富士見工業株式会社が静岡県畜産技術研究所との共同開発により「牛ふん堆肥の粒状化」に成功。

この記事は約4分で読めます。
富士見工業株式会社(以下、富士見工業)は、静岡県畜産技術研究所との共同開発プロジェクトにより、革新的な「牛ふん堆肥の粒状化」技術を開発しました。この新技術は、農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」の一環として、環境に配慮した持続可能な農業の実現を目指す堆肥利用にも適応可能です。この成果は、循環型農業の推進と、日本の農業全体の持続可能性向上に貢献する可能性を秘めています。

■みどりの食糧システム戦略とは

「みどりの食料システム戦略」PR動画

「みどりの食料システム戦略」説明動画(全体版)

 ※枝元事務次官インタビュー

「みどりの食料システム戦略」は、日本の農林水産省が策定した政策方針であり、食料の生産・加工・流通・消費の全体を一つのシステムとして捉え、持続可能な食料生産を可能にすることを目指しています。この戦略は、食料・農林水産業の生産力の向上と持続性の両立をイノベーションで実現することを核心としています。具体的には、新たな技術の導入や効率的な生産手法の実践、環境に優しい農業の推進など、食料生産の持続性を高める取り組みを支援・推進することが含まれます。これにより、安全で高品質な食料を持続的に供給し、同時に農林水産業の発展と環境の保全を図ることが目標とされています。

参照:農林水産省「みどりの食料システム戦略トップページ」

みどりの食料システム戦略トップページ:農林水産省

■開発した背景

【家畜ふん堆肥の課題】

家畜ふん堆肥の利用は、資源循環型および環境保全型の農畜産業を進めるために重要な位置づけとなっていますが、堆肥の流通や利用の面での課題が存在しています。

① 従来の家畜ふん肥料は、専用の機械なしには撒きにくい

② 家畜ふん肥料は重く、広域の運搬が困難

総じて、家畜ふん堆肥の有効利用には、その利点を最大限に活かしながら、これらの課題に取り組む必要があります。

■粒状化の利点と今後の展開

これらの課題を受け、富士見工業は、静岡県畜産技術研究所との共同開発により、牛ふん堆肥を粒状に処理する技術を開発しました。この牛ふん堆肥の粒状化はみどりの食料システム戦略の中でも特に『化学肥料の使用量30%低減』と『耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大』という課題に貢献できると考えております。

従来の牛ふん堆肥は、重く、専用の機械なしには撒きにくいという課題がありました。

しかし、この新技術により、牛ふん堆肥を粒径2〜8mmに制御した粒状にすることが可能となり、機械による撒布が容易となります。さらに、重量が約25%低減し、運搬も効率的に行えます。

また、湿式造粒法によるこの新技術は、高含水の牛ふん堆肥も処理できるため、より広範な農家への供給が可能となりました。

※ 牛ふん粒状堆肥を使用した野菜の栽培試験は静岡県農林技術研究所と共同研究済み

■最後に

富士見工業は、堆肥工場の選定と製造システムの設置を進め、2024年春の出荷を目指しております。これにより、農業の持続可能な未来と環境保護に貢献する製品を提供し続けるとともに、地域社会と共に成長していくことを強く意識しております。

■会社概要

【社名】富士見工業株式会社

【住所】〒422 – 8026 静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22

【URL】https://fujimi-group.co.jp/


■ 本件に関するお問い合わせ

 担当:企画開発部 中村

 電話:054-282-2351(代表)
メール:y.nakamura@fujimi-group.co.jp

タイトルとURLをコピーしました