インテック、伊予銀行に「グループ企業間連携CRMサービス」を導入

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 TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡隆之、以下インテック)は、株式会社伊予銀行(本店:愛媛県松山市、取締役頭取:三好賢治、以下伊予銀行)に、伊予銀行を含むグループ各社で相互に情報共有ができる「グループ企業間連携CRMサービス」を導入し、4月から利用開始することを発表します。
<「グループ企業間連携CRMサービス」のイメージ画面>
 ※イメージ画面は、サンプルです。

■導入の背景
 
伊予銀行は、2022年10月に「いよぎんホールディングス」を発足し、伊予銀行を含むグループ各社で、顧客情報や営業情報の共有を強化することによって、グループ一体での営業を促進し、営業効率や顧客提案品質を向上したいと考えていました。
 そこで、伊予銀行が10年以上利用しているインテックの「F³(エフキューブ)CRMサービス」と連携が可能であり、各社が保有する情報をグループ全体で共有し、グループ全体でのリレーション構築や最適な商品・サービスの提供が実現できる「グループ企業間連携CRMサービス」の導入を決定しました。

■「グループ企業間連携CRMサービス」の採用ポイント
 伊予銀行は、インテックが構築したCRMサービスを現在利用しており、既存サービスとの親和性や、伊予銀行のシステムやデータに関するインテックの知見、今後のグループ戦略の進化に合わせて継続的に機能追加できる「グループ企業間連携CRMサービス」の拡張性を評価し、採用に至りました。
 伊予銀行を含むグループ各社での、「グループ企業間連携CRMサービス」を活用した情報共有のファーストステップとして、情報共有の対象を法人顧客に限定し、顧客の事業に関する情報、グループ収益などの営業情報が一目で分かる顧客ポータル画面や、グループ各社の顧客との商談状況を共有できる機能を、クラウドサービスとしてクイックに導入できます。

■「グループ企業間連携CRMサービス」の特長
①既存のCRMサービスとの連携による情報の一元管理
 
「グループ企業間連携CRMサービス」で登録した営業情報は、銀行でご利用頂いている既存のCRMサービスとの連携が可能であり、グループ全体で情報を共有することができます。また、CRMサービスから「グループ企業間連携CRMサービス」へ機能単位で直接アクセスすることも可能です。
②データガバナンスへの対応
 
グループ各社に対するデータガバナンスに対応しており、データの内容によってグループ各社への公開/非公開を設定し、情報を管理することができます。また、これまでインテックが金融機関向けCRMシステムの提供で培ってきた知見をもとに、金融機関グループの情報管理に必要なデータモデルを標準で提供するため、導入にかかる負荷も最小限でクイックにスタートできます。
③データ連携の柔軟性・拡張性
 多様なデータ連携手段(ファイル連携、API連携など)に対応可能です。既存のCRMサービスやグループ各社のシステムなどから連携するデータを蓄積することで、顧客の事業に関する情報やグループ収益などグループ全体で保有している顧客情報を、総合的に時系列で可視化することができます。
④利用者管理
 銀行の既存CRMサービスの利用対象者に限らず、グループ各社の利用者を「グループ企業間連携CRMサービス」で利用登録や固有の権限設定が可能であるため、グループ全体の利用者管理ができます。
⑤顧客管理
 グループ各社で管理されている顧客情報を、本サービス固有の体系で新たに統合顧客番号を採番し、グループ各社の顧客を名寄せしてグループ全体での顧客情報管理を可能にします。

■今後の展開
 「グループ企業間連携CRMサービス」は、金融機関を含むリース会社やカード会社などのグループ各社間で顧客情報や営業情報の相互共有が可能なクラウドサービスです。今後、顧客ポータル画面のカスタマイズ機能の追加や、グループ各社の固有情報の可視化などの拡張を検討しております。
 インテックは、豊富な業務ノウハウやネットワーク・セキュリティ技術をもとに、金融機関向けに営業生産性向上につながるサービスを拡充し、行内業務のDX化や金融機関が抱える顧客の課題解決を支援します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

「F³(エフキューブ):Flexible Financial Frontier」について
https://www.intec.co.jp/service/detail/f3/
 インテックが提供する金融機関向け総合情報系ソリューションの総称です。CRMシステム、コールセンターシステム、ローン自動審査システムなどを業務機能の体系化と業務単位のコンポーネント化で、合理的なシステム導入と拡張性を実現した金融機関向け「統合型CRMシステム」です。F³(エフキューブ)は豊富な導入実績と確かな技術および業務ノウハウの蓄積により、情報の一元管理、法人企業の事業性評価、商流の把握など営業推進支援を目的とした業務の効率化と高度化を実現しております。

株式会社インテックについて(https://www.intec.co.jp/
 お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。

TISインテックグループについて
 TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

◆本サービスに関するお問い合わせ先
株式会社インテック バンキングビジネス事業本部 事業企画部 担当:松田
E-Mail:f3_pr@intec.co.jp

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