『ウッドデザイン賞2022』、4つの大臣賞の授与が決定!

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「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。
現在、募集中の「ウッドデザイン賞2022」では、最優秀賞として、これまで表彰されてきた「農林水産大臣賞」に加えて、新たに今年度より「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」が授与されることが決定しました。
また、「建築・空間分野」の新たな審査員が決定しました。応募締切は7月31日(日)18時です。
◆「ウッドデザイン賞2022」公式サイト  https://www.wooddesign.jp/
■脱炭素を始め、多様化する時代のニーズに合わせ、4つの大臣賞が授与されます

木を使うことによって社会課題の解決を目指す活動を「ウッドデザイン」と定義し、「ウッドデザイン賞」はその優れた事例を広く公募、評価、顕彰する制度です。
2015年度に林野庁補助事業として創設されて、これまで7年間で1,656作品が「ウッドデザイン賞」を受賞しており、全受賞作品は、公式サイトの「受賞作品データベース」(下記「参考1」参照)に掲載されています。

現在、募集中の「ウッドデザイン賞2022」において、多様な木の活用のデザインを通じて、「地域活性化と持続可能な森林経営の推進」「新たなライフスタイルやワークスタイルへの対応」「木造建築技術の振興や発展」「脱炭素社会へのシフト」等に貢献する最も優れた作品(最優秀賞)4点に、「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」が授与されることが決定しました。(昨年度までは「農林水産大臣賞」のみが設定。下記「参考2」参照)
応募締切は7月31日(日)18時となっています。

 

 

主催は昨年11月に設立された「一般社団法人日本ウッドデザイン協会」。木を積極的に使い社会を変革するために多様な企業・組織・団体が集った組織です。ウッドデザイン賞2022は当協会のさまざまな取組と連動します。

■「建築・空間分野」の新任の審査員が決定しました
「ウッドデザイン賞2022」の「建築・空間分野」の審査員に新たに原田真宏氏が就任しました。

原田真宏:建築家。マウントフジアーキテクツスタジオ主宰。1973年静岡県生まれ。芝浦工業大学大学院修士課程修了。隈研吾建築都市設計事務所、文化庁芸術家海外派遣研修員制度でスペイン・バルセロナのホセ・アントニオ&エリアス・トレースアーキテクツ、磯崎新アトリエを経て、2003年に建築家の原田麻魚氏と共にマウントフジアーキテクツスタジオを設立。2017年より芝浦工業大学建築学部建築学科教授。

※審査委員の一覧は、「ウッドデザイン賞」公式サイト(https://www.wooddesign.jp/)をご覧ください。

◆「ウッドデザイン賞2022」実施概要
【主催】⼀般社団法⼈⽇本ウッドデザイン協会
【応募受付期間】2022年6⽉20⽇(⽉)10時〜 7⽉31⽇(⽇)18:00 ※ウェブサイトからの応募のみ
【賞の構成】(*印:2021実績)
 最優秀賞(農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞)/各1点
 優秀賞(林野庁長官賞)/数点×3部門 (*2021年実績 : 9点/3点×3部⾨)
 奨励賞(審査委員長賞)/数点×3部門 (*2021年実績 : 15点/5点×3部⾨)
 ウッドデザイン賞(入賞)/二次審査を通過したものすべて
 ※その他、テーマ別の特別賞等も設置予定です。詳細は追って発表いたします。
【応募分野・サブカテゴリー】
  (1)建築・空間分野 / 店舗・施設、住宅、⽊質化・リノベーション、屋外空間、新領域、その他
  (2)技術・建材分野 / 技術、試作物、建材・部材、新領域、その他
  (3)⽊製品分野 / ⽣活領域、公共・事業領域、新領域、その他
  (4)コミュニケーション分野 / ビジネスモデル、パートナーシップ、⼈材育成・⼈材確保、新領域、その他
  (5)調査・研究分野 / 調査・研究、新領域、その他
【表彰部⾨】
  (1)ライフスタイルデザイン部⾨
   
/ ⽊を活かして質の⾼いライフ&ワークスタイルを提案しているものが対象
  (2)ハートフルデザイン部⾨
   
/ ⽊を活かして⼼⾝を健やかにしてWell-beingの実現が期待されるものが対象
  (3)ソーシャルデザイン部⾨
   / ⽊を活かして森林・林業や地域・社会の持続性を向上させているものが対象
【エントリー料】
 1件につき55,000円(消費税込)
 ※第⼀次審査は無料。第⼀次審査を通過し、第⼆次審査進出の作品はエントリー料をいただきます
 ※但し、以下の場合は、⾦額が異なります。
  ◆中⼩企業、個⼈事業主、⾃治体、⾮営利法⼈の場合 : 33,000円/件(消費税込)※条件があります
  ◆同⼀作品を複数分野に応募する場合:2分野以降は半額
  ◆調査・研究分野への応募:無料
  ◆(⼀社)⽇本ウッドデザイン協会の特別会員(⾃治体、公益的機関等):無料
【スケジュール(予定)】
 6⽉20⽇〜7⽉31⽇ 応募期間
 8⽉18⽇      第⼀次審査結果通知
 8⽉19⽇〜8⽉31⽇ 第⼆次審査申請(書類審査)、エントリー料振込期間
 9⽉14⽇〜9⽉28⽇ 第⼆次審査期間(現物等審査)
 10⽉6⽇      ウッドデザイン賞(⼊賞)結果通知・発表
 11⽉9⽇      最優秀賞、優秀賞、奨励賞等 発表
 12⽉7⽇〜12⽉9⽇ 「エコプロ2022」にて表彰式、受賞作品展⽰、セミナー等を実施

