ベクターHDが広東天枢新能源科技有限公司とEV充電設備に係る業務に関する提携契約を締結

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株式会社ベクターホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:渡邊 正輝、以下:ベクターHD) は、广东天枢新能源科技有限公司(日本語表記:広東天枢新能源科技有限公司、以下:INFORE・Tianshu 社)と、同社が製造するEV充電設備に係る業務に関する提携契約を締結いたしました。

ベクターHDは、今後日本市場において、EV充電器の仕様を確定し、CHAdeMO※1 および JARI※2 の認証取得をし、「VECTOR CHARGE」のブランドで、2024 年 4 月を目途に販売を開始する予定です。

【調印式】10 月 12 日ベクターホールディングス本社にて・(左)INFORE・Tianshu 社 総経理 劉 永、 (右)株式会社ベクターホールディングス代表取締役副社長 加藤 彰宏

【提携の背景】

日本政府は環境保護と持続可能性の観点から、2050 年までにカーボン・ニュートラルを達成することを宣言しました。この実現に向けた取組みの一環として、電気自動車(EV)の普及を大きく推進し、導入を後押しするため、充電ステーションの整備への支援を強化することで充電インフラの整備を加速させ、2035 年までに新車販売のすべてが電気自動車とハイブリッド電気自動車に制限される計画を掲げています。この政策のもと、日本全国で充電の便益性を高めるため、EV充電設備を急速に増やしています。EV充電設備設置目標を現在の設置数 3 万基から 2030 年までに 30 万口に倍増する案を提示し、そのために約 175 億円の補助金を充て、充電ステーションの整備を促進しています。

【ベクターホールディングス】

ベクターHDは、既存事業である ICT 事業においては、インターネットビジネスを通じてイノベーションと繁栄を創造し、デジタル技術の力で、人々の生活を向上させ、持続可能な社会を築くことに努めています。また、再生可能エネルギー事業において、環境配慮商品の取扱いや、サステナブル投融資等を通じて、脱炭素化、環境負荷の軽減に取組み、気候変動や資源枯渇などの課題に対処し、地球環境保護に貢献するとともに、企業支援、M&Aコンサルティングを通じて未来の人材、企業を育成しています。世界が直面する気候変動や資源枯渇といった課題に対処し、持続可能な経済と社会システムを実現するため、ベクターHDビジョン「未来につなぐ使命」を掲げ、サステナビリティ経営の理念に基づいて経営資源を最大限に活用し、地球環境の問題に取組むリーディングカンパニーとして信頼される企業を目指しています。

【INFORE・Tianshu 社】

INFORE・Tianshu 社(https://gd-tianshu.com/)は、東芝ライフスタイル株式会社を子会社とする中国の美的集団有限公司(深圳証券取引所上場 証券コード 000333)の創業者一族が経営する、盈峰环境科技集团(INFORE グループ:深圳証券取引所上場証券コード 000967)の中核企業です。INFORE グループのエネルギーサービス分野で活動し、優れた科学技術を駆使して独立したイノベーションと研究を行っています。INFORE・Tianshu 社の製品ラインナップには、柔軟性とインテリジェンスを備えた充電装置、統合ストレージと充電メインフレーム、多機能高速メンテナンス車両、EVバッテリーの検出装置、車両、エネルギー監視と運用のためのクラウドブレインプラットフォームなどの主要な製品が含 まれています。また、中国全土に充電インフラを展開する一方で、エネルギー効率の監視、 EV バッテリーのオンライン監視と診断、EV バッテリー残存価値のカスケード利用、 V2G/B2G ベースのマイクログリッドなどの製品とサービスを提供しています。 INFORE・Tianshu 社は、2022 年の EV 充電器スタンドの中国における出荷台数は約 2万基以上(AC、DC 合計)、8628 基の EV 充電スタンドを自社管理し、業界で主導的な 地位を占めています。

【提携内容】

ベクターHDは、同社が 2023 年 5 月 22 日のプレスリリース「株式会社ベクター、UNIPLATとのビジネスパートナーシップで日本のブロックチェーンサービススキームと海外企業の日本進出サポートエコシステムを構築」にて発表のとおり、Unify Platform AG が運営する 127 ヶ国からのメンバーが参加する起業家および研究者を支援するオンラインプラットホーム『UNIPLAT』に関する海外企業の日本進出サポートエコシステムの構築について協業しています。この度ベクターHDは、INFORE・Tianshu 社の日本進出をサポートするにあたり、同社の日本への EV充電設備の導入について 2023 年 7 月ごろから協議をしてまいりました。その結果、INFORE・Tianshu 社の日本市場への進出戦略として、同社が EV 充電設備を ODM/OEM 製造、ベクターHDは日本国内で「VECTOR CHARGE」として販売、設置の業務を担う本提携による事業の実現に向けて協働することを合意いたしました。また、本提携による事業の実現により、ベクターHDは、今後、INFORE・Tianshu 社の製品やサービスに関して、日本市場における唯一の指定窓口となる予定です。 ベクターHD は、市場環境の変化を捉え、日本国内において INFORE・Tianshu 社の優れた品質とサービスを提供する EV 充電器を販売することで、お客様に価値を提供し、事業の成長を目指します。日本政府の補助金制度を活用しながら、環境にやさしい未来の交通インフラを構築するお手伝いをいたします。

【各社の役割】

≪ベクターHD≫

充電スタンドの設計に関する提言、製品ロゴの提供

充電スタンド認証の取得、申請の協力

「VECTOR CHARGE」の販売、設置

≪INFORE・Tianshu 社≫

EV 用充電スタンドの設計、製品開発および関連サービスを提供

ODM/OEM 製品の製造、供給

なお、本提携によるベクターHD の当期(2024 年3月期)業績に与える影響は軽微です。

※1 CHAdeMO(チャデモ)は、2010 年に日本が主導して規格化を実現した世界基準の電気自動車(EV)の急速充電方式

※2 JARI は、一般財団法人日本自動車研究所が電気用品安全法や電気事業法などへの法規適合を前提として審査する適合性評価

株式会社ベクターホールディングス

ベクターホールディングスは、「未来につなぐ使命」というビジョンのもと、ICTによるサステナビリティの最適化、起業支援・M&Aとサステナビリティの融合、再生可能エネルギーの普及、環境配慮商品の販売、サステナブル投融資の推進に取組んでおります。経営資源を最大限に活用し、地球環境の問題に取組むリーディングカンパニーとして、皆様から信頼される企業を目指し、これらの取組みを継続的に推進してまいります。

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