カイコバイオ原料の研究開発を行うMorus株式会社、NEDOのディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)に採択

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Morus株式会社(本社:東京都品川区・代表取締役CEO:佐藤亮、以下「Morus」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)が実施した2023年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(以下、「DTSU」)」に係る第1回公募において、DG Daiwa VenturesをパートナーVCとしてSTSフェーズ(実用化研究開発(前期))に採択されました事をお知らせいたします。 今回の採択により、カイコのポテンシャルを最大限に活用するための革新的な技術研究開発を進め、事業化・社会実装を早期に実現することを目指します。
  • ディープテック・スタートアップ支援事業 採択内容について

事業名称:カイコバイオ原料の量産・海外展開による、日本発素材産業の創出

 DTSUは、国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられ、革新的な技術の研究開発に取り組んでいるスタートアップ企業を支援するための事業です。3つのフェーズで、最長6年間、最大30億円の研究開発助成を行う事業です。

 Morusが取り扱うカイコという資源は、日本が世界有数の研究技術を有する分野であり、この食領域における事業を成長させることによって、世界の食糧課題および栄養課題の解決と、日本の研究技術の世界への発信、日本経済への寄与を実現しうる稀有な事業であると考えています。

 この度のDTSUの採択を受け、カイコの栄養価値を最大限に活用するための革新的な技術研究開発を進め、グローバル市場での事業化・社会実装を早期に実現することを目指して事業開発を進めてまいります。

  • Morus株式会社について

 Morusは、日本の経済的発展を支えてきたカイコのバイオ原料の供給と研究開発を行う、信州大学発の研究開発型のベンチャー企業です。他の昆虫にない豊富な栄養成分を多く持ち原料としての可能性に満ちたカイコを、品種改良と量産によって、食・飼料・ヘルスケアなど複数産業へ原料として供給し、「たんぱく質危機」などの世界的課題を解決することを目的に創業しました。

 カイコはたんぱく質が高含有であることはもちろんのこと、他の昆虫では確認されてない有用成分の研究が進んでいます。加えて、人類の長い歴史を通じ家畜化された昆虫であり、逃げない・共食いをしないなど量産に適した性質を備えていると同時に、昆虫の中でも長く研究が行われてきたため、今後も研究開発が円滑に進むことが予想されます。食分野でも日本発で世界的な健康課題も解決しうる、可能性に満ちた昆虫です。

  • 本件に関するお問い合わせ

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