DataLabs、NEXCO中日本が主催するビジネスコンテストで優秀賞

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DataLabs株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田尻 大介、以下DataLabs)はこの度、中日本高速道路株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長CEO: 小室 俊二、以下NEXCO中日本)が運営するイノベーション交流会が開催する「高速道路DXアイデアコンテスト」にて優秀賞に採択されたことをご報告いたします。DataLabsは今後、NEXCO中日本と、高速道路の保全管理に関する連携を模索して参ります。

  • デジタルツインの社会実装を目指し、一気通貫でソリューションを提供

DataLabsのミッションは「デジタルツインの社会実装」を通じて、最適化された社会の実現に資することです。近年、建設業や都市開発、交通、エネルギーインフラ等の業界において、生産性向上の手段の1つとしてデジタルツインの構築・活用が急務となっています。
DataLabsは三次元計測にも対応しつつ、点群データの自動三次元モデリング及び、熱流体や気流、構造解析等の各種シミュレーション機能をSaaSで展開。UI/UXを充実させ、デジタルツイン実現のハードルを極限まで低減します。

  • DataLabsの提案内容

建設業界においては、労働人口の不足や生産性向上のためICT技術の利活用が急務とされ、国土交通省においても2023年度から発注案件にBIM/CIMを原則適用する等、三次元データをはじめとするICT技術の社会実装に対するニーズが高まりを見せています。今回のコンテストについても、インフラの老朽化などが顕在化するなかで、安定的かつ効果的・効率的な高速交通サービスを提供するアイデアが募集されました。

DataLabsは、点群データの自動モデリングツール「Modely(モデリー)」やあらゆる三次元データの可視化・共有ツール「LinkedViewer」の要素技術を用いて、高速道路構造物の状況把握の効率化や、変状データ分析・維持修繕計画策定の高度化をご提案させていただきました。

  • イノベーション交流会及び高速道路DXアイデアコンテストについて

イノベーション交流会は、次世代技術を活用した革新的な高速道路保全マネジメント「i-MOVEMENT(アイムーブメント)」の実現に向けて、コンソーシアム方式によりオープンイノベーションを推進する組織として、2019年7月にNEXCO中日本が設立しました。

結果発表|イノベーション交流会
イノベーション交流会は、NEXCO中日本が「i-MOVEMENT(アイ・ムーブメント)」の実現に向けて、 コンソーシアム方式によりオープンイノベーションを推進する組織として設立しました。

今回の「高速道路DXアイデアコンテスト」ではイノベーション交流会が、DXにより、高速道路保全事業運営を変革する新たな業務手法を創出する一環として、NEXCO中日本グループやイノベーション交流会会員が保有するデータ等を活用したアプリケーションやアイデアを募りました。

静岡県富士山南東部伊豆東部河津七滝ループ橋のMMS点群データを用いて半自動モデル化を実施 使用データ:VIRTUAL SHIZUOKA MMSデータ、©静岡県静岡県富士山南東部伊豆東部河津七滝ループ橋のMMS点群データを用いて半自動モデル化を実施 使用データ:VIRTUAL SHIZUOKA MMSデータ、©静岡県

自動生成した直方体モデル(橋脚部分:左上)と平面モデル(道路舗装部:右下)自動生成した直方体モデル(橋脚部分:左上)と平面モデル(道路舗装部:右下)

LinkedViewer上で上記のMMS点群データを自動で位置合わせしてプロットした状態LinkedViewer上で上記のMMS点群データを自動で位置合わせしてプロットした状態

 

  • 点群データの自動モデリングツール「Modely(モデリー)」について

計測した点群データを弊社プラットフォームにアップロードし、クラウド上で自動解析。対象を画面上でクリックするだけで、自動で三次元モデルが作成可能です。
現在、Modelyの要素技術を用いた配筋検査の効率化を目指した国土交通省中部地方整備局様との実証や複数の建設会社様との実証実験等を進めてさせて頂いております。本実証実験で得られた成果を基に、各関係会社様や現場等でModelyを利用頂き、業務の効率化・高度化を実現して参ります。また、あらゆる施工現場における配筋検査等の効率化のため、全国の建設業界の企業様等に向けてサービス展開も図って参ります。

  • あらゆる三次元データや帳票等の共通基盤化ツール「LinkedViewer」について

製品版リリース時期:8月末目途

点群データや三次元モデル、二次元CAD図面等を、ブラウザ上で容易に閲覧・共有できるWebGISツール。設計モデルに点群データを重畳表示したり、関係者間で任意箇所にコメントしたり設計データを格納・共有して進捗管理をすることが可能です。ブラウザ上で距離や面積等も計算でき、現況点群と設計モデルの差分ヒートマップ表示や土量計算機能、出来型管理機能も実装予定となっています。LinkedViewerについても現場状況を効率的に把握・共有するツールとして国土交通省中部地方整備局様との実証を行っており、今年度中に成果を創出してNETIS登録も行っていく予定です。

  • DataLabs代表取締役 田尻大介コメント

DataLabsは「デジタルツインの社会実装」を通じて、最適化された社会の実現に資することをミッションに掲げております。
高速道路インフラの維持管理変位状況把握に、弊社の要素技術が寄与できると考え、コンテストに応募させていただきました。
この度、優秀賞を受賞させていただき、大変嬉しく思っております。今後、高速道路インフラの維持管理業務の効率化や安全、安心なサービス提供に寄与すべく、NEXCO中日本様との連携を模索させて頂ければと考えております。

【会社概要:DataLabs株式会社】
三次元点群データの自動モデリングから熱や気流、構造解析等の各種シミュレーションまでをSaaSで提供。計測サービスを含め一気通貫で展開

設立:2020年7月
代表取締役:田尻大介
所在地:〒103-0024
東京都中央区日本橋小舟町8-6 H¹O 日本橋小舟町 709

プロダクトに関するお問い合わせ:
info@datalabs.jp

リリースに関するお問い合わせ:
広報担当 山田 薫
kaoru.yamada@datalabs.jp
Tel :03-6810-8520(代表)
 

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