■ストレス社会で注目される「涙活(るいかつ)」
科学技術も高度に発達し、より便利で快適な生活が実現しているのが現代社会です。その一方で、ストレス社会とも呼ばれるこの社会で、現代人は多くのストレスを抱えて、こころの病に悩んでいます。
例えばパソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトは、交感神経を活発にするという作用があります。つまり身体は活動状態になっています。この交感神経の活性化はストレスが溜まる原因とも言われています。他にも仕事や勉強中、緊張する状況にいることなどなど疲れやストレスを感じやすい場面で交感神経は活性化します。ストレス解消には身体をリラックスさせる副交感神経の活性化が基本です。その方法の一つとして「涙活(るいかつ)」があります。
「涙活(るいかつ)」とは、意識的に涙を流すことでストレスを発散する方法です。人は、2分から3分ほど泣くだけでも、自律神経が交感神経(=緊張や興奮を促す神経)から副交感神経が優位な状態(=脳がリラックスした状態)へとスイッチされるといわれています。泣くことで脳が癒され、たまったストレスをスッキリ解消することができると考えられるのです。また「心の混乱」や「怒り」、「敵意」も軽減することが研究でわかっています。
■感涙療法士・吉田英史のプロフィール
1975年生まれ。早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて、相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから、「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目し、2013年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を医師、脳生理学者で、東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と創設。感涙療法士として教育機関(生徒や先生、PTA向け)、医療機関(医師や看護師等の医療関係者向け)、福祉施設(利用者や職員向け)、企業、自治体において、涙活講演会やワークショップを実施。また『涙と旅カフェあかね』という泣けるカフェや『鎌倉涙活ツアー』という泣けるツアーもプロデュース。精力的に「涙活」を使ったサービスも展開中。元高校教師、スクールカウンセラー。通称、なみだ先生 。主な著書に『涙活力 るいかつりょく』(玄文社)。
※感涙療法士とは「涙活」という手段を使って、医療や福祉、教育の現場で「感動して泣くこと(感涙)」を広め、ストレスを抱えた人の心の健康をサポートする資格。
▼ なみだ先生HP:https://www.teasteacher.com/
▼ 涙活HP:https://www.ruikatsu.net/
▼ 感涙療法士認定講座HP:https://www.ruikatsu.net/kanruiryohoshi
▼ 涙と旅カフェ あかね HP :https://www.ruikatsu.net/tearsandtravelcafe
▼ 鎌倉涙活ツアーHP:https://www.ruikatsu.net/kamakuraruikatsu