【調査結果概要】
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4割以上の学生が起業に興味あり。身近に起業家がいる人の方が具体的なプランを描けている傾向
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起業したい理由、「使えるお金を増やしたいから」など金銭面が上位に
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3割以上がYouTubeやSNSをきっかけに起業に興味をもったと回答
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大学による起業支援は、関西の方が手厚い傾向
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起業についてのイメージ 1位「失敗した時のリスク大」2位「資金調達が困難」3位「莫大な資金が必要」
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3割以上がインターンシップに興味があっても行動できていない現状。起業意欲がある人はインターンシップへの関心度も高い。
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約4割が入社したい企業をインターンシップ先に選定
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キャリア検討で関心のあるキーワード、スタートアップを志す人は「ベンチャーキャピタル」、起業を志す人は「AI(人工知能)/ML(機械学習)」がそれぞれトップ
※本リリースでの「関西」は、アンケート対象の都合上、「大阪・京都」のみとなっております。
【調査結果詳細】
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4割以上の学生が起業に興味あり。身近に起業家がいる人の方が具体的なプランを描けている傾向
起業に興味があるか尋ねたところ、42.0%が「興味がある」と回答しました(n=300)。
<起業に興味があると回答/一部抜粋>
・20歳 東京 男性:一度就職したのちに、起業仲間を集めてから、起業したい
・21歳 大阪 女性:成長する企業がどんなものか知って体感してから起業してみたいから
・22歳 東京 男性:技術を身につけるのに時間がかかるから
・23歳 大阪 男性:会社員を体験してから独立したい
<起業に興味がないと回答/一部抜粋>
・19歳 東京 男性:ある程度知識を得て自信を持ってから考えたいから
・19歳 大阪 男性:失敗したときのリスクを考えると怖くて手を出せないから
・19歳 大阪 女性:自分に起業ができるとは思えないから
・25歳 東京 女性:0→1よりも1→100の方が自身の性格に合っていると感じるから
また、起業に興味がある人を対象に、家族や親戚、友人、知人に起業した人がいるか尋ねたところ、周りに起業した人がいる層の方が、具体的なプランを描けている傾向があることがわかりました(n=126)。
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起業したい理由、「使えるお金を増やしたいから」など金銭面が上位に
起業してみたいと思う理由を尋ねたところ、「使えるお金を増やしたいから」が47.6%で最も多く、「資産家になりたいから」が34.1%、「ビジネスに関心があるから」が31.7%と続きました(n=126/起業するつもりはないと回答した人以外)。
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3割以上がYouTubeやSNSをきっかけに起業に興味をもったと回答
起業に興味をもったきっかけを尋ねたところ、「Youtubeの影響」が33.3%で最も多く、「SNS(Youtube以外)の影響」が32.5%、「TVの影響」が24.6%と続き、YouTubeやSNSという身近なメディアが多くのきっかけを与えていることがわかりました(n=126/起業するつもりはないと回答した人以外)。
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起業に関する情報も、3割以上がSNSやYoutubeから得ている結果に
起業に関する情報はどのように得ているか、または得たか尋ねたところ、「SNS(Youtube以外)」が38.9%で最も多く、「Youtube」が31.0%、「Web記事・コンテンツ」が27.0%と続きました。
起業に興味を持ったきっかけ同様、起業する人にとってSNSとYouTubeが大きな存在であることがわかりました(n=126/起業するつもりはないと回答した人以外)。
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大学による起業支援は、関西の方が手厚い傾向
在籍する大学に起業に関するサポートがあるか尋ねたところ、東京の学生で「何かしらのサポートがある」と回答したのは49.3%なのに対し、関西は56.0%と6.7ポイント高く、関西の大学の方が起業に関するサポートがあることがわかりました(n=150/東京、n=150/大阪・京都)。
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起業についてのイメージ 1位「失敗した時のリスク大」2位「資金調達が困難」3位「莫大な資金が必要」
起業についてどのようなイメージを持っているか尋ねたところ、「失敗した時のリスクが大きい」が48.3%で最も多く、「資金調達が難しい」が36.7%、「莫大な資金が必要」が32.0%と続き、ポジティブなイメージより、起業時の大変さや困難さをイメージする人が多くいることがわかりました(n=300)。
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起業する際のハードル、半数以上が「ビジネスの基礎知識」「資金調達」と回答
起業するにあたり、どのようなことがハードルになると思うか尋ねたところ、「ビジネスの基礎知識が少ない」が53.7%で最も多く、「資金調達」が51.7%、「自己資金」が39.0%と続きました(n=300)。
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約半数が資金調達の支援を希望
起業する際に、どのような支援があったらいいか尋ねたところ、「資金調達の支援」が47.7%で最も多く、「相談できる先輩経営者との接点」が37.7%、「税務や法律関連の相談支援」が37.3%と続きました(n=300)。
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3割以上がインターンシップに興味があっても行動できていない現状。起業意欲がある人はインターンシップへの関心度も高い。
