【コワーキングスペース業界初の取り組み】全国に30店舗以上展開中の「アクセアカフェ」を運営する株式会社アクセアが、一般社団法人Ayumiのバリアフリー総合支援サービス「バリアフリー認証」の導入を決定

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アクセアカフェを運営する株式会社アクセアに一般社団法人Ayumiが運営するバリアフリー認証の導入が決定しましたのでお知らせいたします。「1人でも多くの人が快適にビジネス利用のできる場所を増やす」という考えの実現に向けた、コワーキングスペース業界では新たな取り組みとなります。

※業界初の記載について、当法人webリサーチを2023年8月-2023年9月まで実施

  • バリアフリー対策や障害者に対する接客の質向上が求められている背景

身体障害者や高齢者が年々増えていることに伴い、店舗やオフィスのバリアフリー対策や障害者の受け入れを求める声も年々増えてきています。

▶︎身体障害者数の推移

2010年:366.3万人、2014年:393.7万人、2018年:436万人

▶︎高齢者数の推移:

2005年:2,573万人、2015年:3,392万人、2025年:3,627万人(推計)
※参照元:厚生労働省障害福祉課「障害福祉分野の最近の動向」、総務省統計局「統計から見た我が国の高齢者」

バリアフリー対策をすることで、結果的に身体障害者だけでなく、バリアフリー化を求めている高齢者も合わせた4,000万人以上の人達にアプローチができることがわかります。

また、2024年4月に障害者差別解消法の合理的配慮の提供が民間事業者でも「義務化」されます。

コワーキングスペースや飲食店を中心とした店舗において「法律が改正されることを知らなかった」では済まされない状況にあります。

義務化前の現在でも、飲食店やスポーツジム、ネットカフェなどで入店拒否があり、訴訟問題に発展するケースは増えています。同時に、メディアやSNSでの拡散による企業や店舗のイメージダウンにも繋がってしまいます。

そのため、コワーキングスペースや店舗の新規顧客獲得・差別化・リスク回避を、バリアフリー対策や障害者対応の観点から支援していくサービスの必要性が増してきているのです。

  • バリアフリー認証導入の背景

「アクセア」「アクセアカフェ」など、東京都を中心に80店舗以上展開する株式会社アクセアも、バリアフリー対策や障害者の受け入れの重要性を認識していたものの、具体的な取り組みがわからずにいました。

「1人でも多くの人が快適にビジネス利用のできる場所を増やす」という考えをもつ株式会社アクセアにとって、障害者など1人でも多くの人が快適に利用ができる店舗にしていくために下記の行動が必要だと考えていました。

・現状できているバリアフリー対策とできていないことを把握する

・障害者との接触機会を作ることやアドバイスを受けることでサービス品質向上に繋げる

・情報発信にも配慮ある施策を行うこと

そこで、一般社団法人Ayumiの「バリアフリー認証」の導入を決定。導入にあたって、障害当事者が店舗に訪問してバリアフリーに関する調査を行い、その調査をもとに当事者からバリアフリー化や障害者対応におけるアドバイスが行われます。

さらに、バリアフリー情報サイトへの掲載を通じて新たな顧客層へのアプローチも可能になります。

アクセアカフェ東京八重洲店からバリアフリー認証の導入を始め、実証実験を行いながら今後導入店舗数を増やしていくための協議をしています。

バリアフリー認証を導入する中で行ったバリアフリー対策の一部事例

・車椅子利用者の方が出入りがしやすい場所に車椅子利用者専用マークをつけた上でテーブルに配置

・手に麻痺がある方や車椅子利用者が自動販売機を使えるように、店舗にある棒を自動販売機の横に設置

新規事業部 カフェ事業担当マネージャー 野澤氏も「より多くの方に快適に過ごしてもらうのはもちろんのこと、私たちのようなコワーキングスペースを運営している会社がバリアフリー対策や障害者対応への感度を高め、サービス品質向上に繋げていくことで、バリアフリーな社会へ近づくことに寄与できたら嬉しい」とコメントを寄せています。

  • バリアフリー認証について

物理的バリアフリーや、障害者への接客に関する調査・審査・認証を身体障害者と行い、店舗のバリアフリー対策を中心とした認知向上やリスク回避を総合支援するサービスです。

調査を通じて、接客や店舗の状態に適したバリアフリー化に向けたアドバイスを行います。さらに、他店舗との差別化策の提案やバリアフリー情報サイトへの掲載、SNS・公式LINE発信、2024年4月から施行される合理的配慮の義務化への対策となる知識提供や講習を行います。

  • バリアフリー認証の詳細

1.バリアフリー調査・審査・認証を通じたアドバイスや店舗のPRを実施

調査内容からバリアフリー化やバリアフリー情報の発信方法のアドバイスを実施

2.SNS・Googleマップを使った認知向上支援

Instagram・Googleマップ・公式LINEを通じて定期的にバリアフリー情報を発信

3.認証店舗同士で相互送客の機会を創出

店舗のテーブルやレジ横等にステッカーや三角POPを設置し、認証店舗としてのアピール実施、来店者が他の認証店舗を知る機会を創出

4.クレーム / 風評被害回避のため、講習を実施

現場で起きることを想定した障害者に対する接客体験講習を障害者が店舗に訪問し実施

5.グループを組み、障害者に質問が可能な環境を用意

導入後も、伴走支援を障害当事者が行い、相談できる環境を用意

バリアフリー認証サービスページ:https://the-ayumi.jp/service-lp/

資料請求はこちら:https://the-ayumi.jp/document-request/

  • 会社概要

会社名:株式会社アクセア

所在地:東京都千代田区麹町2-4-11 麹町スクエアプラザ2F

代表取締役:吉田 忠司

事業内容:システム、SNSアプリ等の開発、デジタルプリント、コワーキングスペース、フィットネスなどの運営及びシェアリングサービス

電話番号:03-6261-3603

法人概要:https://www.accea.com/

BizSPOT:https://spot.accea.co.jp/

アクセアカフェ東京八重洲店:https://www.accea.co.jp/map/tokyo_yaesu.html

アクセアカフェ東京八重洲店-Googleマップ:https://goo.gl/maps/TjcWX7pUCUjh5ESQ8

法人名:一般社団法人Ayumi

代表理事:山口広登

所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号 桑野ビル2階

事業内容:バリアフリー認証・バリアフリー情報サイト・バリアフリー基金

法人URL:https://the-ayumi.jp

電話番号:03-6778-2636

  • 「障害」という表現について

障害という定義は「社会との壁」とAyumiでは考えています。「害」という字は、本人の心身機能に障害があるという意味ではなく、社会との壁を指していること。また、障碍や障がいという字を用いて表記ゆれが起きることで、当事者やご家族、関係者が本当に得たい情報が得られなくなってしまうリスクがあります。

このようなリスクをAyumiでは生じさせないためにも、障害と表記しています。

  • 本件に対する問い合わせ

法人名:一般社団法人Ayumi

メールアドレス:contact@the-ayumi.jp

担当:代表理事 山口広登

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