2019年4月の労働基準法改正によって追加された労働時間の上限規制。適用まで5年間の猶予を与えられていた建設業界も残すところ21ヶ月となり、今まさに建設DXが注目されています。しかし小規模企業が92.4%※を占める建設業界においては、ITソリューションの導入ハードルが高く、ゼネコンと協力会社との間でデジタル格差が生まれ始めています。
ルクレは仕事のツールとしても現場に広く普及したiPhoneに着目。小規模企業でも身近な端末1台で建設DXの推進に着手できるソリューションとして『蔵衛門クラウドApp』のiPhone版を開発しました。あらゆるプラットフォームでの利用を可能にし、個人事業主や一人親方など小規模な組織でもコストゼロでDXをはじめることができます。『蔵衛門クラウド』は業種/企業規模を超えて建設業界全体のDXを促進させます。
※参考:「経済センサス‐活動調査」政府統計の総合窓口(e-Stat)
【開発背景】
工事写真管理のリーディングブランドである『蔵衛門』は、わかりやすい写真管理機能を強みとして、業種や年齢、企業規模を問わず多くのユーザーの業務効率化を実現してまいりました。
その25年間で培った画像処理技術を元に2021年8月にリリースしたのが、現場共有アプリ『蔵衛門クラウド』です。“工事写真”を核に施工管理における建設DXのあり方を提案し、“現場全体”の生産性向上を支援しています。
建設業界では、2024年4月に施行される労働時間の上限規制に加え、いわゆる「2025年問題」により約90万人の働き手が不足するといわれています。次世代を担う職人の人材確保は業界全体における喫緊の課題です。特に中小企業にとって、対策は急務であるものの、ITツールの導入コストは大きな障壁となり、何も手をつけられていない企業が少なくありません。
建設DXは、特定の業務効率化を目指すだけではなく、現場の「みんなで」実現することが重要です。現場監督だけでなく協力会社、職長、職人も含めた“現場全体”で取り組まなければ、業務改革は実現できません。
そんな建設DXを施工管理の面から後押しするのが、今回の『蔵衛門クラウドApp』のiPhone対応です。
【製品特徴】
2022年4月にリリースしたiPad版『蔵衛門クラウドApp』同様に、電子小黒板の作成~撮影、写真・黒板・図面等のデータ共有ができます。導入の障壁となる端末の準備や初期費用を抑え、登録から最短30分で利用開始できる手軽さが特長です。iPad版『蔵衛門クラウドApp』や、専用端末『蔵衛門Pad DX』シリーズ、PCブラウザ版『蔵衛門クラウド』との連携が可能で、プラットフォームを問わず現場のメンバーとデータ管理・共有が実現できます。
また、アカウント登録から最大2ヶ月間「無料トライアル」を提供します。トライアル期間中は『プレミアムプラン』(月額600円~)で使えるすべての機能をお試しいただけるほか、専任スタッフによる遠隔サポートも完備。ITが苦手な人でも、現場でじっくりお試しのうえ、安心してご契約いただけます。初期費用は0円、最低契約ライセンス数もないので、小規模企業や現場判断での導入ハードルが低いことも大きな利点です。
● 現場監督から協力会社、発注者まで現場にかかわるすべての工事関係者との写真、黒板、図面などのデータ共有を実現
● 追加オプション費用なし。すべての機能が月額600円から使い放題
● AR黒板で、まるでその場に置いてあるかのように電子小黒板を設置できる
【対応端末】
『蔵衛門クラウドApp』はiOS13以上のiPhoneに対応。iPhoneで撮影した写真は、iPad(iPadOS13以上対応)や専用端末『蔵衛門Pad DX』などのタブレット、パソコン(Windows、Mac)でも閲覧できるので、発注者や事務方など現場にいないメンバーでも現場共有が可能です。
■『蔵衛門クラウドApp』iPhone対応機種
iPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 12 mini、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone XR,iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE (第2世代)、iPhone SE (第1世代)、iPod touch (第7世代)
▼iPhone/iPad専用『蔵衛門クラウド』新規登録ページ
【株式会社ルクレ】
株式会社ルクレは“デザイン×アイデア×ITで すべての人を次の世界へ”をミッションに掲げ、生活やビジネスなどさまざまなシーンにおける既存の考え・方法・癖(ユーザーリアリティ=UR)を理解し、ユーザーを軽やかに次の世界へと連れて行くサービスを提供します。ルクレのコア技術「Image DX Cloud」を事業の核とし、独自画像解析AIと画像処理技術によって、UR指向のUXをデザイン。工事写真事業「蔵衛門」、スクール写真事業「みんなの写真屋さん」、ライフ写真事業「ZUISO」等、幅広いサービスによりDXを実現しています。
代表取締役:有馬 弘進(ありま ひろのぶ)
会社設立:1995年9月20日
事業内容:Image DX Cloud を B to B / B to C 展開
公式サイト:https://lecre.jp
※ 「蔵衛門」は、株式会社ルクレの登録商標です。