園中学校・高等学校(奈良県河合町、校長:飯田 光政、以下「西大和学園」)に国際交流プラットフォームを提供し、インドネシアへの海外探究プログラムで訪問する現地校との事前オンライン交流をサポートしました。

西大和学園は、インドネシアのSMA Labschool Kebayoran校 (以下「Labschool」) との交流をさらに意義深いものとすることを目的に、現地交流に先立ってオンラインで生徒同士が交流を行い、異文化の理解と友好の深化に努めました。日本とインドネシアの将来を担う次世代が両国の発展に寄与してくれることを期待しています。

  • 西大和学園の国際教育と新たな試み

西大和学園では、世界の舞台で活躍するリーダーを育成することを目的に幅広い国際教育を実施しています。その一環として展開されている「海外探究プログラム」では、生徒たちはアジア諸国を訪問し、各地の豊かな文化遺産に触れ、学校間の交流を通じて国際的な教養を深めることを目指しています。

今回、ジャカルタのLabschoolへの訪問が計画された海外探究プログラムにおいて、西大和学園の独自の事前学習に加え、当社が提供する「事前オンライン交流」を取り入れることで、プログラムの教育的価値をさらに高める試みを行いました。

具体的には、10月30日に予定されたLabschool訪問に先立ち、10月21日に西大和学園の生徒24名がLabschoolの生徒27名とオンラインで交流しました。この事前交流を通じて、生徒たちは海外渡航前からインドネシア文化に触れるとともに、訪問校の生徒たちとの絆を深める貴重な機会を得ました。さらに、事前交流は生徒自身の英語能力を実践的に試す機会ともなり、現地での交流に向けて心の準備を整えることもできました。

  • 事前オンライン交流の概要

今回の事前オンライン交流では、生徒たちは1対1やグループ形式で、訪問先であるLabschoolの生徒と文化交流を行いました。各自の趣味や地元、生活様式などについてオンライン掲示板を通じて共有し、交流を行った後、1対1や少人数グループで会話や議論を深めました。これにより、互いの文化やバックグラウンドについて学びあうとともに、新たな友情を築くことができました。

オンライン交流で繋がった絆は、現地交流にも引き継がれ、現地で再会することはもちろんのこと、現地でのペア作りにも活かされ、生徒同士の理解と親交を一層深める基盤となりました。

  • 教育者と生徒の声

オンライン交流の効果について、現地訪問を引率した西大和学園の梨子田先生は次のように述べられています。「オンライン交流を経て、生徒たちは訪問前からインドネシアに対する興味を深め、積極的に言語学習を強化する姿勢が見られました。実際の訪問では、オンラインで築いたつながりがスムーズな交流を促し、友情を一層深めることができました。私自身もオンラインで現地の先生と会話できたため、現地校訪問の準備に大いに役立ちました。」

生徒たちのフィードバックも同様にポジティブで、アンケートでは、訪問への期待感を高め、相手国に対する関心と英語の学習意欲が増したとの回答が大多数を占めました。さらに訪問後には、「オンラインで交流した生徒と再開し、親交を深めた」という反響も得られました。

これらの結果は、海外修学旅行(西大和学園では、海外探究プログラム)に先立ってオンライン交流を行うことが、異文化理解の促進、国際的な友情の構築、コミュニケーション能力の向上に寄与し、海外修学旅行の教育的価値を高める可能性を示唆しています。

  • 今後の展開

新型コロナウイルス感染症の影響で一時中断していた海外修学旅行が再開されつつありますが、原油価格の高騰や円安の進行といった経済的要因により、その費用は以前よりも増加しています。これにより、生徒たちの国際理解と語学力を鍛える実践的な学びの機会を提供するなど、単なる観光を超えた教育的価値の提供が求められてきています。

当社は、このような状況に対応するため、西大和学園の事例にも見られるように、既存の海外校訪問プログラムに事前オンライン交流を組み込むサービスを展開してまいります。さらに、海外にネットワークを持たない教育機関に対しては、当社の海外校ネットワークを活用して、海外校訪問とオンライン交流を組み合わせた革新的なプログラムを提供していく予定です。こうした取り組みにより、教育機関が実施する海外修学旅行の質と教育的価値を高めていくことを目指します。

当社は、ミッションとして掲げる「全ての⽣徒が異⽂化交流を経験できる世界の実現」に向け、今後も⽇本と東南アジア諸国を中⼼とする教育機関と連携し、国際交流プログラムの進化・拡⼤展開を通じて、若い世代の異⽂化交流と国際理解の促進に貢献してまいります。

  • AirPangaeaについて

<会社概要>
会社名:  株式会社AirPangaea(エアパンゲア)
本社:   東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2F
代表取締役:明石 剛
創業:   2020年12月
設立:   2022年3月
事業内容: 国際交流や異文化体験に関するプログラムの企画、開発及び運営
ウェブ:  https://ja.airpangaea.com/

<創業の背景>
代表の明石は海外に全く関心がない学生でしたが、偶然友人に誘われてトルコを3週間放浪することになります。そこで明石は、児童労働や民族衝突、ハイパーインフレーションなど日本にいては知る由もなかった世界を目の当たりにし、仕事もプライベートもグローバル志向に一転することとなりました。
人生を変えてくれたその偶然に感謝する一方、「生徒の海外への関心」は未だに親の経済力や偶然の出会いに依存している日本の教育システムに違和感を感じて、「全ての生徒が異文化交流を経験できる世界を創りたい」と思い至ります。2020年末、想いに共感してくれたインドネシアの友人Fikri Akbarと議論を開始し、AirPangaeaを共同創業いたしました。

<提供プログラム>
AirPangaeaでは、各教育機関の具体的なニーズに合わせて、時間や回数、内容のカスタマイズが可能な以下の3種類のオンライン国際交流プログラムを提供しています。また、これらのプログラムは、当社が提携している海外校への訪問と組み合わせることで、より充実したブレンド国際交流プログラムとしても提供可能です。

⚫︎オンライン国際交流 TOMODACHIプログラム (90分×4回 または 45分×8回 など)
生徒たちはオンライン掲示板やビデオチャットを活用したグループ交流、1対1交流を実施し、伝統的な文化から趣味や学校生活、アニメや音楽などのサブカルチャーまで幅広く意見を交換します。最終日には幾つかのグループに分かれて、相手国について学んだことや新たな気づきをプレゼンテーションで共有します。

⚫︎オンラインSDGs国際協働学習 MOTTAINAIプログラム (90分×6回 または 45分×12回 など)
ノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイ氏の提唱する「MOTTAINAI」を主題に、生徒たちは2カ国混成の少人数グループに分かれて、異文化交流、天然資源の保全に関する議論を実施します。資源の浪費が地球に与える影響を調査し、その解決策をプレゼンテーションで発表します。

⚫︎オンラインSDGs国際協働学習 SDGsセレクション (90分×6回 または 45分×12回 など)
生徒たちは2カ国混成の少人数グループに分かれて、取り組みたいテーマを17のSDGsから一つ選択し、国際的な視点で調査と議論を行います。このプロセスで、共通の課題に対する解決策を模索し、それをプレゼンテーションで発表します。

<プログラムの効果>
プログラム参加後の生徒の意識変化*
⚫︎96% の生徒が「相手国/地域への関心が高まった」と回答
⚫︎95% の生徒が「英語学習のモチベーションが高まった」と回答
⚫︎97% の生徒が「地球規模の課題への関心が高まった」と回答

*2022年6月~2023年10月の当社プログラムへの日本人参加者のアンケート有効回答に基づいています。

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