Tupl は、NTTドコモと基地局アンテナチルト角 自動最適化ソリューションのトライアルを実施

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Tupl NTTドコモと基地局アンテナチルト 自動最適化ソリューションのトライアルを実施

BELLEVUE, Washington – 2022年12月2日 – Tuplは、株式会社NTTドコモ (以下、ドコモ) と基地局アンテナ チルト角の最適化ソリューションのトライアルを実施しました。

現在基地局アンテナチルトについては、電波の状況や複数のセルの関係性を考慮しながら、無線のエンジニアにて様々なチューニングを行い、最適な角度を設定しています。Tupl RF Shapingは、端末位置情報や無線の関連データ等から、深層強化学習を行い、最適なチルト角を計算します。これにより、周波数の有効活用、セル内電波状況の改善、干渉削減、ユーザー品質向上等が可能になります。

今回ドコモと共同で、強化学習の報酬の与え方に新たな工夫を行い、エリアカバレッジやエリア内のキャパシティ改善などを評価するトライアルを実施、効果を確認しました。本成果は今後同ソリューションに機能実装され、グローバルに販売、展開を実施する予定です。

ドコモの無線アクセス開発部長、増田 昌史 氏は次のように述べています。「今回、基地局アンテナのチルト最適化のトライアルで素晴らしい成果を得ることができました。本成果は両社の技術的な強み、すなわちTuplの深層強化学習によるネットワーク最適化の知見と、ドコモの移動通信事業者としての経験を活かしたものであり、我々の共創の結果であると考えています。」

TuplのCEO、Petri Hautakangasは次のように述べています。「今回のNTTドコモとのトライアルをもって、RF Shapingソリューションを更に進化させる事ができました。現在基地局チルトの調整については、多くの通信事業者が多大な労力とコストを使って調整しており、本ソリューションにより世界中の通信事業者のプロセスの効率化と品質を向上させていきたいと考えています。」

Tuplのアジア太平洋地域責任者、Tupl Japan合同会社代表の菅野 真一は次の様に述べています。「今回のNTTドコモとのトライアルは、無線の最適化の自動化、発展に向けた大きな一歩だと考えています。現在セルや周波数は非常に複雑になっており、また、時々刻々と変化するトラフィックに最適に対応していく為にもこうしたソリューションは今後必須になると考えております。」

Tuplについて詳しくは、www.tupl.com をご覧ください。

【Tupl社について】
通信、ビッグデータ、AIのエキスパートによって2014年に設立、AIを活用したネットワーク運用の自動化により、通信業界にデジタルトランスフォーメーションを実現。 AIエンジンであるTuplOSを用いて、機械学習やその他の機能を利用、米国、日本、ヨーロッパなどの通信事業者のネットワークおよびカスタマーケア運用の自動化とイノベーションサイクルを高速化。
URL : https://www.tupl.com/
 

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