◆参考1:「ウッドデザイン賞」受賞作品データベース

過去の全1,656受賞作品を掲載過去の全1,656受賞作品を掲載

公式サイト内にオープンしている「受賞作品データベース」では、全受賞作品を閲覧することができます。
​「⽊製品のプレゼントを探したい」といったニーズに応じたフィルタリングやキーワード検索が可能で、商品購⼊のための関連情報も掲載されています。
また、⽊を巧みに活かした暮らしに彩りや癒しをもたらす建築・空間や家具など、優れた受賞作品をご覧いただけます。
https://www.wooddesign.jp/db/

◆参考2:過去の「最優秀賞(農林⽔産⼤⾂賞)」受賞作品

2021年度最優秀賞(農林⽔産⼤⾂賞)『URASHIMA VILLAGE』((株)⾦丸⼯務店、瀬⼾内ビレッジ(株))2021年度最優秀賞(農林⽔産⼤⾂賞)『URASHIMA VILLAGE』((株)⾦丸⼯務店、瀬⼾内ビレッジ(株))

2020年 最優秀賞 (農林⽔産⼤⾂賞) 『有明体操競技場』((株)⽇建設計、清⽔建設(株)、(公財)東京オリンピック・パラリンピッ ク競技⼤会組織委員会)2020年 最優秀賞 (農林⽔産⼤⾂賞) 『有明体操競技場』((株)⽇建設計、清⽔建設(株)、(公財)東京オリンピック・パラリンピッ ク競技⼤会組織委員会)

2019年 最優秀賞 (農林⽔産⼤⾂賞)『⽇本初となる中⾼層⽊造ハイブリッド建築を実現する技術の実証』(三菱地所(株)、(株)⽵中 ⼯務店、⼭佐⽊材(株)、⽥島⼭業(株))2019年 最優秀賞 (農林⽔産⼤⾂賞)『⽇本初となる中⾼層⽊造ハイブリッド建築を実現する技術の実証』(三菱地所(株)、(株)⽵中 ⼯務店、⼭佐⽊材(株)、⽥島⼭業(株))

2018年 最優秀賞 (農林⽔産⼤⾂賞)『江東区⽴有明⻄学園』((株)⽵中⼯務店、江東区、(株)久⽶設計)2018年 最優秀賞 (農林⽔産⼤⾂賞)『江東区⽴有明⻄学園』((株)⽵中⼯務店、江東区、(株)久⽶設計)

2017年 最優秀賞 (農林⽔産⼤⾂賞)『ノーザンステーションゲート秋⽥プロジェクト』(東⽇本旅客鉄道(株)、秋⽥公⽴美術⼤学 、(有)萩原製作所、(株)ジェイアール東⽇本建築設計事務所、第⼀建設⼯業(株)、鉄建建設(株))2017年 最優秀賞 (農林⽔産⼤⾂賞)『ノーザンステーションゲート秋⽥プロジェクト』(東⽇本旅客鉄道(株)、秋⽥公⽴美術⼤学 、(有)萩原製作所、(株)ジェイアール東⽇本建築設計事務所、第⼀建設⼯業(株)、鉄建建設(株))

 

◆主催団体:⼀般社団法⼈⽇本ウッドデザイン協会について
  • ⽊を活⽤した社会課題の解決をめざす取り組みを「ウッドデザイン」と定義し、「ウッドデザイン」に関わるあらゆる分野において、調査研究、ビジネスマッチング、広報普及啓発等を⾏うことを⽬的として設⽴された団体です。
  • 会員相互の連携並びにあらゆるステークホルダーとの対話及び協⼒によって、⽊のある豊かな暮らし、⽊材利⽤、森林・ 林業の成⻑産業化及び地⽅創⽣を推進

     

    して、カーボンニュートラルやSDGsへの貢献、持続可能な社会の実現を⽬指しています。 

【名 称】⼀般社団法⼈ ⽇本ウッドデザイン協会
【英⽂名】 Japan Wood Design Association(略称:JWDA)
【設⽴⽇】2021年11⽉18⽇
【所在地】東京都港区新橋3-5-2 新橋OWKビル6階
【会 ⻑】隈 研吾 

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