そこで当団体では、宮城県での活動地域と連携して、経済的困難を抱えるひとり親家庭の子ども達に、学習やあたたかい食事の場をサードプレイスとして提供しており、年間延べ2,700人の子ども達が参加しています。子どもたちのありのままを受けとめる、やりたいを叶えるのが特徴で、同所に通うかなちゃんが夢だった子どもカフェをオープンしたり「手作りトートバッグを販売してみたい!」という子たちがネットショップをオープンしたりと新たな活動も生まれているほか、サードプレイスに来られない子たちもサポートするべく「会いに行くサードプレイス」として移動図書館をスタートするなど、子どもたちに寄り添ったサポートをしております。これまで自治体からの補助金等で運営が成り立っていましたが、2023年度からそれが打ち切りとなり主財源で運営する必要がありました。
団体職員は子どもや親の支援活動に専念しており、資金調達や広報などに余力がさけないため、今回のクラウドファンディングはプロボノ(社会人経験など専門知識を持ったボランティア)が主体となって1年の準備期間を経て実施しております。プロボノは、企業などで働く本業をもちつつ、宮城・仙台・横浜・東京等の国内だけでなくアメリカなど海外からも参加しており、毎週早朝にオンラインミーティングを重ねて広報策を企画したり、クラウドファンディングページの制作や、寄付者対応などを分担してやってきました。
寄付者からは「子ども達が安心していられるサードプレイスが守られますように。愛情やあたたかさが必要としている子ども達に伝わり、広がっていきますように。応援しています!」「主催者の方の東北大震災の経験をよみ、涙があふれました。当時はテレビやネットで見て思いを寄せ、祈りました。でもあのとき、私は寄付は出来なかった。今からでも、何かしら力になれたらと思い、寄付させて頂きました」「居場所がある。とても大切だと思います。今いる子供達が居場所から無事に羽ばたき、次にバトンタッチするという循環の為にも、長い継続を願っています」など、共感と励ましの言葉を多くいただいております。
代表の佐々木は、自身もシングルマザーとして2人の子どもを育てる中、地域の方々の支援を受けた経験から、2016年に経済的困難を抱えるひとり親家庭と子どもを支援するNPOを立ち上げました。今後は、サードプレイスの運営をしていきながら、ひとり親の就労支援や相談や見守り、食料支援などの事業によって経済的困難家庭の支援を拡げていきます。
まだまだサードプレイスについてご存じないお子さん、親御さんがいらっしゃいます。ぜひ報道の力で、この情報が必要なお子さん、親御さんへ届けていただきたく存じます。
【詳細情報】
・クラウドファンディング名:子どもたちの居場所「サードプレイス」から広がれ”愛情の循環”(Readyforにて実施)
・実施期間:2022年11月18 (金) ~ 2023年1月6日(金)
・目標金額:420万円(居場所の運営費1年分)
・達成金額:6,064,000円(達成率144%)
・URL:https://readyfor.jp/projects/storia_2022
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