また、2023年2月からは、自販機に設置する予定の「映像AIサービス」を活用し、利用率向上に向けた実証実験を実施することとしております。
サステナブル冷凍自動販売機「東北うまいもの食堂」は、社会課題であるフードロスの削減と、カーボンニュートラルへの取り組みとして、東北電力とかね久が設置・展開しているものです。
また、非対面型の販売手法は、新型コロナウイルスの影響による非接触ニーズに応じて、注目が高まっている状況にあります。
このような背景を踏まえ、東北電力と「インフラ事業の業務効率化および地域課題解決の取り組みに関する連携協定」を締結しているNTT東日本を加えた3社は、仙台市内のNTT東日本敷地内に自販機を設置し、本日、フードロスなどに配慮した冷凍加工食品の販売を開始いたしました。
さらに、2023年2月に、自販機の利用率向上を図る実証実験を開始することとしております。
実証実験では、自販機及び設置場所壁面の2カ所にカメラを設置し、そのカメラの映像とNTT東日本が提供する「映像AIサービス」※1を連携させることで、商品の購入者のほか、周辺の通行者の属性情報を取得・分析いたします。その結果を踏まえ、消費傾向に合せた新商品の開発などにより自販機の利用率向上を図り、更なるフードロス削減への貢献を目指してまいります。
2. 自販機の設置概要
(1)設置場所
NTT東日本青葉通ビル前
(仙台市青葉区一番町2丁目8-1)
(2)商品の販売開始日
2022年12月15日
3. 各社の主な役割
・NTT東日本
自販機設置場所の提供
実証実験におけるデータ収集・分析、とりまとめ
・東北電力
自販機で使用する電力にJ-クレジット※2を活用するマネジメント等
・かね久
自販機で販売する新商品の開発、商品の補充・入れ替え等
4. 実証実験(予定)
(1)期間
2023年2月上旬~2023年5月上旬
(2)取得する情報
・人数(画像内で”人物”が検出された数)
・日時(画像内で”人物”が検出された日時)
・属性(推定される性別・年齢)
本実証の実施にあたっては、プライバシーに十分配慮し、「カメラ画像利活用ガイドブック」に基づいた管理や運用を行うなど、個人情報保護法をはじめとした関係法令を遵守した対応を行います。本実証では、冷凍自販機に設置したカメラで取得した映像から、即時にお客さまの特徴を示すデータを抽出し、そこから推定する性別、年代の情報を取得します。カメラで取得した映像は、性別、年代の情報取得後に即時に破棄しますので、活用するデータには個人を特定する情報は一切含まれません。
なお、分析結果は、個人を特定しない統計情報として、本実証の参画各社に提供することがあります。
(3)カメラ設置位置・撮影エリア・設置場所イメージ
以上
※1 エッジサーバ型映像解析映像AIサービス( https://business.ntt-east.co.jp/service/eizou-ai/ )
※2 省エネルギー設備の導入、再生可能エネルギー利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理による
CO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度
<参考>サステナブル冷凍自動販売機の展開について-再エネ由来のJ-クレジットを活用したフードロス冷凍加
工食品の販売-
(東北電力プレスリリース https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1229145_2558.html )