地温計測とAI未来予測で、最適な土壌環境へ

この記事は約4分で読めます。
株式会社ナイルワークス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永田 幸生、以下「ナイルワークス」)は、農業DXを推進しています。農業現場における様々なデータを計測し、AI技術を活用した分析ソリューションの開発を進めています。
  • 地温計測が、消毒効果の判断材料に

病原菌が死滅するのに必要な温度条件は様々ですが、多くの菌が死滅するためには、一定時間以上、地温40℃以上が続く必要があると考えられています。太陽熱消毒(※)の際、センサーにより、継続的に地温・気温を計測することで、病原菌に対する消毒効果や期間を判断する材料につながります。
 

※太陽熱消毒とは ―――
太陽熱エネルギーにより地温が上昇することで、病原菌や雑草の種子などを死滅させる防除技術です。土壌の微生物相を残したまま消毒することができ、農薬の使用量・コスト削減にもつながります。
 

  • 地温・気温・気象・土質データを組み合わせ、AIで未来を予測

ナイルワークスでは、2021年より、ビニールハウスでの太陽熱消毒、およびピーマン栽培におけるデータ利活用の実証実験に取り組んでいます。太陽熱消毒においては、センサーで地温を計測することにより、消毒効果や期間の判断に役立つことが分かりました。さらに、センサーで計測した地温・気温と、気象や土質データを組み合わせ、土壌環境の詳細な分析モデルの開発を進めています。AI技術で未来をシミュレーションすることにより、資材選定などの栽培計画に活かすことができます。また、様々な土壌パターンでシミュレーションすることが可能であり、それぞれの状況に応じた肥沃な土づくりや環境負荷の軽減に貢献できると考えております。

センサーを設置し、地中10㎝毎の地温計測センサーを設置し、地中10㎝毎の地温計測

深さ毎に、消毒効果を把握することが可能深さ毎に、消毒効果を把握することが可能

消毒期間の判断に、地温計測を活用(イメージ図)消毒期間の判断に、地温計測を活用(イメージ図)

 

  • 「NileBank(ナイルバンク)」でデータ管理 ― トライアルキャンペーンを実施 ―

センサーで計測した地温・気温などのデータは、ナイルワークスが展開するデジタル農業プラットフォーム「NileBank」に蓄積します。農業における各種データをデジタル情報として一元管理できるサービスです。煩雑で手間のかかるアナログ管理から脱却し、クラウド上で必要な情報をスムーズに閲覧することができます。リアルタイムで、関係者と情報共有することも可能なので、営農指導にも活用できます。
 

技術を体感していただくために、数量限定で「NileBank」のトライアルキャンペーンを実施し、日本の農業DXを推進してまいります。導入検討の際は、下記よりお問い合わせください。内容により価格が異なりますので、担当より、ご相談させていただきます。
 

■会社概要
設立:2015年1月
所在地:東京都千代田区神田錦町一丁目4番3号
代表者:代表取締役社長 永田 幸生
事業内容:農業用ドローンの開発、製造、販売
デジタル農業・農業DXにおける技術開発、サービス提供
農機シェアリングのシステム開発、運用
URL:https://www.nileworks.co.jp
 

タイトルとURLをコピーしました