犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築くため、全国で展開されている「社会を明るくする運動」。7月は同運動の強調月間となっていることから、4日、同運動の啓発のため、市立川西こども園の子どもたち33人が飾り付けた笹を川西保護区保護司会が市役所1階南玄関に設置した。展示期間は8日(金)まで
社会を明るくする運動は今年で72回目。毎年、全国で啓発活動が行われている。
また、同運動では7月を強調月間としていることから、川西保護区保護司会では、飾り付けされた笹を市役所1階南玄関に設置(笹飾りは平成28年から実施で、今年で7回目)した。
笹飾りは市内の市立保育所、認定こども園、幼稚園もしくは市立就学前施設に通う園児と保護者が作ったもので、この日、市役所内で、川西こども園に通う園児33人が代表して笹に結びつけた。作業は30分で終了。その後、同保護司会が飾り付けられた笹を1階南玄関に設置。
同保護司会で犯罪や非行の予防活動を主に担当する髙橋宏行さん(たかはし ひろゆき)は、「次代を担う子どもたちが笑顔いっぱいで健やかに育っていけるように、という思いからこのイベントを行っています。「社会を明るくする運動」を、もっと多くの人に知ってもらい、みんなに元気を届けたい」などと話した。
<社会を明るくする運動>
全ての国民が、犯罪や非行の防止と、過ちを犯した人の立ち直りについて理解を深め、それぞれの立場で力を合わせて、犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築くための全国的な運動。
<保護司>
犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支えるボランティア。保護観察官と協働して保護観察を受けている人と面接し、指導や助言を行う。また、刑事施設や少年院に入っている人の生活環境の調整を行うほか、犯罪予防活動にも取り組む。全国で約4万8,000人が活動している。