- IP Blocklist APIとは
Spider AFの独自の分析とデイリーで100億件以上解析している広告配信のログデータを元にリスト化してブロックします。IP Blocklist APIをアドネットワークやDSP、SSP各社へ提供することで、JICDAQの定める無効トラフィック対策を可能とし、広告業界の健全性や透明性を高めることを目指して参ります。
・IP Blocklist APIに関して(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000031981.html)
◆D2C /近藤 和政 氏
D2Cは2022年4月1日、docomo Ad NetworkにおいてJICDAQより「ブランドセーフティ」および「無効トラフィック対策」の2分野で品質認証事業者に認定されました。docomo Ad Networkは株式会社NTTドコモのサービスサイトを中心とした信頼性が高いと認められるサイトを掲載先とすることで無効トラフィックのリスクを低減していますが、本取り組みを行うことで更なる無効トラフィックの減少が確認できました。D2Cでは引き続き継続的な品質確保に、積極的に対応してまいります。
◆Spider Labs / Product Manager 宮本雄大
この度IP Blocklist APIにおいて初めての導入事例をD2C様とご一緒できたことを大変嬉しく思います。もともとアドフラウドの少ないD2C様ですが、この取り組みによって更なる無効トラフィックの減少を確認しており、トラフィックの質向上に確かな効果が出ていると確信しております。
引き続きSpider Labsではデジタル広告業界の健全化に向けて取り組んで参ります。
- JICDAQが定める無効トラフィックとは
一般社団法人デジタル広告品質認証機構(以下、JICDAQ)は、下記の3つを無効トラフィックと定めています。(※1)
1. 無効なトラフィック/Invalid Traffic(IVT)
広告配信の品質の観点で広告の成果の測定値に含めるべきではないトラフィック。検索エンジンのクローラーのようなプログラムによる悪意のないトラフィックと、作為的にインプレッションやクリックを発⽣させる悪意のある不正なトラフィックがある。
2. ⼀般的な無効なトラフィック/General Invalid Traffic(GIVT)
既知のデータセンタートラフィックや検索エンジンのクローラー等、リストの適⽤または、その他の標準化されたパラメータチェックにより実⾏される、定型のフィルタリングで識別可能なトラフィック。
3. 悪意のある無効なトラフィック/Sophisticated Invalid Traffic(SIVT)
⼈によるトラフィックであるかのように偽装しているものなど、様々な種類の無効なトラフィック。不正に広告費を詐取することを⽬的としたアドフラウド(Ad Fraud)によって⽣じるトラフィックも含む。
- JICDAQについて
JICDAQは、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会、一般社団法人日本広告業協会、一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会の広告関係3団体によってデジタル広告の品質を第三者認証するために2021年4月に設立されました。デジタル広告関連事業者の「アドフラウドを含む無効トラフィックの除外」と「広告掲載先品質に伴うブランドセーフティの確保」に関わる業務プロセスの認証基準を制定し、それに沿った業務を適切に行っている事業者を認証し、デジタル広告市場が健全に発展することを目的に立ち上げられた認証機構です。認証された企業は社名を公開し広告プラットフォーマー、ツールベンダーが一丸となって。業界の透明性を担保することに邁進しています。また、理念に賛同するアドバタイザーの社名も公開することで、アドバタイザーとデジタル広告関連業者が協働して広告品質の向上を目指しております。
出典:JICDAQ 宣言(https://www.jicdaq.or.jp/about.html)
- 株式会社D2Cについて
NTT ドコモのメディアを中心とした広告事業を展開。デジタルを活用した総合的なマーケティ ングコミュニケーションを提供する D2C グループを擁する。 今回アドネットワークサービスでのブランドセフティ向上を目指し、Spider AFの導入をいたしました。
企業ページ:https://www.d2c.co.jp/
- アドフラウドとは
昨今、広告詐欺・広告不正の総称であるアドフラウドが社会問題として報じられることが多くなりました。アドフラウドの代表的な例としては、競合企業からの執拗な広告クリックを受け広告予算を消化させられたり、広告配信面を持っている悪意ある事業者が自社の広告配信面をクリックし広告収入を不正に得ていることなどが挙げられます。後者の悪意のある事業者の一例として記憶に新しい、著作権違反のコンテンツのアップロードを繰り返していた漫画村などが代表的な例としてあげられます。(※1)
Spider Labsはアドフラウドを検知・対策するツール「Spider AF」を提供し、アドフラウドという社会課題を解決することに努めております。サービスローンチ当初からアメリカの認証機関Trustworthy Accountability Group(以下、TAG)の不正防止(Against Fraud)部門においてAPAC及び日本初で認証されました。(※2)この国際基準であるTAGの認証は2022年も更新し、今回国内での新たな取り組みであるJICDAQの認証も取得した運びとなります。JICDAQの認証取得によって、我々はグローバルスタンダードを保持し、日本市場の不正対策のリーディングカンパニーとして広告業界の健全化に取り組んでまいります。
※1 逮捕された漫画村は、広告主からもお金を盗んでいた件。復活後の後継サイトにも注意。
(https://jp.spideraf.com/media/articles/ad-fraud-mangamura)
※2 【アジア初】デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関TAGの不正防止部門で認証を取得
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000031981.html)
- Spider AFについて
「Spider AF」は、広告出稿の際に必ず一定量発生するアドフラウドを検知・ブロックするツールです。アドフラウドは最大で広告費の20%発生しており、一方で発見することが難しいことから、定期的な検査が必要となっています。Spider AFではアドフラウドの被害額の無料診断が可能となっており、誰でも簡単にアドフラウド対策を行えるようタグ設置だけで自動で検知・ブロックすることができます。提供開始以降、アドネットワーク事業者様をはじめ、代理店様、広告主様まで広くご利用頂いています。 「Spider AF」は、デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の不正防止部門から日本及びAPACで初めて認証を取得しています。(※3)
そして、TAGの日本版といえるJICDAQの無効トラフィック対策認証も取得しております。JICDAQの認証取得によって、我々はグローバルスタンダードを保持し、日本市場の不正対策のリーディングカンパニーとして広告業界の健全化に取り組んでまいります。
また、2018年12月には日本初の複数事業者でブラックリストを共有する「SHARED BLACKLIST (シェアードブラックリスト、以下SBL)」の提供を開始しました。SBLは、自社またはサービスにおいて収集したアドフラウドの情報を共有することに賛同した事業者のみが共有できるブラックリストで、各社が一丸となって広告業界の健全化を目指す、新たなアドフラウド対策です。(https://jp.spideraf.com)
※3 【アジア初】デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関TAGの不正防止部門で認証を取得
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000031981.html)
- 株式会社Spider Labsについて
Spider Labs(スパイダーラボズ)は、日本発のサイバーセキュリティカンパニーです。メインサービスのアドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」は、デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の不正防止部門から日本及びAPACで初めて認証を取得しており、より信頼性の高い世界最高水準のアドフラウド対策を提供しております。直近では、高い成長性やグローバルを見据えた展開が評価され経済産業省が主導するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」に採択されました。「Building a Safer and Happier future with Automation」というビジョンの元、日本を始め世界中の不正の撲滅と不正対策のリーディングカンパニーとして広告業界の健全化とサービスの改善に取り組んでまいります。
URL:https://jp.spideraf.com/about-us
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Spider Labs PR/ 担当:小鹿
E-mail:pr@spideraf.com