■対局のみどころ
両者の対戦成績は、12戦して藤井JT杯覇者の8勝4敗。戦型は、全ての対局が菅井八段の振飛車と藤井JT杯覇者の居飛車という対抗形。菅井八段の振飛車の内訳は、三間飛車が5局、中飛車が5局、四間飛車が2局。今年の叡王戦五番勝負で菅井八段が挑戦者となり奮闘したのは記憶に新しいが、その五番勝負では菅井八段は全局三間飛車を採用しており、そのうち3局が相穴熊の戦いとなっている。「JT杯」では2020年に対戦があり、その時は藤井JT杯覇者が菅井八段の四間飛車を、こちらも相穴熊の末に勝利している。過去、他に持ち時間の短い早指し棋戦での対局はない。今回の一番も、菅井八段の振飛車vs藤井JT杯覇者の居飛車という構図は予想できるが、菅井八段がどの筋に飛車を振るのかは、注目の瞬間だ。叡王戦の借りを返したい菅井八段に充実著しい藤井JT杯覇者がどう立ちはだかるか、観客をぐいぐい引き込む大熱戦になることは間違いない。「こども大会」優勝経験者同士の熱い熊本での対局に注目だ。
■注目の対局を盛り上げるのはこの3人
大盤解説は福岡県在住の豊川孝弘七段。1982年高1のときに奨励会入会。同期は羽生善治九段、佐藤康光九段らがいる。遅咲きと言われたが、順位戦でB級1組まで到達した実績がある。局面が忙しくなるまでは豊川七段のダジャレが連発される可能性が大である。緊迫の一戦の中にもユーモアある豊川解説に期待だ。
(写真)左から 解説/豊川孝弘 七段 聞き手/伊藤沙恵 女流四段 読み上げ/水町みゆ 女流初段
■「JTプロ公式戦」トーナメント表
※タイトル・段位は2023年9月8日現在のものです。
■ABEMAでの生中継スケジュール
※放送開始時間は変更になる可能性があります。
■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。
ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。
JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。
■大会名義
主 催/ 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後 援/ 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協 賛/ JT、テーブルマーク
■大会情報
大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
「JT杯」公式Twitter https://twitter.com/jt_shogi
お問合せ
「将棋日本シリーズ」総合事務局 TEL/03-5166-0290 E-mail/info@jt-shogi.jp
〒104-6038東京都中央区晴海1-8-10晴海トリトンスクエアX棟㈱I&S BBDO内
※「棋士の写真」や「各種調査データ」の提供等もいたします。