また本実証は、2022年3月に二子玉川ライズで実施した技術実証実験(注)を踏まえ、一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ(所在地:東京都世田谷区、代表理事:佐藤 正一、以下 二子玉川エリアマネジメンツ)と二子玉川商店街振興組合の協力のもと、二子玉川エリアマネジメンツが運営する多摩川河川敷活用プロジェクト、地域の有志による街情報プロジェクトなど二子玉川エリアのさまざまな活動と連携する参加型コミュニティ実証として展開、地域の皆さまに実証に参加・体験いただく主な場として以下の機会を活用いたしました。
■2022年11月3日:二子玉川西地区ふれあい広場
・フタコハートストリート9「FUTAKO HEART STREET DAY」(二子玉川商店街振興組合)
■2023年2月10日:東京都市大学 二子玉川夢キャンパス/オンライン併設
・二子玉川を愛し学びあう交流会
~二子玉川5Gコミュニティプロジェクト意見交換会と基調講演「二子玉川の歴史と未来」~
■本実証について
1.取り組みの背景
・本実証は、東京都が推進する5G技術活用型開発等促進事業「Tokyo 5G Boosters Project」の開発プロモーターとして採択されたインフォシティグループが展開する、支援先スタートアップ企業が主体となる都市と地域のDX推進プロジェクト「DX Yourself」の地域参加型コミュニティ実証です。
・21年度の実証では、KDDIが提供する360度のVR空間を自由に歩き回れる「au XR Door」や、Connected DesignのIoTセンサー、MasterVisionsの自由視点映像などの各社の技術を、テレポートが提供するコミュニティエンジンに統合することに成功しました。
・今回は21年度の取り組みの成果を踏まえ、二子玉川エリアマネジメンツの協力のもと、二子玉川ライズだけでなく、二子玉川エリアのさまざまなフィールドで実証を実施しました。
2.実証内容
(1)概要
21年度の技術実証の内容をもとに、二子玉川の河川敷・商店街での取り組みや街情報プロジェクトへの試行的な適用方法を二子玉川エリアマネジメンツなどの地域関係者と協議、地域の取り組みのなかに支援先スタートアップ企業の技術を活用していく形で実証を推進しました。
地域関係者が当事者として参加する本実証を実施でき、意見交換会を通じて、次年度以降の社会実装の方向性を確認するとともに、幅広い地域連携ネットワークを確立することができました。
(2)検証項目
・スタートアップ企業4社およびKDDI技術の連携によるコミュニティ受容性の検証
・地域関係者が当事者となる5G関連技術を活用した地域DXアプリケーションの可能性の検証
・DXアプリケーション提供による地域連携ネットワークの醸成
(3)検証環境
5Gの通信環境と5G対応スマートフォン、IoTセンサー、自由視点映像撮影システムなど
(4)実施場所
・二子玉川ライズ
-東京都市大学 二子玉川夢キャンパス
-二子玉川ライズS.C.内 6フロアの客用トイレ
・二子玉川西地区ふれあい広場
・二子玉川商店街
・多摩川河川敷
(5)実証実施日
2022年10月~2023年3月
(6)各社の役割
・インフォシティグループ:全体取り纏め
・テレポート、MasterVisions、Connected Design、ビヨンドブロックチェーン、KDDI:技術提供
・東急、二子玉川エリアマネジメンツ、二子玉川商店街振興組合:実証エリアの調整・提供
3.今後の展開について
今後は、地域関係者の皆さまにスタートアップ企業が提供する機能を使っていただき、地域活動のDXを当事者として活用いただく実証実験を進めるとともに、地域コミュニティでの自立的な社会実装や商業施設などにおける商用化を目指した取り組みを推進していく予定です。
また、これまでの取り組みや今後の展開についてはインフォシティグループが運営するWebサイトDevcafe(https://devcafe.org/)で発信いたします。
(注)2022年3月22日 プレスリリース
二子玉川ライズで都市DXプラットフォームの技術実証に成功
~AR・VRナビによる直感的なリアルタイムの情報取得や、離れた場所から自由視点映像でレッスン参加が可能に~(URL:https://news.kddi.com/kddi/corporate/topic/2022/03/22/5949.html)
以 上