インターンシップに興味があるか尋ねたところ、「興味があるが、行動できていない」が34.3%で最多となりました。また、長期・短期を合わせて約3割の学生が何かしらのインターンシップに参加したことがあることがわかりました(n=300)。
また、起業の意向があると人とそうでない人を比較したところ、起業意欲がある人の方がインターンシップへの関心度が高いことがわかり、仕事への理解を深めるために意識をしていることがわかりました(n=300)。
<インターンシップに参加した目的/一部抜粋>
・21歳 東京 女性:自分が希望する職種への理解を深めるため
・21歳 大阪 女性:自分の興味関心を知るため
・21歳 京都 男性:業務内容をより深く理解するため
・22歳 東京 男性:内部構造がしりたかったから
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インターンシップに参加した約半数は、今年のサマーインターンシップにも複数社参加している
インターンシップに参加したことがあると答えた人を対象に、今年のサマーインターンシップに参加したか尋ねたところ、45.1%が「複数社参加した」と回答しました(n=82/インターンシップに参加したことがある人)。
<今年のサマーインターンに参加した理由/一部抜粋>
・19歳 東京 女性:他の企業を見なければその企業だけが社会の全てだと感じてしまいそうだから
・21歳 東京 女性:早期選考の情報を入手したいから
・21歳 京都 男性:興味ある企業の業務内容を理解したいと思ったから
・22歳 大阪 女性:色々な価値観の企業に出会うことで視野が広がると考えたから
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約4割が入社したい企業をインターンシップ先に選定
インターンシップ先を選ぶ際に重視することを尋ねたところ、「入社したい企業であること」が41.3%で最も多く、「実務を経験できること」と「自分の適正に合っていること」が31.0%と続き、自身のキャリアや将来を見据えてインターンシップに参加している人が多いことがわかりました(n=300)。
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約9割がサマーインターンシップに参加したことで、様々な影響を受けたと回答
サマーインターンシップに参加したと回答した人を対象に、サマーインターンシップがキャリアの考え方や就職先の選択に影響があったか尋ねたところ、「とても影響した」と「やや影響した」を合わせて約9割が影響があったと回答しました(n=53/サマーインターンシップに参加した人)。
<サマーインターンに影響を受けた理由/一部抜粋>
・18歳 大阪 男性:起業することになったから
・21歳 大阪 女性:知らなかったこと、自分の大事にしたい価値観など見つけられたから
・22歳 大阪 女性:具体的に何を行動すべきかわかったから
・25歳 東京 女性:幅広い業界に触れ視野が広がったから
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キャリア検討で関心のあるキーワード、起業を志す人は「AI(人工知能)/ML(機械学習)」、スタートアップを志す人は「ベンチャーキャピタル」がそれぞれトップ
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THE SEED 代表 廣澤 太紀 コメント
今回の調査では、起業に興味がある学生が4割以上もおり、家族や知人など周りに起業家がいることが大きく影響していることが印象的でした。また、起業に限らず情報収集のツールとしてYoutube等のSNSを駆使していることが今の若い世代の特徴であると感じています。これまで「起業」はハードルが高いと感じていた方も、SNSメディアの普及で簡単に情報にアクセスできることで、選択肢の幅が広がっています。実際に起業意欲がある学生はインターンシップや情報交流会にも積極的に参加しており、自ら行動を起こしている方が多い傾向です。
THE SEEDは、創業初期の起業家への投資に加え、東京や関西にてスタートアップを始めるきっかけを提供する場を作り、若い才能が大きく成功する後押しとなることを目指したイベントを定期開催しています。今後もより多くの学生とのタッチポイントを増やし、起業やスタートアップに触れるきっかけ作りを支援してまいります。
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【調査概要】
調査名称:起業に関するアンケート
調査機関:Freeasy
調査対象:東京と関西(大阪・京都)の大学生
調査方法: Webアンケート
調査日:2023年10月10日〜2023年10月11日
有効回答数:300件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります
◼️調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「THE SEEDの調査によると」「THE SEED調べ」など
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シード投資家「THE SEED」概要
ファンド名:THE SEED
代表者:廣澤 太紀
投資対象:日本を中心とするシードラウンドのIT系スタートアップ。EC、CtoC、ブロックチェーン関連事業、AR/VR、ゲーム関連事業等など。
ファンドブログ:https://theseed.vc/magazine
投資相談の面談について:https://theseed.vc/theseedtalk
スタートアップ関西:https://startupkansai.com/
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THE SEED 代表プロフィール
廣澤 太紀(Hirozawa Daiki)
1992年生まれ 大阪府出身。
2015年シードVCに入社。
新規投資先発掘や投資先支援に従事。
2018年9月 独立し、シードファンド「THE SEED」を設立。
2021年3月 2号ファンドの設立を発表
現在、1、2号で約16億円を運用。
20代の若手起業家へ創業出資。「スマートコーヒースタンド root C」、農業技術のSaaSサービス「AGRIS」やVR/AR事業など、現在約50社へ創業投資。
Facebook:https://www.facebook.com/Daiki.Hirozawa
Twitter(X):https://twitter.com/HirozawaDaiki
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「SEEDSHIBUYA」施設概要
スタートアップエコシステムの強化を目的に、定期的にスタートアップ交流会やVC・エンジェル投資家によるメンタリングデーなどのイベント開催を予定しています。
運営 : THE SEED
場所:東京都渋谷区
対象:投資先もしくは、投資検討先
ご利用について:THE SEEDにご連絡ください