物流再編プログラム第一弾として2024年秋に新拠点を開設

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日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)は、先般発表した「物流再編プログラム」の第一弾として、2024年秋にロボティクスの活用や新しい倉庫管理システムの導入などにより高度化された新拠点を埼玉県新座市に開設いたします。

 グループ全体での物流再編プログラムの背景、コンセプトにつきましては、先般プレスリリースしました「出版流通改革レポートVol.7(p.22)」をご確認ください。

出版流通改革レポートVol.7 (2023.08.25)|ニュースリリース|日本出版販売株式会社|出版取次・出版流通
出版流通改革レポートVol.7 (2023.08.25)|ニュースリリース|私たち日本出版販売株式会社(日販)は、1949(昭和24)年の創業以来、書籍・雑誌の流通を担う出版販売会社(出版取次)として、文化の普及発展に貢献すべく、不断の努力を続けてまいりました。現在では国内最大規模の出版販売会社としての地位を確固たるも...

2024年に開設予定の新拠点について

名称(仮):2024年度 新拠点(名称は今後発表)

所在地    :埼玉県新座市中野1丁目13-20

延床面積   :7,670坪

稼働予定   :2024年10月より順次

主要業務   :文具雑貨商品等の保管および仕分・出荷

        出版社様からの物流受託事業の拡張

        他社からの物流業務受託(3PL)

<新拠点の特徴>

1.書店様の売場展開に合わせた文具・雑貨商品などの出荷拠点を拡張し、保管・仕分・出荷などの物流機能を効率化します。

2.GTP(※)などのロボティクスを先行的に導入し、商品ピッキング作業の生産性を現状に比べて約3倍に向上させることを目標とします。同時に、作業者が歩く距離をできる限り少なくするなど作業者にかかる身体的な負担を軽減します。

3.今後、グループ共通となる新しい倉庫管理システムをこの拠点から導入します。これにより業務フローを標準化し、さまざまな状況に応じた物流サービスの提供を効率よく実現します。

4.半径3km圏内に日販グループの拠点が4つ集積し、延べ17,000坪あまりの作業拠点が集中します。これにより拠点間輸送などの輸送距離が短縮されるとともに、繁閑に合わせた作業スペース、人員の融通などが可能になります。また近隣には出版社様の倉庫も多く隣接しており、すでに将来的な物流連携の検討を開始しています。

5.今回入居する拠点は、法令で定められた耐火性能を有することは当然のこと、耐震性や強度、遮熱性、遮音性に優れた性能をもっており、安全で快適な就業環境を提供します。また構内に災害用備蓄品を常設し、災害が発生した時には構内の従業員のみならず、近隣住民への支援を行うことも想定しています。

※GTPとは Goods to person の略称。物流センターにおいてロボットなどに商品や商品棚を作業者の手元まで運ばせること。これにより作業者が商品を取りに行くという工程がなくなるため、棚入れやピッキングなどの作業において大幅な生産性向上が見込める。

今後の予定

 このたび新拠点にて導入するロボティクスや倉庫管理システムを、この先5年程度を目途として順次、他のグループ物流拠点にも展開し、物流機能を整理・統合していく計画です。これにより、さらなる効率化、コスト低減を図るとともに、経年劣化が進む出版流通を、高度化された物流へと進化させていきます。あわせて様々な企業とのアライアンスを志向し、日本政府が提唱するフィジカルインターネットの実現にも対応できる、しなやかで柔軟な物流へと生まれ変わらせていきます。

 

 新拠点の詳細およびその先の物流再編プログラムの計画については、改めて順次お知らせいたします。

■本件に関するお問い合わせ

日本出版販売株式会社 社長室広報課 担当:吉野

TEL.03-3233-3829 FAX.03-3233-6045

E-mail:press@nippan.co.jp

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