全国の小学校を舞台とした、ノートのリサイクルを通じて学ぶ体験型環境学習プログラム「つなげるーぱ!」を開始

この記事は約4分で読めます。
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)とコクヨグループの株式会社カウネット(本社:東京港区/代表取締役社長:宮澤典友)は2023年10月10日より、全国の小学校で不要となったノートのリサイクルを通じて学ぶ体験型環境学習プログラム「つなげるーぱ!」を開始します。

コクヨグループでは、長期ビジョンCCC2030※1で発表したマテリアリティの1つに「循環型社会への貢献」を掲げており、多くのパートナーや顧客と共に資源循環のための一歩をつなぎあわせ「捨てない社会」をリードすることを目指しています。

この度、子どもが初めて所有する消耗品のひとつと言えるノートを「捨てない」で、資源として循環させ続けることに学校や子どもたちと取り組み、体験を通じて学ぶ機会を提供することで、子どもの成長と共に「捨てない社会」を実現するための一歩を踏み出します。

※1長期ビジョンCCC2030(https://www.kokuyo.co.jp/ir/strategy/vision.html

■「つなげるーぱ!」概要

本プログラムは、『使用済みノート回収活動』と『環境学習活動』により構成されています。

『使用済みノート回収活動』に参加いただく小学校に、任意のダンボール箱で児童の皆さんから不要となったノートを集めていただき、宅配便にて回収、再生紙化します。

また、『環境学習活動』では「資源を循環させることがなぜ必要か」「どうすれば1人1人の行動が環境に良い影響を与えられるのか」「資源循環にはどんなハードルがあるか」といった、資源循環や地球環境の保護について学べる出張授業や、先生が授業で活用できるスライドや動画等の教育コンテンツの提供※2を行います。

本プログラムは東京都港区や滋賀県守山市、鳥取県鳥取市の小学校などで先行して導入を決めていただいております。今後さらに多くの自治体や学校にご参加いただくことで、全国の小学校を舞台に「捨てない社会」を実現してまいります。

<「つなげるーぱ!」イメージ動画:https://youtu.be/6zGolcJq3Eg

※2『環境学習活動』は2024年から開始予定

<出張授業の様子><出張授業の様子>

<出張授業の様子><出張授業の様子>

■取り組みの背景

学校で使われる文房具の中でもノートは使用資源量が多く、小学生が使用するノートは年間約4360万冊です※3。大量に消費されるノートですが、その41%※4が燃やすごみとして廃棄されており、その他、資源価値を低下させるダウンサイクルなどが主な処理方法となっているのが現状です。

子どもの身近にありながらも、環境保全に取り組むうえでその使用資源量や廃棄方法に課題を抱えるノートを生まれ変わらせるプロセスを、将来を担う子どもたちが体験することで、環境への理解と共感を深め、持続可能な価値観を養うきっかけになると考えています。

将来的にはノートに限らず対象となる文房具を広げていくことで、文房具が燃やすゴミとならず、資源としてまわりつづける未来を目指しています。

※3コクヨ調べ

 ・一人当たりのノートの年間使用冊数は、小学校低学年で平均5.5冊、高学年で平均8.5冊。(2023年6月実施調査)

 ・1冊125gとすると年間約5400tの紙を使用。

  1tの紙をつくるのに20本相当の木材が必要とすると、木材量に換算して約11万本。

※4コクヨ調べ 

■プログラムスタートキャンペーン

2023年12月22日(必着)までにお申し込みとノート送付にご参加いただいた学校には、回収原料を一部使用して製造したノートノートを児童の参加予定人数分進呈します。(翌年3月上旬お届け予定)

※お申込みが当社の保有数を超える場合キャンペーンを終了します。

■「つなげるーぱ!」サイト/参加のお申し込み

「つなげるーぱ!」の詳細と申し込みについては、以下サイトをご覧ください。

つなげるーぱ!|カウネット
小学校で使用済みノートの回収活動と小学3・4・5年生を対象に紙資源のリサイクルに関連する体験型学習コンテンツの提供や小学校での「出張授業」を実施するコクヨ独自の環境学習プログラム。

■「SUTENAI CIRCLE」WEBサイト

本サービスを含む、コクヨの循環型社会構築に向けた活動は以下サイトにて順次発信してまいります。

SUTENAI CIRCLE|コクヨ
コクヨグループは「循環型社会への貢献」をマテリアリティ目標の一つに掲げています。「SUTENAI CIRCLE」としてまとめた循環指針、資源循環のためのさまざまな取組みをご紹介します。
タイトルとURLをコピーしました