丸菱製作所の製造業受発注プラットフォームが「第7回価値デザインコンテスト」にて経済産業大臣賞を受賞しました。

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株式会社丸菱製作所(本社:愛知県春日井市、代表取締役:戸松 精三、以下 丸菱製作所)は、日本青年会議所主催のピッチイベント「第7回価値デザインコンテスト」に参加。「ASNARO(アスナロ)」に関するビジネスプランが経済産業大臣賞を受賞し、専務取締役の戸松 裕登が2023年7月22日の授賞式に登壇しました。

  • 「第7回価値デザインコンテスト」で経済産業大臣賞を受賞

日本が抱える社会的な課題を解決するビジネスモデルや、そうしたソーシャルビジネスを推し進める企業の応援を目的とした「価値デザインコンテスト」。

公益社団法人日本青年会議所が主催するこのコンテストは、2023年度に7回目の開催を数えました。今回は113社から多種多様なビジネスプランの応募があり、丸菱製作所もそのうちの一社として自社サービス「ASNARO(アスナロ)」のビジネスプランを提案しています。

丸菱製作所のプランは6社を対象とする最終選考に選出され、2023年7月22日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された受賞式にて、経済産業大臣賞を受賞。「日本の経済や産業の継続および発展に寄与する事業を確立させた」という点が主に評価の対象となりました。

丸菱製作所は、ものづくり業界における需要に対して、供給者である加工技術を有した企業の取引規模が縮小しているという課題に対し、「ASNARO(アスナロ)」を通して加工技術に誰でもアクセスできるようオープンな環境を作りでアプローチをしています。加工技術というリソースをシェアする取り組みや、新たな価値創造に向けた姿勢が評価されたものとみられます。

「価値デザインコンテスト」公式サイト:https://www.jaycee.or.jp/kigyoushien-pf/outline/

  • ASNAROとは

「ASNARO(アスナロ)」公式サイト:https://asnaro.co.jp/about/

ASNAROは、製造業者が持つ製造技術を商品として扱い、売買を行うことができるプラットフォームサービスです。単なるマッチングサービスとは異なり、「技術」にフォーカスして取引を行うため、需要にぴったりと合った取引先を見つけることができます。

受託先を探す企業は、商社や仲介企業を通さず直接発注を行うことができるため、スムーズなやりとりや適正価格での発注が可能です。

  • 「ASNARO(アスナロ)」に込めた想いと社会的意義

「ASNARO(アスナロ)」は、ものづくり業界が抱える事業継続上の課題解決に向け、パートナーシップや連携といった深い関係のつながりではなく、技術の売買という気軽に使えるネットワークを用いるという観点からアプローチをしています。今回の受賞については、本プロジェクトの「日本の産業の継続や発展に寄与するプランである」という点が評価されたものとみられます。

【ものづくり業界が抱える課題】

「子に事業を継がせたくない」

継ぐ人がいない、子が継ぎたくないという悩みが多かった中小製造業の中で、そんな言葉を聞く機会が多くなってきたという悩みがあります。

積極的な設備投資を行っていた時代に導入された設備の多くは、設置からおよそ30年が経過したいま、寿命を迎えようとしています。

一方で、この30年で高単価な仕事は海外での現地生産化が進んだことから、日本国内では基礎技術を要する少量多品種・短納期・受注生産など負荷がかかる対応が不可欠となってしまいました。今まで主要顧客に頼る一本足経営で成り立ってきた過去の枠組みでは、この負荷分のロスを埋めることが難しくなってきた現状があります。

ただ、サプライチェーンは依然として強固な供給責任を持っているため、いたずらな顧客開拓や業界転換は難しいのも現実。新たに設備投資を行おうにも、大手メーカー中心のサプライチェーンだけではその費用を回収できないため、「次の世代に引き継ぐべきではない」という結論に至ってしまうのです。事実、2000年からの20年で加工を主とする職人企業は半減してしまいました。

【ASNAROの社会的意義】

このような状況下で、設備投資をしても事業を継続していけるようにするには、既存の商流をオープンにし新たな市場をつくることが必要不可欠です。

主要顧客のみならず、技術を必要としている事業者とオープンに取引できるようになれば、次の30年も事業を継続する展望が見えてくる企業も少なくないでしょう。

そこでリリースを決めたのが、「ASNARO」です。

本サービスを利用して技術の売買を行うことで、これまでブラックボックスとなっていた製造業の商流を見える化し、委託者と受託者が直接コミュニケーションを取りながら取引をすることができます。

私たちは、本サービスを通して商流の変革や事業継続の可能性拡大、ひいては「継がせたくない」と思う事業者の減少を図ります。現在、ASNAROの会員数は約260社(2023年7月時点)ですが、2025年までに丸菱製作所が拠点とする中部地方で本ビジネスを確立し、2027年には全国に展開することを目標としています。

  • 丸菱製作所について

設立70年来、エレベータ部品や工作機械部品製造を中心とした大型製品の一括加工を主要事業としてきました。大型設備や複数を自社で保有することで、一貫した生産体系を実現しているのが特長です。

2022年に行った製造業受発注プラットフォーム「ASNARO」のリリース後は、サービス運営・拡大や持続可能な社会の実現に向けた広報活動にも取り組んでいます。

【会社概要】

社名:株式会社 丸菱製作所

所在地:愛知県春日井市大手町字川内1045番地

代表取締役社長:戸松 精三

専務取締役(ASNARO(アスナロ)」担当):戸松裕登

創立:1953年4月1日

資本金:3,600万円

WEBサイト:https://www.marubishi-co-ltd.com

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