貿易DXを推進するトレードワルツが、国連IGFに出展。DFFTの1事例としてブロックチェーン上の貿易データ流通を紹介。

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貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®︎」を運営する株式会社トレードワルツ(以下:トレードワルツ)は、2023年10月8-12日にかけて、京都で開催された国連主催 インターネット・ガバナンス・フォーラム(以下:IGF)へ出展し、世界各国と日本の参加者に、事業紹介を行いました。政府が進める信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)を目指す方法として、ブロックチェーン技術を活用し信頼性を高めた貿易データを、世界各国で流通・活用するTradeWaltzを1事例としてご紹介しました。

■インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)について

 IGFは、インターネットに関するあらゆる課題について、国連主催のもと、多様な関係者が対等な立場で対話を行うインターネット政策の分野で最も重要な会議の1つとなっています。2006年の第1回会合以降毎年開催されており、第18回目となる2023年は京都で開催されました。IGF京都 2023では、“Internet We Want -Empowering All People -”(私たちの望むインターネット-あらゆる人を後押しするためのインターネット-)という全体テーマのもと、多様なステークホルダーが主催する約300のセッションが開催され、あらゆるインターネットの諸課題について議論を実施しました。

 生成AIに代表される「インターネット情報の活用」が益々進む昨今の状況下、それを管理・推進しつつも、一方で増加する偽情報を如何に減らしインターネット上の情報の正しさを管理するのか、まさにDFFT(信頼性ある自由なデータ流通)をどのように実現していくのか、日本国政府としても多くのメッセージを出されました。

河野デジタル大臣がIGF京都2023に出席しました|デジタル庁
デジタル庁は、デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを一気呵成に作り上げることを目指します。

■トレードワルツのIGF出展と関連イベント登壇

 トレードワルツは信頼性あるブロックチェーン基盤上で、グローバルに貿易情報を自由につなぐ貿易情報連携サービス「TradeWaltz®」を運用しており、No.13のブースでIGFへ出展する機会を得ました。また国連にオブザーバーステータスを持つ世界最大の民間団体ICC(国際商業会議所)が10月5日に事前イベントとして開催したイベントでは登壇も行いましたので、その様子を下記ご報告致します。

<10月5日開催 ICC日本委員会主催 デジタル経済カンファレンス>

デジタル経済が抱える諸課題、ICCと日本政府の取組み | 国際商業会議所 日本委員会

イベント名

デジタル経済が抱える諸課題、ICCと日本政府の取組み

~ICC本部Global Policy局長 Mr.Andrew Wilsonをお迎えして~

主催

国際商業会議所(ICC)日本委員会

日時

2023年10月5日(木) 15:00~17:00(日本時間) 受付 14:45より

場所

東京都千代田区丸の内3-2-2丸の内二重橋ビル4F 日本商工会議所 会議室A・B

プログラム内容

1. ICC本部グローバル政策の紹介とその目指すところ
   ICC Global Policy局長 Mr. Andrew Wilson
 2. Data Free Flow with Trust(DFFT)政策とその課題
   デジタル庁総括官付参事官付企画官 目黒 麻生子氏
 3. ICC DSI(Digital Standardization  Intiative)デジタル貿易標準化と各種貿易書類の電子化
   株式会社トレードワルツ 執行役員COO、CMO 染谷  悟氏
   東京海上日動火災保険㈱ 海上業務部 専門次長 新谷 哲之介氏

                      (法制審議会商法部会幹事)
 4. 意見交換会
     モデレーター:

   一般社団法人 国際経済連携推進センター(CFIEC)理事 横澤  誠氏

   (ICCデジタル経済委員会アジア地域アンバサダー) 

<10月8-12日 IGFブースの様子>

世界各国のインターネット事業者、政府関係者とブースでお会いしましたが、情報公開できる日本政府・自治体関係者様のみご紹介いたします。

[関係者のコメント]

国際商業会議所(ICC)日本委員会 シニアアドバイザー 人見 欧司

「国際商業会議所(ICC本部パリ)は世界170ヵ国、45百万を超える会員企業を持つ世界最大の民間団体で1920年の創立以来、自由貿易を推進しています。この度当委員会の会員企業であるトレードワルツ社様にはデジタル貿易の推進役として世界貿易の更なる効率化の観点から当委員会のカンファレンスおよびICC本部がマルチステークホールダーとして参画している国連IGF会議の場にも参加頂き、日本のプレゼンスを高めることが出来ました。誠にありがとうございました。」

株式会社トレードワルツ 執行役員COO、CMO 染谷 悟

「この度、国連IGFならびにICC関連イベントへ出展・講演の機会を頂きました皆様に感謝申し上げます。トレードワルツは日本の貿易実務者の業務が少しでも効率化できるよう、ブロックチェーン上で産業・国境をまたぐ手続きの電子化、データ流通にチャレンジしていますが、政府が目指すDFFTの実現に対しても、何らかお役立ち出来ていたなら幸いです。今後も貿易の未来をつくるために、私たちは一歩ずつ歩みを進めてまいります。」

■トレードワルツについて

商号      : 株式会社トレードワルツ
代表者   : 代表取締役 執行役員社長 小島 裕久
所在地   : 〒100-6036 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング36階 WORKSTYLING
設立      : 2020年(令和2年)4月
事業内容: ブロックチェーンを活用した貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(注1)」のSaaS(注2)提供
人員数   : フルタイム63名
URL      : https://www.tradewaltz.com
株主一覧:   株式会社NTTデータ / 豊田通商株式会社 / 東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 /

              住友商事株式会社 / 三菱商事株式会社 / 株式会社TW Link /

                東京海上日動火災保険株式会社 / 豊島株式会社 / 株式会社上組 /

                株式会社フジトランス コーポレーション / 三井倉庫ホールディングス株式会社 /

                株式会社日新 / 株式会社三菱UFJ銀行 / 丸紅株式会社 / 三菱倉庫株式会社/

                損害保険ジャパン株式会社

SDGsへの取組み:弊社サービスは主に8,9,12,13,15,17のテーマについての取り組みを推進しています。

(注1)「TradeWaltz」は日本国内における株式会社トレードワルツの登録商標です。

その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

(注2)Software as a Serviceの略で、ユーザーがインターネット経由で必要なソフトウェア機能を利用する仕組み

本件に関するお問い合わせ先

株式会社トレードワルツ 広報・マーケティング部 担当:染谷、齋藤、須藤、中尾

Email:info@tradewaltz.com  

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